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読書の秋だが、皆さん、最近本を読んだだろうか。街では書店の閉店が目立ち、電車内でも本や新聞を読んでいる人は減り、今やみんなスマホを触っている。 「活字離れ」が進んでいると言われている昨今だが、現状はどうなっているのか。今回は出版業界の動向をみてみる。 出版業は下落傾向にありつつも、市場規模は維持 第3次産業活動指数から「出版業」指数および「新聞業」指数の推移を見ると、近年下落傾向にある。特に、スマートフォンの登場により、2008年以降に急落していることが読み取れる。 次に、出版業の内訳の推移を見ると、週刊誌や月刊誌は、休・廃刊の増加に伴い大幅に下落している一方で、書籍は比較的緩やかに下落している。 また、出版市場の推移を見ると、紙出版は年々縮小傾向にあるものの、電子出版が伸びており、市場規模全体としては世の中で「活字離れ」と言われているほど落ちてはおらず、横ばいに推移していると言える。 電
求むニューヒーロー! 日本経済が長期停滞から抜け出すために、絶対的に必要と考えられているのが、力強いスタートアップ企業の出現である。 世界の株式時価総額のランキング上位を見ると、1970年代に創業したアップルやマイクロソフトは完全に老舗の部類に入る。アマゾンや、アルファベットの子会社であるグーグルは1990年代に誕生し、メタ(旧フェイスブック)やテスラは2000年代に登場するなど、この20~30年間で一気に発展した企業がひしめいている。一方、かつて上位を席巻した日本企業の名は、残念ながら見当たらない。 日本でも多彩なスタートアップがまばゆい光を放った時期はあった。第2次大戦後の経済成長をリードした企業の一角には、ソニーやホンダといった当時のスタートアップがいた。 政府はこの現状を巻き返そうと、2022年をスタートアップ創出元年と位置付け、スタートアップ育成5か年計画を策定。2022年度第2
「衛星データは使える!」と言われても、すぐにはピンと来ないかもしれない。ただ、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」をのぞいてみれば、印象はがらりと変わってくる。 Tellusには2022年12月時点、21種類の衛星データが搭載されている。ビジネスや学術研究で活用される一方で、無料で利用できるデータも多く、興味本位で眺めるだけでも、結構楽しい。実際のデータを使って、どんなことができるのかを試すことも可能だ。 百聞は一見にしかず。いざ、Tellusの世界へ――― 。 Tellusとは何か? 衛星データを誰でも利用可能に 衛星データは長い間、主に研究目的で利用されてきた背景があり、一般の人には縁遠い存在だった。さまざまな組織がバラバラに保有していて、ファイルサイズは大きいうえに、生データは画像のゆがみや雲の影響など様々な要素を補正する必要があった。扱うためには、高性能のパソコ
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