サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
都知事選
creativecommons.jp
Brigitte Vézina 2020年4月21日 オープンアクセス(OA)の利点は疑いようがなく、すべての学術分野および科学研究においてさらに明白になっている。学術出版物(*1)を自由かつ開かれたかたちでアクセスし、再利用も可能にすることで著者が広く認知されやすくなり、資金提供者による投資の効果が大きくなり、他の研究者および社会全体がアクセスできる知識が増える。このようなオープンアクセスの明らかな利点にもかかわらず、研究者の中には、研究公正を保護するためという誤った信念から、自身の研究論文をより制限の強いライセンスで公開している者がいる。 不正行為、複製、盗用、エッセイ・ミル(レポート作成会社)の利用などといった、学術におけるあらゆる不正は、世界中の学術コミュニティにおいて重大な問題であることは間違いない。しかしこの問題はデジタル技術や(CCライセンスなどの)オープンライセンスが登場す
オープンアクセスに強く懐疑的な人たちさえも困惑させたニュースが出た。「トランプ対ベルリン」という見出しのもと、ドイツのWelt am Sonntag新聞は、トランプ大統領が「アメリカ合衆国のためだけに」COVID-19ワクチンを確保するべく、ドイツの製薬会社CureVacに対し10億ドルの支払いを提案したことを報道したのだ。 これに対し、ドイツの保健相のJens Spahnは、そのような取引は「ありえない」と述べ、ドイツの経済相のPeter Altmaierは「ドイツは売り物ではない」と話した。特に憤慨したのがオープンサイエンスを推進している人々だ。Trinity College DublinのLorraine Leeson教授は、「今はこのような行動を起こすようなときではない。これは有意義な対応をするために今やっている #OpenScience の活動に逆行する行為だ。今は排他的な行動で
CC0について ― “いかなる権利も保有しない” CC0 とは、科学者や教育関係者、アーティスト、その他の著作権保護コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするものです。CC0によって、他の人たちは、著作権による制限を受けないで、自由に、作品に機能を追加し、拡張し、再利用することができるようになります。 CC ライセンスが、権利所有者に著作権を残しながら、再利用の許可を選択できるものであったのに対して、CC0は別の新たな選択肢を提供します。作品の作者に自動的に付与されてきた著作権やその他の占有権を放棄するという選択肢です。他のCCライセンスと異なり、「いかなる権利も保有しない」という選択肢を与えるものです。 なにが問題か 著作権保護期間が切れる前の作品をパブリック・ドメインにすることは、不可能とは言えないまでもとても難しいこと
2017年、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは、『CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC』と題して一連の企画を実施してきました。 富山市八尾町に伝わる民謡「越中おわら節」の演奏を録音して、それを元に2組のアーティストによるリミックスを制作、その両方にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを付けて公表するというのが基本的な内容なのですが、そこから派生した一連の企画も展開してきました。 まとめとして各々のリンクを以下に掲載していますので、気になる内容がありましたらご覧いただけましたら幸いです!伝統文化が新たな創造へと繋がって行く可能性、そしてCCライセンスの可能性と限界を探る連続した試みです! 「越中おわら道場」による演奏の録音と、VIDEOTAPEMUSIC、colorful house bandによるリミックス 演奏を録音さ
Peter Jonas 2017年6月30日(原文投稿日) この記事はOpenScoreのPeter Jonasによるゲスト投稿です。OpenScoreはKickstarterを通じて始まった、楽譜をCC0のもとで公開する先進的なプロジェクトです。CC0の詳細はこちら。文化資産組織にとってのCC0と、その活用効果を知りたい方はニュースレターへの登録を。 OpenScoreは、モーツァルトやベートーヴェンらパブリックドメインとなっているクラシック音楽の楽譜を、クラウドソーシングを通じてデジタル化しようという先進的なプロジェクトです。ウィキペディアやプロジェクト・グーテンベルク、オープンストリートマップなどの大規模なクラウドソースプロジェクトは知識の民主化に多大な貢献をしており、人々に情報と力を与えてきました。 OpenScoreは、歴史的に最も影響力のある作品を、紙媒体からインタラクティブ・
悲しいお知らせですが、私たちの友人でありCCシリアのプロジェクトリーダー、そしてオープンソースの開発者であるバッセル・ハルタビルが、先ごろ、シリア政府によって処刑されました。ご冥福をお祈りするとともに、バッセル・ハルタビル記念基金を設立したことをお知らせします。 同基金は、遺族の要望のもと、フリーカルチャーの熱心な推進者であったバッセルのスピリットを受け継ぐべく設立されました。CCも基金に賛同し、1万ドルを寄付しました。また皆さんからの寄付を広く歓迎します。 同基金への寄付は、アラブ世界におけるコミュニティ構築やリーダー養成プロジェクトなどに使われます。また、新しいクリエイションと歴史的文物のデジタル保存や共有、リミックスのサポートのためにも使われます。いずれもCCの、そしてバッセルが関わった他のコミュニティのミッションと深く関わるものです。 基金の詳細はBassel Khartabil
音が持つ「質感」という名のDNA 富山県富山市八尾町に伝わる民謡「越中おわら節」の演奏を録音して、それを元に2組のアーティストによるリミックスを制作、その両方にクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を付けて公表するという今回の企画。 vol.1では「越中おわら節」を録音させていただいた「越中八尾おわら道場」の代表、庵進さんの、vol.2ではリミックスを制作していただいたVIDEOTAPEMUSICさんのインタビューをお届けしました。 今回のvol.3では録音した「越中おわら節」の一節をターンテーブルでループさせながら、その上に楽器とMICを重ねていくことでサウンドを再構築したcolorful house band、その中心人物であるDJ KENSEIさんのインタビューをお届けします。制作過程のお話や、サンプリング、土地と音楽の関係、CCライセンスの今後など、ぜひ音源を聴きな
なぜ私たちは、富山市八尾町へ? 今回クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは、富山県富山市八尾町に伝わる民謡「越中おわら節」の演奏を録音して、それを元に2組のアーティストによるリミックスを制作、その両方にクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を付けて公表するという試みを行いました。 この企画の背景には、実践を通じてCCライセンスの<可能性>と<限界>を検証するとともに、デジタルと親和性の薄い、地域・伝統文化との良い関係性の持ち方を模索したいとの思いがありました。 もっとライトに表現をすれば、日本の伝統文化は近くて遠い存在であり、リミックス等にそこまで多用されてはいないと感じていたので、日本の伝統文化とフラットに接して、模索しながらリミックスを行うことで、新鮮な音楽や刺激的な創作の連鎖が起きるのではないか、と思ったことが一番大きなモチベーションだったりします。 このような思いを
小説の投稿サイトは大小、ジャンルさまざまなものがありますが、星空文庫は「作家でごはん!」という小説家志望者などが集まるコミュニティ・サイトのサービスとして立ち上げられたものです。 星空文庫には、オンラインコンテンツをめぐる制度やトレンドに目配りが効いた特徴がいくつかあります。電子書籍用のフォーマットであるePubで作品をダウンロードできる機能、コンテンツに性的、暴力的表現が含まれるか、全年齢向きかどうか、などについて投稿者が自らレーティングを行い(ICRAに準拠したレーティングになっています)、読者が作品を選ぶ際にそれを参考にできる機能、作品のURLが短くTwitterなどで扱いやすいこと、などです。 このような特徴のひとつとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを投稿者が付与できる機能があり、例えばCC BY-SAの作品のみをピックアップするなどというように、読者もライセンスを基準に
このたび、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンではCCライセンスバージョン4.0の日本語版ドラフトを作成いたしましたので、公開し、本日より1ヶ月間パブリックコメントを実施いたします。 CCライセンスバージョン4.0について CCライセンスバージョン4.0は、2011年ワルシャワで開催されたクリエイティブ・コモンズの国際会合において公式に検討が開始され、メーリングリストやウィキ、国際会議などを通じて意見、要望などを集約し、策定したものです。主な変更点には、以下のような点が含まれます。 クレジット表示など表記義務に関する規定を集約してわかりやすくする 著作権以外の権利の扱い(データベース権など)を拡大してライセンスの対象になっている作品・資料などを利用しやすくする 世界的に統一された文面を作成し、ライセンスの一貫性を向上させる コメントの方法について ドラフトに関してご意見、ご質問がございました
2013年4月、月刊「モーニング・ツー」誌(講談社)に連載中の漫画『聖☆おにいさん』(作:中村光)のアニメ映画公開にあたって、第1話「ブッダの休日」4ページ分の原稿データが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-改変禁止2.1(CC BY-ND 2.1 JP)のもと提供されました。 『聖☆おにいさん』は、“世紀末”という大仕事を終えたブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、東京・立川の安アパートをシェアして暮らす日常を描いたコメディ漫画。累計1000万部を超える大ヒット作品ながら、アニメ映画公開にあたって、さらに多くの読者に原作を知ってもらいたいという編集部と原作者の意向で、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用に至ったそうです。また、本作が「口コミ」で広まりやすい作品であったため、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用によって、ブログに転載されるといったその後の展開も
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、本日、内閣官房TPP政府対策本部の行っている意見募集に対して、以下のとおり意見を提出しましたので、ご報告いたします。 ************** クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、ThinkTPPIPの一構成メンバーとしてすでに意見を提出しているところであるが(http://thinktppip.jp/?p=196)、その内容に重複しない部分について、以下、知的財産についての意見を提出する。 著作権保護期間の延長については、2005年から2009年まで文化審議会著作権分科会で検討され、賛成反対双方の意見の隔たりが大きいとして見送られたものである。米国や欧州などがすでに延長しているのは事実であるが、実際にこれらの延長した国において、著作権保護期間の延長によって創作が増えた事実は認められておらず、逆に、孤児著作物の増加等の問題が表面化している。現実に
CCJPブログ (報告)シンポジウム“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が開催されました Tweet 2013年07月05日 | Twitterでつぶやく | TPPの知的財産権協議の透明化を考えるフォーラムの公開セミナー“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が、6月29日、開かれた。 司会のメディアアクティビスト・津田大介氏のほか、赤松健氏(漫画家、Jコミ代表取締役)、太下義之氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員/芸術・文化政策センター長)、富田倫生氏(青空文庫呼びかけ人)、野口祐子氏(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)、八田真行氏(駿河台大学経済経営学部専任講師)、福井健策氏(弁護士、日本大学芸術学部客員教授)が登壇。会場は、ほ
2013年3月27日に開催された文化庁の第8回コンテンツ流通促進シンポジウム『著作物の公開利用ルールの未来』において、文化庁が2007年から検討を開始していた、文化庁独自の意思表示システム(ライセンスシステム)であるCLIPシステムの公開を中止し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の普及を支援することを表明しました。これは、2011年度に行われた「意思表示システムの在り方に関する調査研究」の結果を受けたものです。その理由としては、調査研究の報告書に記載されているとおり、(1)検討を始めた2007年頃と比較して、2012年時点で世界中で爆発的にCCライセンスの普及が進んだこと、(2)CLIPシステムの主な利用者として想定していた教育機関や公的機関においてもCCライセンスの採用が世界的に進んでいること、(3)完全ではないものの代替可能な優れた仕組みが普及したことで、必ずしも
政府の持っている情報(データや著作物など、ありとあらゆる情報)を広く公開して国民に活用してもらい、経済活性化につなげていこう、また、同時に行政の透明化を図ろう、という理念から、政府情報をオープン化して、インターネット上で二次利用可能な形で公開する動きが世界中で始まっています。欧米では特に、税金を払って作られた政府のデータは、もともとは国民のものではないか?そうだとすれば、国民に還元して当然ではないか?という意識がとても高いため、ビックデータ時代の到来を背景にしてこのような動きが高まってきたのは、とても自然なことかもしれません。 こうした取り組みは、オープンガバメント、オープンデータなどと呼ばれることが多く、欧米をはじめ世界中に例があります。たとえば、2009年12月に米国のオバマ大統領が就任後の目玉政策のひとつとしてOpen Government Initiative を発表し、2010年
Tweet 2013年02月28日 | Twitterでつぶやく | 国立情報学研究所が開発している情報教育教材「ヒカリ&つばさの3択教室シリーズ」のウェブサイトが、このたびリニューアルされました。 「ヒカリ&つばさの3択教室シリーズ」は、ウェブブラウザ上で動作する、インタラクティブな学習コンテンツです。現在公開されている2種類のコンテンツのうち、「ヒカリ&つばさの情報サバイバル3択教室」がCCライセンス(表示—非営利—改変禁止)の条件に基づいて利用可能となっています。 大学生の会話によって展開するストーリーを3択形式で進めていくことで、情報セキュリティに関する知識が自然に身につくように設計されており、すでに各種教育機関等における情報教育教材としての活用が進んでいます。ぜひ一度、ご覧ください。
クリエイティブ・コモンズの10周年を記念した音楽イベントを12月22日(土)に開催!CC 10th Anniversary Party!! Date/2012.12.22(Sat)@SuperDeluxe六本木 OPEN/17:00 CLOSE/23:00 DOOR/¥2500 予約メールを送る CC10周年記念! 2012年12月、クリエイティブ・コモンズ(CC)が誕生から10周年を迎えます。そこでCCに関心を持って下さる日本の皆さんをお誘いして、アニバーサリーイベントを開催します! 当日は日本でCCライセンスを活用したり、オープンな創作活動を行っている様々なアーティスト、クリエイターの方々をお招きし、音楽、トークセッション、アートパフォーマンス等のライヴや、CCライセンスを実際に体験できる参加型企画など、盛りだくさんな内容を予定しています。 タイムスケジュールは下記をご覧くださ
Tweet 2012年10月18日 | Twitterでつぶやく | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、11月1日(木)に、「出版社の新しい著作隣接権を考えるシンポジウム」を、下記のとおり開催いたします。 みなさま、ぜひお誘い合わせのうえ、ご来場ください。 【企画趣旨】 現在、「印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会」において、出版社に対し、いわゆる著作隣接権を付与する議員立法の検討が進んでおり、来年の通常国会への提出を目指しているとの報道もなされています(http://www.shinbunka.co.jp/news2012/06/120625-01.htm)。その狙いは、第一に近年特にネット上で見られる出版物の海賊版対策について、出版社が自ら対応できるようにするため、副次的に、電子書籍を中心とした出版物等の利用・流通の促進を図るため、といわれており、その課題の重要
Tweet 2012年09月28日 | Twitterでつぶやく | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)による、オープン・カルチャーに関する新しい対話の場/学びの場である「CCサロン」第4回を開催します。 — 今回は、ウェブサービス「Grow!」(http://growmonth.ly/)を運営するカズワタベさんをゲストに迎え、「フリーカルチャーとマネタイズ」をテーマに、CCJPドミニク・チェンとのトーク・セッションを行います。 今日、インターネットを通じた作品の発表が容易になった反面、クリエイターのマネタイズがクリティカルな課題になりつつあります。フリーカルチャーにとっても、クリエイターのサスティナブルな活動を考える上で、マネタイズは非常に重要なファクターです。Grow!は、今年8月にサービスをリニューアルし、月会費の支払いという、より継続的でダイレクトなクリエイターサポー
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Creative Commons Japan - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く