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「マイブーム」「ゆるキャラ」の名付け親であり、イラストレーター、漫画家、エッセイストとして幅広く活躍するみうらじゅんさんは、様々なジャンルのコレクターとしても知られる。このほど、そんなみうらさんのコレクションの中でもエロに特化したアイテムを紹介する新刊『通常は死ぬまでに処分したいと思うであろう100のモノ』(文藝春秋)が登場。一体どんな思いでこれらのモノを集めたのか――あらためてお話をうかがった。 ●「まるごと不適切」で連載を大幅改稿 ー本書は『夕刊フジ』での連載をまとめた一冊とのことですが。 一応まとめたもんなのですが、かなり書き直したんで新聞に掲載されたやつとは随分違います。連載のタイトルは「いやら収集」で、収集したいやらしいものばかりを紹介していくものなんですが、このご時世もあってね(笑)。 ー若干不適切とか、そういう? 若干どころか、不適切な表現はかなり書き直しました(笑)。俺は『
本屋大賞受賞前から、ラジオでも『成瀬は天下を取りにいく』を絶賛していた爆笑問題・太田光さんと、学生時代から爆笑問題の大ファンで救われていたという著者の宮島未奈さん。中京テレビ放送のトークバラエティ『太田上田』でお二人が初対面・初共演を果たした直後に、特別に時間をいただき、対談していただきました! (取材・文=立花もも 撮影=中惠美子) ■キャラクターの魅力 相方はかけがえのない存在 太田 本屋大賞の候補作はだいたい読んでいるけど、今回は絶対『成瀬は天下を取りにいく』で決まりだと思っていました。圧倒的におもしろかったですもん。まず、成瀬のキャラクターがいいんですよね。高校の入学式でいきなり坊主頭になって登場してさ、その理由が、髪がどれくらいのスピードで伸びるか検証するためって、痺れるでしょ。成瀬がどういう人間なのか、エピソードの積み重ねからものすごく伝わってくる。そういう奥行きのある小説が僕
『8月31日のロングサマー』(伊藤一角/講談社) 2024年5月22日に最新刊となる第4巻が発売された『8月31日のロングサマー』(講談社)。 物語の舞台は、夏休み最終日の8月31日でタイムループしている世界。それに気づいているのは、2人の高校生・鈴木くんと高木さんだけ。 何度も繰り返される8月31日の中で、彼らの成長していく様子や恋愛模様を繊細に描き出し、多くの読者から共感を呼んでいる。 本記事では、漫画家の伊藤一角さんと、担当編集の鈴木さんにインタビューを実施。作品に込めたメッセージや創作の秘密に迫った。 創作の根っこにあるのは、恋愛をきっかけに世界が広がった原体験 ――『8月31日のロングサマー』のアイデアや創作のきっかけを教えてください。 伊藤一角(以下、伊藤):『8月31日のロングサマー』は本当に偶然思いついた話で、創作のきっかけになにかドラマティックな出来事があるわけではないん
例えば奈良氏は本屋の仕事についてこう述べる。 “本屋の仕事は、自分の読書の楽しみの選択ではない。もっと受動的なものだと思う。読者の愉しみのために本を並べる。(中略)対話性に富んだ、豊かな営みがある” 本屋の仕事について奈良氏は対話という言葉を使う。読者との目に見えぬ対話によって本屋の営みは豊かであると。書店員という仕事の魅力は、自分の好きな本に触れる喜びなのではない。自分が選んで並べた本を手に取りそれを買う読者の存在を知った時に初めて魅力が生まれる。本を選ぶ判断基準は自分ではなく、本を手に取るであろう読者を思い浮かべながら本を選ぶ。その仕事は本を媒介にした対話なのだ。本屋の仕事は“受動的なもの”という奈良氏の言葉は、本屋で働いていた者であるならば深く頷くはずだ。 “小さな本屋の特性は、「引き算」にあるのかもしれない”との言葉も強く心に残る。 品揃えやサービスを削ぎ落すことは広い客層をカバー
声優・井口裕香さんがセカンド写真集「MORE MORE MORE」を発売した。約12年ぶりとなる本作は、鍛え上げられた体と大胆なカットが話題を呼んでいる。 本記事では井口さんにインタビューを実施。写真集への意気込みや手応えを聞いた。「“地球みたいだな”と思えるくらいの存在感のあるおしりが撮れた」など、包み隠さず語られたエピソードの数々をお届けする。 ■むちっとした、丸みのある女性の写真集が好き ――今日は2nd写真集「MORE MORE MORE」の取材なんですが、1st写真集の「Le chouchou」を持ってきてみました。 井口:わ、なつかしい!(笑) ――12年前の本ですもんね。1st写真集も、今回の2nd写真集も、内容からとても楽しそうに撮影に取り組んでおられる様子が伝わってきます。 井口:あはは。たしかに、撮影には昔から前のめりです。 ――1st写真集の刊行時のことを、少し振り返
『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』(元山文菜/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)) 新年度が始まり、良好なスタートダッシュを決めたいところだ。時間は誰に対しても平等に24時間しかない。ムダを省き、必要な部分にのみ注力できれば、仕事の成果を高めていけそうだ。 企業・自治体・病院などの業務改善を推進する著者による『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』(元山文菜/クロスメディア・パブリッシング(インプレス))は、DXやAI導入の前に、個人やチームで始められる「ムダ作業の解決策」を7つの切り口と100個の事例をもとに紹介している。特に「高いデジタルスキルがなくても、作業を効率化させたい」という潜在需要に応えており、手早くムダを省きたいビジネスパーソンの需要に合致する。 本書は、業務改善のための「人員追加」は、必ずしも成功しない、と述べる。例に挙げるのはカップラーメン。
『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(安川康介/KADOKAWA) 勉強しているのに、いまいち結果につながらない…。 そんなお悩みを解決するYouTube動画が再生回数320万回と、今バズりにバズっている。「勉強にはやり方がある」という、これまで誰も教えてくれなかったことを科学的根拠に基づいて解説している。 ・もっと勉強ができるようになりたい ・テストでいい点数を取りたい ・資格を短期間で取得したい という方に向けた動画で、アメリカ在住の米国内科専門医が「科学的根拠に基づく最高の勉強法」を指南しているのだ。 この「勉強法」の決定版と言える動画「最高の勉強法・効率的な覚え方【科学的根拠のある効果的な学習方法について医師が解説】」をさらに詳しく解説した情報が書籍化。2月15日に刊行された。 同書の特徴は、研究事例をふんだんに組み込み、なぜその勉強法が効果的である(でない)のかを「腑に落ちる」レベ
トップインタビュー・対談『チ。』魚豊氏 最新作『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』で「陰謀論」を描いた理由。恋愛要素も盛り込まれた“新境地”の裏側を語る【魚豊氏インタビュー】 『チ。』魚豊氏 最新作『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』で「陰謀論」を描いた理由。恋愛要素も盛り込まれた“新境地”の裏側を語る【魚豊氏インタビュー】 『ひゃくえむ。』『チ。―地球の運動について―』と、ひとつのことに対して人生を懸けて取り組む人々の姿を描いてきた魚豊氏。そんな魚豊氏が最新作『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』で描くのは「陰謀論」と「恋」。あまりにも衝撃的な題材と、突飛な組み合わせに連載開始時から大きな話題を飛んだ本作。単行本2巻の発売を記念して魚豊氏にインタビューを敢行。そこから見えてきた「陰謀論」と「恋」の原点、そして本作で描きたいこととは? 「陰謀論」と「恋」が繋がった瞬間
トップレビュー『ビューティフル・ドリーマー』は何がすごかったのか? 原作『うる星やつら』ファンが見た公開当時の反響や「押井守の芸術性」【『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』レビュー】 『ビューティフル・ドリーマー』は何がすごかったのか? 原作『うる星やつら』ファンが見た公開当時の反響や「押井守の芸術性」【『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』レビュー】 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 (少年サンデーコミックスアニメ版) 『うる星やつら』の新作アニメの放送が始まってから、1年以上の月日が経った。今年1月からは2期の放送も始まり、1981年から1986年まで放送された以前の連続アニメと見比べる楽しさが続いている。以前のアニメは、テレビのみならず映画も上映された。その映画の中で、今や伝説と呼ばれるほど観客に衝撃を与えたのが『うる星やつら2 ビューティフル・ドリー
トップインタビュー・対談嘘つきだった自分が「かおりん」に出会って本当の言葉を得た。大田ステファニー歓人『みどりいせき』インタビュー 2023年、著作である『みどりいせき』が第47回すばる文学賞を受賞し、「どもう、ステファニーだお」から始まる受賞コメントや、授賞式での詩の朗読が世間の話題をさらった新人小説家・大田ステファニー歓人。 『みどりいせき』は、学校生活になじめず不登校気味の主人公・「僕」が、小学生時代に野球でバッテリーを組んでいた「春」に再会し、闇バイトに巻き込まれていく──という少しダークな青春小説だ。隠語が多用された独特な文体に疾走感あふれる展開。物語にぐっと引き込まれ、筆者はまるで音楽を夢中で聴いている時のように気づけば最後のページを開いていた。独自の世界観を持つ作品や彼自身に興味を惹かれる人はネット上で後を絶たない。 2月5日の単行本発売に際して、彼のこれまでの創作の話、小説
『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店) 2023年12月15日に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ人文書ベスト30」。大賞に選ばれたのは『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店)だった。 読者の選ぶ「2023年のベストの人文書」が、もう100年近くも前になるナチス・ドイツの政策を検証した本……というのは、いささか奇妙に感じる人もいるだろう。だが実際に読んでみると、この本は「いま読むことに大きな意味がある本」だと感じたし、「人文書の矜持と歴史の専門家の責任を示した本」にも感じられた。 そもそも本書が執筆された背景は、インターネット上で「ナチスは良いこともした」と声高に主張する人が増えていたことにある。 著者のひとりの田野大輔氏がそうしたTwitter(現・X)の投稿の一つに、「30年くらいナチスを研究し
2023年10月23日に最新刊となる第22巻が発売された『きのう何食べた?』(講談社)。実写ドラマseason2も、テレビ東京で2023年10月から12月まで放送。弁護士の筧史朗(シロさん)と、その恋人の矢吹賢二(ケンジ)の暮らしと食事、そして彼らの周囲で巻き起こる出来事が大きな反響を呼んだ。 本記事では、漫画家のよしながふみさんにインタビューを実施。『きのう何食べた?』連載開始から17年目を迎え、改めて連載当初から現在までをたっぷりと振り返っていただいた。「ラブを描くのが大変」だと感じていたよしながさんが連載を続けるなかで辿り着いた境地とは。 “大好き”を全部詰め込んだ『きのう何食べた?』 ――2007年12月号から連載がスタートし、今年で16周年を迎える『きのう何食べた?』(以下、『何食べ』)ですが、改めて、連載当初の頃のお話を伺わせてください。 よしながふみさん(以下、よしなが):『
『男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法』』(サラ・クーパー:著、渡辺由佳里:訳/亜紀書房) 『男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法』(サラ・クーパー:著、渡辺由佳里:訳/亜紀書房)というスゴい題名の翻訳本が発売された。 内容はホントに題名通りで、「職場で男性に配慮しながら、女性が成功するには何をどうすべきか?」をイラストを交えて解説するものだ。 この題名には、「男女平等が求められる今の世の中で、こういう本を出すのはどうなのか?」と疑問を持つ人もいるかもしれないが、「『お気持ちを傷つけず』って仰々しい言い方からして、皮肉を込めたタイトルなのでは?」と感じる人が多いだろう。 そう、この本は、働く女性が「男性への配慮」や「“女性らしい”自重」を求められるアホらしい状況を、そのまま描写することで風刺しているパロ
『虚無レシピ』(リュウジ/サンクチュアリ出版) 発売から2ヶ月半で8.4万部突破(2023年11月時点)と大ヒットしている料理研究家・リュウジさんの著書『虚無レシピ』(サンクチュアリ出版)。調理のハードルが超低い&なおかつ猛烈に美味しいレシピをまとめたレシピ本だ。 「パックご飯に食材を載せるだけ」の料理まで掲載する本書には、「まずは料理の成功体験を掴んでほしい」「『こんな雑メシ出すの?』と言う人がいる世の中に終止符を打ちたい」という狙いがあったそう。そんな料理への愛と、「全人類に料理の楽しさを知ってほしい」という熱い想いが伝わる、リュウジさんのインタビューをお届けします。 ――『虚無レシピ』のレシピを10種類ほど作ってみたんですが、特にナポリタン(虚無リタン)は「一生おいしく作れるレシピを学べたな」と感動しましたし、ケチャップだけでめちゃくちゃ美味しいナポリタンが作れることに驚きました。ど
ブラック企業で心を折られ、退職まで追い込まれてしまったみらい。IT企業に勤めるエンジニアのニアを羨ましく思い、Webデザイナーの道を進むことを決意! 成功しているインフルエンサーの発信に胸を膨らませ、オンラインスクールに入って「Webデザインを学ぶぞ!」と意気込むみらいだけど…先生がなんだかおかしい!? この教え方、合ってる?? 誰が私の本当の味方なの? スキルがなくても、アラサーでも、キャリアがなくても! わたし、Webデザイナー目指してがんばりますっ!!
本書では個々のプリキュアたちのメインビジュアルとしても掲載されている、これらのイラスト。歴代それぞれのプリキュアを生み出した製作当時のキャラクターデザイナー本人たちによって、プリキュア20周年のために直々に描き下ろされたものだ。 こうして一堂に会すると、それぞれの世代ごとにデザインも絵柄もバラエティに富んでいることに気付かされる。1つの作品中に登場するプリキュアたちもそれぞれに個性が際立っているが、異なる作品同士を比べてみても、それぞれの作り手たちの個性が大切にされてきたことが見てとれる。シリーズの歴史と伝統を大切にしつつも、大胆な変化を遂げる。これもまた、プリキュアを20年以上にわたる長期シリーズへと繋げてきた要素の1つだろう。 あの子は何色? 「ファッションファイル」! 「かわいさの理由別♡ プリキュア ファッションファイル」では、「色」と「ディテール」という切り口からプリキュアのファ
トップインタビュー・対談『ゴジラ-1.0』デザインは核兵器のメタファー。山崎貴監督が『シン・ゴジラ』のプレッシャーに立ち向かい“昭和のゴジラ”を描いた理由を語る【山崎貴インタビュー】 『ゴジラ-1.0』デザインは核兵器のメタファー。山崎貴監督が『シン・ゴジラ』のプレッシャーに立ち向かい“昭和のゴジラ”を描いた理由を語る【山崎貴インタビュー】 『シン・ゴジラ』以来7年ぶりとなるゴジラシリーズの新作映画『ゴジラ-1.0』が公開中だ。本作の監督・脚本を務めるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「STAND BY ME ドラえもん」『永遠の0』などを手がけた山崎貴さん。終戦直後の日本を舞台に、戦争を生き延びた人々がゴジラに立ち向かう姿が描かれている。また、山崎監督自らが執筆したノベライズ『小説版 ゴジラ-1.0』(集英社オレンジ文庫)も11月8日に発売された。 本記事では山崎監督の単独取材
『時をかける少女』『日本以外全部沈没』『七瀬ふたたび』『残像に口紅を』など、時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた巨匠・筒井康隆さん。そんな巨匠が自ら、「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」と宣言する掌篇小説集『カーテンコール』(新潮社)がこのたび上梓された。今年89歳を迎えられた筒井さんは、どのような思いで、この作品集を紡ぎ上げたのか。文学界や愛読者たちの間で話題を呼んでいる本作の執筆の裏話を伺った。 (取材・文=アサトーミナミ 撮影=金澤正平) 「もうこれ以上はないな」と思える“最後の作品集” 「わが最後の作品集になるだろう」との言葉を聞いた時、おそらく多くの筒井康隆ファンたちは、「読まないわけにはいかない」と思うのと同時に、「そうはいっても筒井先生ならば、これからまだまだたくさんの作品を書き続けてくれるのではないか」とも思ってしまったのではないだろうか。なぜなら、
トップレビュー「ジブリがアニメ化を持ちかけ断られた」というデマが出た作品。生涯をかけて旅する男を描いた筒井康隆の傑作SF長編 『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社) 読み終えた時、何だかうっとりしてしまった。旅とは人生であり、人生とは旅だ。やりたいことを貫き通し、ただ黙々と旅を続ける主人公の姿に憧れさえ抱いてしまう。 そんな作品が、筒井康隆の『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社)。時代を超えて愛され続けるSF小説だ。この作品の単行本が刊行されたのは1986年だが、2014年頃、再び文庫版がヒットを飛ばし、今もなお、その人気は止まることを知らない。昨今のヒットのそもそものキッカケは、Twitterで広まっていた「スタジオジブリが『旅のラゴス』のアニメ化を筒井康隆に持ちかけたが、筒井が断った」というデマが発端らしいが、なるほど、確かにこの作品はジブリっぽい世界観かもしれない。多
トップインタビュー・対談『フェイト/エクストラ CCC Foxtail』連載10周年記念特別対談! 「Fate」シリーズ原作者・奈須きのこ×コミカライズ著者・たけのこ星人が語る制作秘話【前編】 『フェイト/エクストラ CCC Foxtail』連載10周年記念特別対談! 「Fate」シリーズ原作者・奈須きのこ×コミカライズ著者・たけのこ星人が語る制作秘話【前編】 『フェイト/エクストラ CCC Foxtail』(TYPE-MOON/マーベラスAQL:原作、たけのこ星人:漫画/KADOKAWA) アプリゲーム「Fate/Grand Order」(以下FGO)の大ヒットにより、幅広い層に認知されている「Fate」。そのシリーズのひとつであるコンシューマ用RPG「Fate/EXTRA CCC」のスピンオフ漫画『フェイト/エクストラ CCC Foxtail』(KADOKAWA、以下FoxTail)が
トップレビュー「正直、声優になって後悔している」声優・悠木碧が初エッセイで「好き」を仕事にすることの尊さとリスクを語る 『悠木碧のつくりかた』(悠木碧/中央公論新社) 『まどかマギカ』の主人公・鹿目まどか役、『ソードアート・オンラインII』のユウキ役など、他の追随を許さない個性溢れる演技力で、多くのアニメファンの心を鷲掴みにしている声優・悠木碧。 自身の半生について語る初のエッセイ集『悠木碧のつくりかた』(中央公論新社)では、幼少期から声優業界の一線に立つ現在までを振り返る〈お仕事篇〉、オフの日の過ごし方などを記した〈推しごと篇〉の2パートで、彼女のこれまでと現在、そしてこれからの展望が綴られている。巻末には声優業界の同期である寿美菜子、早見沙織との鼎談も。 じっくり自分に向き合って紡がれた彼女自身の言葉から、その半生をリアルに知ることができる。 推しのために家族で大喧嘩、そして大学へ ア
共感度MAXのスクールライフ・コメディ『スキップとローファー』と、心癒される日常ドラマ『ひらやすみ』。同時期に最新刊が発売されたことを記念し、高松美咲先生と真造圭伍先生との対談を実施。『ひらやすみ』1巻が発売された際は高松美咲先生が帯コメントを提供し、また某雑誌のマンガ特集では真造圭伍先生が『スキップとローファー』への愛を語るなど、リスペクトし合う二人に互いの作品の魅力や制作エピソードについて語り合ってもらった。 取材・文=ちゃんめい 撮影=金澤正平 ――お互いの作品を初めて読んだとき、どんな感想を抱きましたか? 真造圭伍(以下、真造):すごく素敵な優しいマンガで、僕もこういう作品を描きたいなと思いました。実は、妻の谷口菜津子さんから「面白いマンガがある」と色々な作品をおすすめされるのですが、『スキップとローファー』は読んだ瞬間にこれは良い! すごい! と感激したんです。それ以降は自分で買
トップインタビュー・対談森恒二、三浦建太郎との最後の会話は「なんで『マンダロリアン』観てないんだ!」―『ベルセルク』と亡き親友を語るインタビュー〈前編〉 1989年から連載が始まったダークファンタジーの傑作『ベルセルク』の原作者・三浦建太郎先生が2021年5月、54歳の若さで突然この世を去った。その後、最後にペン入れをしたという第364話が9月発売の「ヤングアニマル」に掲載され、その回までを収めた単行本41巻が同年末に発売された。このまま未完に終わるかと思われたが、「原作・三浦建太郎 漫画・スタジオ我画 監修・森恒二」という布陣によって2022年6月から連載が再開、2023年9月29日に単行本42巻が発売されることとなった。世界中にファンがいる作品に携わることになった経緯や思いについて、三浦先生の高校時代からの盟友である漫画家の森恒二先生に伺った。 取材・文=成田全(ナリタタモツ) 撮影=
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