先日、関西に用事があった。帰りは大阪難波から名古屋まで、あえて近鉄特急﹁ひのとり﹂に乗ってみることにした。 筆者は東京都内在住なので、新大阪から東海道新幹線に乗ればそのまま東京につく。名阪間を移動する人の多くも、東海道新幹線を利用していると考えられる。新幹線﹁のぞみ﹂だと名阪間は50分程度であり、いっぽうで近鉄特急﹁ひのとり﹂は2時間5分から2時間12分程度となっている。 正直なところ、時間はかかる。倍以上だ。運賃・料金は一般の座席で﹁のぞみ﹂6,680円︵通常期︶、﹁ひのとり﹂4,990円であり、1,690円の差である。 しかし、﹁ひのとり﹂をほめたたえる人は多い。なぜだろう。 そう聞くと、乗ってみるしかないのである。 ゆったりとした車内の質感がたまらない 大阪難波11時00分発の﹁ひのとり﹂に乗ってみることにした。乗車日は平日である。きっぷは駅の券売機で買った。 ちょっと暗い感じの地下