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4月1日から年次有給休暇(年休)の取得が義務化される。日本の年休の取得率は長らく50%前後で推移し続け、政府が掲げる70%とは大きな隔たりがあり、全く取得しない人も16%程度いる。日本は世界でも珍しい「休めない」国に見えるが、実は自ら「休まない」という人も多いという。年休の取得率が100%近い企業から、「休む」ためのヒントを探した。 休めない? それとも休まない? 2017年の年休の取得率は51.1%。18年ぶりに5割を超えたが、政府が新成長戦略で掲げる「2020年までに70%」という目標にはほど遠いのが現状だ。 欧州ではほぼ取り切られている年休だが、日本ではなぜ取得が進まないのか。労働問題が専門の早稲田大学商学学術院の小倉一哉教授(53)はその背景をこう説明する。 「欧州でも休みが増えてくるのは戦後の高度成長期。彼らは経済成長の成果配分を時間に回した。週当たりの労働時間の短縮や休みの充実
マンガで見つける相談方法 悩んでいる人へ 逃げ場がないと思っている方へ。 選択肢は、きっとあります。 あなたの支えになりたいと願う、相談場所があることをぜひ知ってください。 マンガ一覧へ 支えたい人へ 心配だな、そう思ったら あなたも、誰かの『ゲートキーパー』に。 あなたのほんの少しの行動で、悩んでいる人の気持ちが少し楽になることもあります。 マンガ一覧へ 経験者からのメッセージ 悩んでいる人へ うつ病だった私から、 いま悩んでいるあなたに伝えたいこと。 10年間で2度のうつ病を経験した、ライター兼看護師の小松 亜矢子さん。辛く苦しかった時期を、彼女はどう過ごしてきたのかを伺いました。 詳しく見る 支えたい人へ どちらの立場も経験した僕から、 支える側のあなたに伝えたいこと。 自殺未遂の経験があり、現在はカウンセラーとして活動中の澤登 和夫さん。悩む側と支える側、どちらも経験したことのある
「あ~っ、あの人誰だっけ、顔は分かるのに名前が全然出てこない…」「えーっと、なんだっけ、アレだよ、アレ」そんなもどかしい思いをすることが、年齢とともに増えていませんか? 実はそれ、「脳の認知機能の衰え」が関係しているかもしれません。 今回は、50代以上の男女500人と、その子ども世代である30代・40代の男女500人を対象に、「うっかり」や「もの忘れ」についてのアンケートを実施。みんなが抱えている悩みと、その対策方法についてご紹介します。 2018年2月 全国の50代以上の男女500人に向けた調査/Yahoo!特別企画調べ (左)単一回答 (右)複数回答 調査の結果、50代以上の実に84%が、「うっかり」や「もの忘れ」が増えたと感じていることが明らかになりました。なかでも「人の名前が出てこない」と感じている人が最も多く77%、さらに「言いたい言葉が出てこない(45%)」「買い物するものを忘
今後30年以内に首都直下地震が発生する確率は70%、南海トラフ地震は70~80%と予想されている。都市部で断水や停電、汚水処理機能が停止した場合、どのような事態が起こり得るのだろうか。 水洗トイレは流せなくなる。マンションの高層階に住んでいれば、トイレに行くたびに階段を昇り降りしなければならない――。水や食料よりも我慢ができないこのトイレ問題は、災害関連死に大きく関係していると指摘されている。トイレを我慢することで、エコノミークラス症候群などの発症リスクが高くなり、最悪の場合、死に至る可能性も考えられるからだ。 熊本地震の発生から2年になる今、災害時のトイレ問題について考えてみたい。 被災地で見たトイレ問題の深刻さ 被災地ではどれほど、トイレは問題になったのか。 熊本地震を受け熊本県教育委員会が県内の学校設置者に対して行った調査では、備えられていなかったために困った機能として「多目的トイレ
人間の寿命はおよそ80年。それをはるかに超えて、何百年、何千年という単位で生きるのがアートだ。人類の歴史とともに歩み、ある時は王侯貴族に愛でられ、ある時は大衆に寄り添い、その在り方をさまざまに変えてきた。 いま、私たちとアートを身近に結びつけてくれる場所の一つに、美術館がある。古今東西の美術品を収集、展示する「美の殿堂」は、作品を保存して未来へとつなぐシェルターでもある。その守り人が、学芸員と呼ばれる存在だ。 「学芸員は一番のがん」─。今年4月、山本幸三前地方創生相の発言により、思わぬ形で注目を集めた学芸員。発言は批判を浴びて撤回されたが、多くの人がその仕事に関心を寄せるきっかけとなった。では、学芸員とは一体どんな仕事なのだろうか。 学芸員は博物館法に基づき、博物館や美術館に置かれる専門職員のこと。作品や作品にまつわる資料の収集、保管、調査研究、展示など幅広い役割を担う。学芸員は全国で54
年をとるにつれ、「あれ?」や「おや?」といったような「うっかり」や「もの忘れ」が増えたと感じることはありませんか? 実はそれ、加齢による「脳の認知機能の衰え」が関係しているかもしれません。 そこで今回は、40代以上の男女520人に、年齢とともに感じる「うっかり」や「もの忘れ」について調査を実施。 調査の結果を見ながら、その原因と対策を知ることで、日常の「あれ?」「おや?」に関する不安を解消していきましょう。 2017年6月 全国の40代以上男女520人 Yahoo!クラウドソーシング調べ 調査の結果、40歳を過ぎると全体の約7割以上の方が、「うっかり」や「もの忘れ」が増えたと自覚しているようです。 さらに、どんな「うっかり」や「もの忘れ」が増えたかを聞くと、「人の名前が出てこない」という回答が29%と最も多く、次いで「言いたい言葉が出てこない」(18%)という結果に。 「あの人の名前、なん
日本から約9000キロ、南半球の島国ニュージーランド最大の都市オークランドから約1時間のところにあるティリティリ・マタンギ島(Tiritiri Matangi island)。ニュージーランドの固有種19種を含む70種類以上の野鳥が生息しており、「鳥の楽園」と呼ばれている。 世界100カ国以上から年間3万5000人が訪れる観光地だが、かつては人の手によって島全体を覆っていた94%の樹木を失い、生息していた野鳥のほとんどが住むところを奪われてしまった過去を持つ。 この島が「復活」に至った背景には、「開かれた保護区」(Open Sanctuary)という考え方があった。 94%の樹木を失った島が、一歩を踏み出すまで ストーリーは1800年代中頃から始まる。当時ニュージーランドには、ヨーロッパから続々と人々が移り住んでいた。ほどなくして移住者たちは、あらゆる土地の木々を伐採し、野焼きをして牧草地
今、日本の労働市場には急激な変化が起きている。人口減少や高齢化による人手不足の問題だ。サービス業を始めとした第三次産業から、農業や製造業など一次、二次産業まで多くが人材確保に躍起になっている。この春、神奈川県や大阪市に続き、東京都でも国家戦略特区の制度を活用して外国人労働者による家事代行サービスが事業として認可されるなど、不足分を海外からの労働者に期待する動きは加速している。 厚生労働省調べによると、昨年10月末日現在の外国人雇用状況は108万3769人となり、4年連続で過去最高を記録。前年の同じ時期に比べると17万5873人、率にすると19.4%も増加した。 全体の3割以上が製造業だが、ここ数年で宿泊・飲食サービス業や卸売業、小売業での増加が著しい。 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年を前に、建設ラッシュ、宿泊やサービス業の人材需要の急増で、外国人労働者が200万人規模になる
インターネット通販の普及で宅配便の利用が急増する中、配達しても不在で荷物の受け渡しができない「再配達」が大きな社会問題となっている。消費者は買った商品をなかなか受け取れないというフラストレーションがたまり、宅配業者はコストの上昇やサービスの質の低下につながりかねないという、由々しき問題だ。こうした中、再配達の負担を減らすための新たなサービスが次々と登場。余計な手間や時間が省けるとして、利用者にも好評だ。 宅配便最大手ヤマト運輸の話題がここ数週間、世間をにぎわしている。宅配総量の抑制や残業減、配送料の値上げなど、各紙がヤマトのニュースを大きく報じている。一企業のニュースがこんな短期間に何度もトップニュースになるのは異例だ。宅配サービスがいまや日本経済や国民の暮らしに非常に大きな影響を与える社会インフラとなっており、その宅配サービスが危機に陥っていることの証に他ならない。 いったい宅配市場に何
2015年、政府が「社会に出た後も誰もが学び続けられる社会」を提言したこともあり、社会人になってからでも大学で学ぶということが自然になってきました。 なかでも通信制大学での学びは、どこに住んでいてもマイペースに受講できるのが大きな魅力。そのなかには、絵画や写真、伝統文化、建築などの芸術分野も含まれています。 ここでは、仕事のクオリティを上げるため、かつての夢を今こそ叶えるため、さまざまな思いで芸術分野を学んだ方たちが「通信制の大学で得たもの」をご紹介します。 絵画鑑賞はラーメンだ!? 芸術は思っているほど難しくない! 芸術というと、一般的に敷居が高いと思われることが多いようです。天賦の才やエキセントリックな感性がないと難しいのでは? なんてイメージもありますよね。でも、実際はもっともっと身近なもの。 たとえば、芸術大学の公開講座で講師を務める菅原真弓先生は、「美術館で絵を鑑賞するのは好きだ
悩んでいるあなたにも、悩んでいる人の力になりたいあなたにも知っていただきたい情報をお届けします。こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556悩んでいる人の支えになる、誰にでもなれる「ゲートキーパー」。悩みを相談したり、相談されたりしたことはありませんか? 体験談や悩みを抱える人に伝えたい想いをあなたの言葉で表現し、一緒に「いのち支えるゲートキーパーソング」をつくりましょう。 相談窓口でどんな悩みが相談されているか、実際の相談をもとにしたマンガで分かりやすくご紹介。自殺は多様かつ複合的な要因・背景を有するものです。そこで、多種多様な相談の中から、今回は、家庭、職場、学校での悩みが中心となった事例をマンガにしています。
基本は、1日もしくは年・月ごとに会費を支払う会員制だが、中にはテーブルやイスが用意されたパブリックスペースもあり、女性に限らず利用できるという。さっそく入ってみよう。 2階まで吹き抜けの開放的な空間は、白を基調に清潔感にあふれ、非常に広々としている。受付右側にはパブリックスペースや、ライブラリー会員になれば利用可能な打ち合わせなどができるミーティングスペースと称される場所がある。閲覧可能な本も並び、癒しの音楽が流れる。心落ち着けて、読書や調べもの、レポートを書くなど、何か自分がしたいことに取り組むことのできる空間となっている。 ここで『身体』『感性』『社会』の3つの美について、それぞれの美をさらに哲学、歴史、アートなどさまざまな切り口でテーマ設定したスクールがあり、多角的な美を学ぶことができる。冬シーズン講座のプログラムを覗いてみると、『ココロとカラダに向き合う下着デザインワークショップ』
合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ シマンテック、ヤフー対談 Webサイトの常時SSL化で、顧客ファースト宣言を 「常時SSL」とはWebサイト内のページすべてを暗号化(HTTPS化)するセキュリティ手法のこと。かつてはインターネット上で個人情報をはじめ重要な情報をやり取りするページのみを暗号化するのが一般的でしたが、これをサイト全体に拡張した常時SSLが今、世界的に普及しつつあります。その背景や利点について合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティの中川就介氏と、ヤフー株式会社の戸田薫氏が意見を交わしました。 最終更新:2017年5月25日(木) 常時SSL対応が、インターネットの常識になりつつある。 3年くらい前から世界では常時SSL対応の動きが活発化していました。それを見る限り「いつか我々も着手せざるを得ない」と感じていたのですが、うちは大規模サイトであるがゆえに簡単
日本のホップは遠野にある 日本のホップは、今流行している柑橘が薫る印象をしっかり受け継ぎつつも、日本の風土の中でしか育まれない、草のような、花のような、ピュアな香りがするらしい。 ホップとはビールの原材料の一つに過ぎない。大瓶1本に使われるのはたった1グラム(平均値)とされる。けれど、ビールに香りと苦味を与え「ビールの魂」とまで言われるほど役割は大きい。 日本のホップの作付面積の約5割を占める岩手県内でも最大の産地が遠野市だ。この3万人に満たないまちが今、まちづくりで注目されている。その中心にいるのが「ビール」だ。原点は、このまちが53年前からキリンビールのホップを栽培してきたことにある。 キリンには東日本大震災後、新しく出来た「CSV推進部」という部署がある。そこは「商品やサービスなど、事業活動そのものによって、『社会課題の解決』に貢献すること」を目的にしている。遠野では、ホップ農家の後
全国各地の有名な神社やお寺を訪ねては、墨と筆で書いた寺社などの名前とともに朱印を押してもらう「御朱印集め」。昨今のパワースポット巡りのブームと相まって、御朱印集めを愛好する “御朱印ガール”が急増している。しかも最近は海を越え、彼女たちはハワイに出没しはじめた。 御朱印ガール、次なる目的地はホノルル 『日本大百科全書』(小学館)によると、寺院や神社に参詣・参拝した際に書写した経文を奉納した際に納経の証明として授与されたものが「御朱印」の起源とされる。それが江戸時代の後期から、納経せずとも参拝のあかしとして授けられるように変わり、いまでは御朱印を求める人たちが各地の寺社を訪れるようになった。 御朱印は誰にでも気軽に授けてもらえるが、観光スポットで集められる「記念スタンプ」などとは意味合いが異なる。ある神社の宮司は「お守りやお札と同様、御朱印には神仏や寺社名が記されます。いわば御本尊や御神体の
花粉症といえば、春のスギ花粉が有名ですが、実はさまざまな種類の花粉が一年中飛んでいます。 目のかゆみ、鼻のムズムズを感じたら夏の花粉症かも? カモガヤ(イネ科) イネの花 カナムグラの花 7〜8月もイネ科、キク科のブタクサ属・ヨモギ属、アサ科のカナムグラなど多くの植物の花粉が飛んでいます。またスギ、ヒノキも秋に少量の花粉が飛散することもあります。 主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)出典:鼻アレルギー診断ガイドライン2013 飛散距離が長いスギやヒノキの花粉に比べ、夏〜秋に飛散する花粉は飛散距離が短く、その植物が生えている周辺でのみ飛散するのが特徴です。飛散時期は、その植物があるそばには近寄らないことが大切です。また、帰宅したら手や顔を洗うなどして花粉を落としましょう。
いい音を提供するため「コンサートホール」で試行錯誤 ポップスやロック、クラシックなど、音楽をよく聴かれる方はわかるかもしれないが、コンサートホールには様々な大きさ・種類があり、様々な音のシャワーを浴びる。そして、同じホールでも“音のつくり方”が違うということがある。音楽性の違いなどもあると思うが、同じホールでもこんなにも音が違うのかと感じてしまうことがあるのだ。今は音響システムの技術の向上やスピーカーの質もどんどん良くなっているとはいえ、やはりコンサート専用ではないアリーナクラスの大きなホールでは、音づくりに苦労する。音にこだわるアーティストの中には、天井に一面黒い布を張り巡らせたり、ホール後方の天井から巨大な布をぶら下げたりして、反響と残響の調整の苦労が伺える。 しかし「いい音」というのはあくまでも主観的なもので、もちろん定義などない。好みの音楽や、気分などによっても変わってくる感覚的な
2015年、国勢調査が実施される。日本に住むすべての人が調査の対象となるが、何がそれほどに重要なのか、ふだんの生活では、あまりピンと来ないかもしれない。 この5年に一度の調査によって、いったい何が分かるのか? 私たちにどれだけ身近で必要な調査なのか? 人口問題をはじめ社会保障について詳しい明治大学の加藤久和教授に話をうかがった。 国勢調査から見えてくることは? 国勢調査というのは、今の日本の姿を表すための一番大事な調査だと思っています。日本に住むすべての方に答えていただくわけですが、そのために、どの人の年齢が何歳で、どういう方がどこに住んでいるのか全部調べていきます。さらに言えば、過去と比べてどのように移動してきたのかも分かりますから、まさに「日本の全体の人口の縮図」というのを明らかにする調査です。特にあの大震災以降、初めての国勢調査ですので、大震災で被災された方が、どのように移動
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