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都知事選
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粉体の特に充填設備ではピンチバルブという特殊なバルブを使用します。 初めてその単語を耳にしたときは、とても危機的な状況になっているバルブなのだろうと、他人事のように考えていました。 そうではなくて割と安全に使えるバルブですが、簡単に考えすぎるといろいろな落とし穴にはまってしまうことも事実です。 ピンチバルブの構造 ピンチバルブの構造を簡単に紹介します。 粉体が通る部分が一式ゴムでできていて、弁棒である金属がゴムの外側に配置されています。 弁棒が動くことでゴムが変形し、開閉される仕組みです。 バルブという視点では弁体・弁座が一体になったと考えれば良いでしょうか。 ボールバルブのような典型的なバルブを最初に学習した人から見ると、こんな原理的なバルブが世の中にはあったのかと、今まで気が付かなったことを悔やむかも知れません(私がそうでした)。 ピンチバルブは自動手動どちらでも使えます。 ゴムの開閉
自分って何の役に立っているのだろうか? 化学プラントの機電系エンジニアの仕事を始めたときは、この疑問をずっと持っていました。 ある程度の時期を越えて、一応のやりがいを見出すと問題なくなるものの、今度は次の疑問がでます。 自分って周りの部署からどう見られているだろうか? 機電系エンジニアの仕事だけをしていると、外からどう見られているかを意識することは少ないです。 私は化学プラントの機電系エンジニアの仕事を20年程度経験していますが、途中で製造を経験したり、今も少し離れた職場にいるので、機電系エンジニアを少し客観的に見つつ内情も理解していると思っています。 私の観測範囲だけの話ですので、一般化できないかも知れませんが、それなりに傾向は出ていると思っています。 最近では、就職活動向けにいろいろなPRが工夫されていますが、実態とはかけ離れています。 何か知らないけど仕事をしている 社内とくに工場内
化学プラントに限らず、マテリアルハンドリングは製造業のライン設計で重要になります。 化学プラントだとマテリアルハンドリングの割合が相対的に低いから、軽視されがちですけど重要です。 プラント設計の中でもかなり特殊な扱いとして位置づけられますが、考え方の基本を知っておかないと結構進まないです。 少なくともこの要素が必要ということを、整理します。 みんなで話し合える環境 マテリアルハンドリングの設計で最も大事なことは、みんなで話し合える環境です。 これが無いとほとんど進みません。 メールで図面のやり取りをして審査するというような、プラント設計にありがちな方法だと、下手をしたらスルーされてしまいます。 というのも化学プラントのようなマテリアルハンドリングに慣れていない工場だと、誰かが絶対的な答えを持っているというわけではありません。 プラント設備・配管設計・計装設計のように決まった標準的なものがな
バッチプラントは同じ会社・同じ目的の製造品目であれば、非常に似通ってきます。 概念設計する人が変わらないから、当たり前ですよね。 複数のプラントに対して、都度生産品目を導入していきますが、どのプラントが最適なのかを選ぶには、プラントごとの癖を知らないといけません。 似た設計にすればするほど、違いが分かりにくく、違いを浮き彫りにするためには次のような比較が大事です。 化学プラントを例に解説します。 反応器 バッチ系の化学プラントは反応器がメインです。ここをまずは抑えましょう。 数・容量 反応器の数と容量は最初にチェックしておくことです。 1プラントで10~20個程度なので、簡単にリストアップできるでしょう。 容量のほかに、当然材質も揃えます。 撹拌翼・バッフル・軸封・インバータなどのパラメータをリストにしましょう。 プラントによって数そのものが違えば、サイズが違うなどの明確な指標になります。
排ガス処理塔は化学プラントなど危険なガスが発生する場所では、必須の設備です。 専門のメーカーがパッケージとして販売していたりしますが、自前で組み上げることもあるでしょう。 セイコー化工機株式会社「耐食」のコア技術を生かした、社会インフラには欠かすことができない耐蝕ポンプ、工場や研究設備、下水処理施設等で排気・換気で活躍する耐蝕送風機、製造現場や化学プラントから発生するガスを確実にとらえ、除去する高性能の湿式スクラバー。それらの研究...seikow.co.jp 基本的にはメーカーに依頼する方が安いですが、運転の質を上げようとすると自前になります。 どちらにしても基本的な考え方を、エンジニアは知っておかないといけません。 基本フロー まずは基本フローを解説します。 大なり小なりありますが、基本の構成はこのフローになります。 バッチプラントで見かけるような汎用性の高い処理塔をイメージしています
フッ素樹脂ライニング製のマグネットポンプは、耐食性に優れた便利なポンプです。 しかも安い。同じ耐食性の金属性ポンプと比べると。 多くの腐食性流体を扱うバッチプラントでは、これはとても重宝しますね。 フッ素樹脂ライニング製マグネットポンプは、いろいろなメーカーがあります。 それぞれの特徴を、私が使っている範囲内で紹介します。 イワキ フッ素樹脂ライニング製と言えば、個人的に一番はイワキです。 ケミカルポンプと流体制御機器のイワキ [製品サイト]株式会社イワキはケミカルポンプと流体制御機器を開発・販売しています。永年の経験と実績に基づいたきめ細かな品揃えで、あらゆる産業分野のニーズにお応えします。www.iwakipumps.jp 製品を開発しようとする姿勢がある。 ここが最も気に入っている部分です。 耐食性材料の種類 空運転対策が豊富 色々新しいことにチャレンジしているイワキは、とても印象が
プラントの将来性はプラント関係者にとって重要なテーマです。 化学プラントでエンジニアとして長期間働きつつ、最近のプラントの状況を眺めながら今後のことを考えることが最近多くなりました。 プラントと機電系エンジニアの今後を自分なりに考えていきます。 プラントの環境 プラントの置かれている環境を考えます。 日本のどこでも状況は似ていると思っています。 プラント建設は減少傾向 プラント建設は今後確実に減少します。 人が少なくなるから明らかですね。 新たなプラントを建てずに、既存プラントをいかに長く使っていくかがポイントになります。 一度建てたプラントは補修を適切に実施していけば、長期運転が可能となるケースが多いです。 補修の質を少し落としても、限界年数が少し変わる程度。 であれば、既存プラントをいかに長く使うかが、生き残りの重要テーマとなります。 保全が主役としてもっと目立たないといけませんね。
化学プラントでは設備のトラブルは必ず起きます。 そのたびに生産技術である保全課は呼び出しを受けます。 もしもし?良いから早く直して こういう雑な感じの依頼を製造課から受けるでしょう。 それで何とか直したと思って一息つこうとしたら、次はこのセリフが飛んできます。 で、原因解析は?上に報告しないといけないから、よろしく 直すことでも神経を使いますが、解析はもっと悩みます。 これが嫌で保全をしたくないという人は少なからずいるでしょう。 でも、できないのには理由があります。あなたのせいではありません。 分解できない 原因解析をしようとしたら、最終的には分解しないと分かりません。 腐食などの問題なら材料を切断して、研究室で解析しないと分かりません。 これを分解せずに判断したり、実物が入った状態で原因解析を求められたりします。 それではどうあがいても分かりません。 トラブル経験が少ない 設備洗浄をして
Xであいさつが必要か?ということが話題になっています。 化学プラントで20年も務めている私からすると、当たり前だと思いたくなります。 ところが、そんな化学プラントですらあいさつをしない人が増えています。 挨拶しない人が巷で話題です。確かに通勤時の挨拶は激減しました。挨拶したら上司に報告が入り注意されたこともありました。 工場内では協力しないとやっていけないのに、あえて壁を作る人が増えたので、先は明るくないと思っています。 — ねおにーーと (@chemi_machine) June 8, 2024 化学プラントでのあいさつについて、今一度考えてみようと思います。 化学プラントはチームプレイ 化学プラントであいさつが必要というのは、言うまでもありません。 なぜならチームプレイだから。 1人で出来ることは所詮限界があります。 多くの人の力をつなげて、1つの目標に向かう。 それが化学プラントです
反応器や熱交換器などジャケット・シェルによる熱交換を行う設備は、定期的な洗浄を行う方が良いです。 購入したときには綺麗でしっかりを熱を授受でき、U値が出ている設備でも、30年40年と経っていくと性能は自ずと劣化していきます。 プロセス側は比較的短い頻度で清掃してリカバリーしますが、ユーティリティ側は結構雑に考えてしまい勝ち。 放置して漏れが出てから補修をして、何回か繰り返すとどうしようもなくなり更新。 設備のライフサイクルを考えるときに、寿命を短くしてしまいます。(本当なら60年70年と持たせられるかもしれないのに、30年40年で交換しないといけないという意味) ユーティリティ側の洗浄をすることで、設備を長持ちさせましょう。 分解洗浄 洗浄の基本は人の手作業です。 ジャケットやシェルのように設備の内側で、人の手も機械も届かないような場所は、分解することでようやく洗浄できます。 普通の機械な
正直なところ、最近仕事が暇です。 忙しくて残業だらけなのはもちろん駄目なのですが、残業規制など仕事量が減ってきた現代ならではの問題かもしれません。 効率的な仕事をして忙しかった時にも回せるスキルが身に付くと、仕事量が減ってきた時に途端に暇になるタイミングが出てきます。 そんな時に、定時ダッシュもしくは定時前ダッシュができれば良いのですが、そんな簡単にできない職場もあるでしょう。 化学プラントの機電系エンジニアが暇なときに何をすればいいか、考えてみました。 パトロール 手っ取り早く時間を潰すにはパトロールが最適です。 1回で1時間くらいは潰せるでしょう。 適当に配管や設備を見て、真剣な振りをしていれば大丈夫です。 メモ帳に書くふりをしたり、指差しをしてカウントをしていると、何かを検討しているように見えます。 現場にいる人・事務所にいる人どちらかも仕事をしているように見られます。 よほど時間を
逆止弁は、配管内の流体の逆流を防止する目的で使います。 ただし、逆止弁は過信しすぎてはいけません。 思想は会社によって差がありますが、こう考えてはいかがでしょうかという例を紹介します。 逆止弁のマイナス面の特徴 逆止弁のマイナス面の特徴を整理します。 使ってはいけないという意味ではありませんが、弱点はしっかり理解しましょう。 逆止弁は作動時間差がある 逆止弁は作動するまでに微妙な時間差があります。 例えば液体を流しているラインで、Aという物質を流していたとしましょう。 2次側に高圧のBという物質があって、本来は逆止弁に到達しないはずなのに、何らかの原因で逆止弁に向かって高圧のBが流れようとします。 このとき、Aは正規の向きに流れようとせず、Bに押される形になります。 当然、AとBは混じり合った状態になります。 逆止弁が作動するには、逆向きの圧力差が必要ですが、AとBが混じり出してから圧力勾
化学プラントの機電系エンジニアをしていると、目の前の仕事をこなすことでいっぱいにするこが可能です。 そして、世間の情報を入手せずに、浮いた存在に。 身の回りでもかなりそういう人がいます。 そうならないようにするためにも、製造業情報としての「ものづくり白書」を読んだ感想をまとめます。 2024年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)令和6年5月31日経済産業省,厚生労働省,文部科学省 https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2024/pdf/gaiyo.pdf プラント関係にだけ着目しています。 日本での製造が限界 今回の白書を見て、私が最初に思ったことです。 日本での製造は限界 表現はいろいろですが、全体を通じてそういうメッセージを感じます。 というのも、最近の私の業務でも業界を俯瞰する機会が増えてきて、実
最近体の調子が良くなく、ブログをサボりがちです。 今日は少し体調がいいので、閑話休題的な話題にします。 ゴルフ。 会社員にとって悩ましい問題の1つでしょう。 化学プラントのように僻地に勤務地がある場合、ゴルフを趣味にする人は少なくありません。 ゴルフをしないといけないのか?したら有利になるのか?について考えました。 なお、私は20年間全くゴルフをしていません。 必須ではない 結論から言うと、ゴルフは必須ではありません。 ゴルフをしている人が昇進するわけでもなければ、その逆もありません。 経営層などトップクラスであっても例外ではありません。 ゴルフは社会人にとって当然身に付けておくべきこと、という風に言われるかもしれませんが、そんなことはないでしょう。 人が少なくなっている現在では、なおさらですね。 私も周りの人から「ゴルフをしたらどう?」といっぱい声を掛けられましたが、その都度断ってきて、
化学プラントって怖いというイメージがありますよね。 私はそんなイメージすら持たずに化学プラントって何?美味しいの?という状態から就職したわけですが、世間一般には怖いというイメージを持っているようです。 プラントに関係するいろいろな人と接していると、みなさん確かに怖いという表現は使うものの、その意味するところは差があります。 ざっくり4つのパターンに分けましょう。 【外部】何をしているか分からないので怖い 世間一般のイメージとしての「化学プラント怖い」は、不気味・何をしているか分からないという感じでしょう。 隠れたところでコソコソ何かを作っている 何か問題があったら地域住民に影響を与える 平和そうに見える今でも、実は被害を与えているかもしれない テロなど物騒な話ともリンクされるイメージです。 日常で少し怪しげなにおいが出たり、工事で少し大きな音を出したりすると、即問い合わせを受けます。 下手
化学プラントの機電系エンジニアは、会社から一定の予算をもらって、設備投資を担当します。 高額の設備に対する設計をして購入をして工事をする。 この繰り返しだけを行っていると、感覚がバグってしまいます。 考え方が固まってしまい、その部署でなければ通用しない論理構成を繰り返していくうちに、社内でも浮いてしまうようになります。 10年も経てばこうなるので、早い人では30代前半~中盤にはこの状態になります。 私の周りでもそれなりに例がありますので、紹介しようと思います。 与えられた予算を使い切る 予算は与えられたら使うもの。 この考え方は決して間違ってはいません。ここには理由があります。 予算化を行うためには、機電系エンジニア目線ではかなり叩かれているように見えます。 予算着工までにとにかく削減案を求められる プラントの長期安定化のための投資ができない そもそも予算申請会議に参加できない こういう環
フレームアレスタ(逆火防止装置)は化学プラントの保安装置の超重要部品です。 危険物タンクに設置することが多いでしょう。 ここでフレームアレスタには設置向きがあると私は考えています。 付けてはいけない向きとして、上から下に向かって内部ガスが大気に放出される流れがあります。 この絵のパターンは基本的には誤りです。 その理由を解説します。 詰まるから 上の例のようにフレームアレスタを付けると良くないのは、詰まるからです。 純粋な溶媒など、汚れる要素がない場合は問題ないかも知れません。 ただし、そんな理想的な内容物となることは珍しく、何かしら固形分が混じってきます。 液体であっても同じです。 上の例だと、タンク内のガスが大気に漏れるときに、フレームアレスタが邪魔をしてしまって、フレームアレスタの上で溜まってしまうかも知れません。 フレームアレスタを付けて逆火防止をしても、ガスラインが詰まってしまっ
プラント設備の保全を長くやっていると、次のようなパターンを結構見かけます。 昔からこうやっていたから、変えなくていい! もっともらしく聞こえてしまう部分が多いのですが、その証拠となるデータは非常に乏しかったりします。 言葉通り、「昔からやっていた」という雑な考え方は珍しくありません。 これからのプラント保全を考えると、どうしてもそれでは限界があり、限界に向かう速度を緩和させることすらできないでしょう。 設備の保全計画を見直すことが大事ですが、そのためにはどういう思考が邪魔をしていて、どうやって取り除けばいいかを考えてみました。 一言で言うと、こんな感じでしょう。 現状維持に固執して、変えることが怖くなっている 怖い 保全計画を見直すときはたいてい、「怖い」という感情が出てきます。 特に、保全周期を伸ばす方向や、定期交換を辞める、というようなリスクを持つ側の変更は怖いですね。 逆にリスクを下
機電系エンジニアとして20年以上、化学プラントの製造課長と仕事をしてきましたが、いろいろな人が居ました。 製造課長の場合、いろいろな管理項目がある中で、何を重視するかは人によって強弱があります。 どういうパターンがあるか、まとめて見ました。 全力投球 昔の製造課長というと全力投球型が非常に多かったです。 運転も合理化も人員計画も設備保全も、ほぼすべてをカバーしていました。 入社してからずっと製造畑というよりは、むしろ研究出身者など別ルートの人の方が多いイメージです。 いっぱい勉強したのに、製造課でも相当勉強したはずです。残業も相当のはず。 主任などにも仕事を依頼するものの、課長自らが手を動かすタイプ。 現場にも良く出向き、DCSのデータを自分で直接見たり、部下の報告を聞きつつ自分でも確かめないと気が済まないという感じでしょうか。 当時は気になりませんでしたが、今になって考えると仕事が趣味・
化学プラントでは多くの配管をフランジ接続することは、とても都合がいいことです。 この時JIS10kフランジを使うのが、ごく当たり前となっています。 例外としてJIS20k以上の高圧のフランジがあります。 JIS10kより高い側は分かりやすくても、低い側は結構適当に考えてしまいます。 大は小を兼ねるの理論?で、JIS10kにしてしまうことも多いでしょう。 そんな小さな圧力の時に、どう考えるかをまとめました。 マンホールなど強度が必要な場所JIS5k JIS10kよりも小さなサイズとしてJIS5kがあります。 これは手っ取り早く効果がでます。 設計を初めから考える必要がなく、調達も製作も可能です。 マンホールなど重たい箇所では、重量削減目的でJIS5kにしますが、これは限界があります。 JIS5kでは一定の重たさが残るので、作業時のリスクとなるでしょう。 JIS5kよりも軽量化ができる明確な回
化学プラントの設備設計をしていると、不純物についてそれなりに話題になります。 水・メタノールというような純粋な物質だけを取り扱うことはむしろレアで、何かしら混ざった物を取り扱う。だから、耐食性の評価もとても難しい。 こんな感じで、上司から教わったことがあります。 言っていることは正しいのですが、これだけだと受け取り方が変わってきます。 何か良く分からない難しいもので、自分には判断できないし、考えてもいけない分野なのだ・・・ 完全に尻込みをしてしまっていました。 実際、上司の立場に立ってみると、感覚的にはこんな感じです。 ベースの部分は文献を使って自分でも調べられるが、複雑な話になれば専門家に頼ればいいのだ!自己判断は危険! 若い時ほど自分だけの判断で、結果的に間違った判断になってしまいがちです。 上司としてはそこが気になるポイントなので、最終的な自己判断の前にどれだけの情報を集めるかが大事
プラント建設で何を最も大事にしますか? こう聞かれたら「安全」と答えるのが普通だと思います。 安全第一ですからね。 では、安全の次に重視するのは何でしょうか? これは立場によって変わってくると思います。 その違いを知っていると、コミュニケーションが取りやすくなるかもしれませんね。 工期 安全の次は工期が大事! この意見は、製造部や生産技術など現場に近い人ほど感じるはずです。 というのも、建設の後に自分たちの出番が回ってきて、目標数量を生産することがプロジェクトの最大目標となるからです。 工事の品質が多少悪くても、製品品質に影響がない範囲なら目を潰っても良いでしょう。 工事が終わって、現場が使っているうちに不具合を発見し、できる範囲で解決したりリスク回避を取ることも不可能ではありません。 建設レベルだと、責任の分担の問題で100%完了させないといけないという部分が目立ちます。 工期が遅れた結
ケーブル長さが足りません! 化学プラントの機電系エンジニア初心者が、必ずハマる罠といっても良いでしょう。 私も過去に当然経験があります。 機械分野だけを見ていたら駄目で、少し裾野を広げていく必要を感じる瞬間でしょう。 端子箱の向きが変わる モーターの端子箱にケーブルが届かないという問題は、設備の更新時に起こります。 例えば横型のポンプのモーターに動力ケーブルを接続する時に、端子箱の向きが新旧で変わったとしましょう。 モーターの端子箱の向きが変わるだけで、ケーブル長さが足りずに接続できないという問題が今回のお話です。 簡単な話です。 ところが結構見落とします。 防爆地域で使うケーブルだから、長さが足りない場合は一式引き直しを求められます。 もしくは高価なジャンクションボックスで繋ぐということですが、こういった単一の例に対しては実施しない方が良いでしょう。 端子箱の向きというあまりにも単純すぎ
バッチプラントで大活躍するグラスライニング装置。 これを製作しているメーカーに対するイメージは、化学工場では生産技術以外にも強い興味を持たれています。 生産技術の機械系エンジニアなら、今回の情報を口頭で説明できるだけで、かなり信頼感を持たれることでしょう。 10年~20年くらい過去の情報と今の情報をリンクさせていると、強いです。 神鋼環境ソリューション 神鋼環境ソリューションは日本でもっとも有名なグラスライニングメーカーです。 グラスライニング技術 | プロセス機器 | 神鋼環境ソリューション神鋼環境ソリューションは、上下水,産業用排水等の水処理システムや廃棄物処理システムに加え、トップメーカーであるグラスライニング製リアクターや冷却塔等多彩なメニューで最適なソリューションを提供します。www.kobelco-eco.co.jp 米国ファウドラー社と技術提携し、神戸製鋼所から分離独立して、
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