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「優しい人でありたい」全身に炎症がおこるベーチェット病になり、多くの人に支えられたからこそ願うこと/サトウリョウタさん はじめまして、サトウリョウタです。現在、フリーランスの編集者兼ライターとして活動しており、ウェブメディアや雑誌で文章にまつわる仕事をしています。 見た目ではあまり分からないかもしれませんが、僕は約3年前に指定難病である「ベーチェット病」を発病し、現在も闘病中です。 ベーチェット病とは、全身に炎症を起こす病気です。口内炎ができたり目が見えにくくなったり、関節が痛くて動かしにくくなるといった症状があります。今のところ病気の原因は不明で、完治させる治療法もありません。 今でこそ楽しく毎日を過ごせていますが、病気になった当初は、人生が終わったと涙ばかり流していました。その後たくさんの人に支えられてきたおかげで、病気と向き合い、少しずつ前向きに捉えることができたという背景があります
2021年3月29日 各位 特定非営利活動法人soar代表理事 工藤瑞穂 問い合わせ先 soar.office@soar-world.com 理事解任のお知らせ 特定非営利活動法人soar(以下、「当団体」といいます。)は、2021年3月10日に開催された臨時社員総会において、以下のとおり、当団体理事の鈴木悠平(以下、「鈴木」といいます。)を解任することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。 1 解任決議に至った経緯について 昨年、当団体又は当団体スタッフの各関係先の個人(複数名)の方から、鈴木との飲食の席またはその直後において鈴木より加害行為を受けたとの被害申告があり、鈴木本人がそれら申告内容の事実関係については概ね認めたため、当団体として、被害申告を受けたことやその内容を重く受け止め、また、NPOとしての法的・社会的責任を果たすべく、昨年末に内部調査チーム(当団体監事を責任
親密な関係性のなかで、“繰り返してしまう台本”はありませんか?東畑開人さん、鈴木悠平と考える他者との関わり方 分かってもらえているはず。 そう思い込んでしまったことですれ違ったり、「なんで気づいてくれないんだろう?」と、期待を募らせて傷ついたり。 家族や恋人、仕事上のパートナーなど、通常よりも一歩踏み込んだ近しい間柄であればあるほど、衝突やトラブルが多くなりがちなのは、なぜでしょう。 また以前、友人からこんな悩みを相談されたことがありました。 当たり障りのない会話ばかりをする人間関係は疲れる。そう思っているのに、特定の人やコミュニティと距離が縮まりそうになると、逃げ出したくなってしまうんです。 大切な人との親密なつながりは、大きな安らぎや自信をもたらしてくれるとわかっているからこそ、信頼できる人とは一歩踏み込んだ関係を築きたいし、深めたい。けれど深入りして傷つくくらいなら、近づかないほうが
中学生から15年間母親の介護をしてきた私が、過去の自分に伝えたいこと。ヤングケアラーを支援する宮崎成悟さん こんにちは!Yancle株式会社の代表をしている、宮崎成悟です。 ぼくは「ヤングケアラー」や「若者ケアラー」と呼ばれる、家族の介護をする若者たちの就職転職の支援やオンライン上のコミュニティを運営しています。 実はぼく自身も16歳のころから、難病の母を介護してきました。そして31歳になった現在も寝たきりの母の介護を続けており、その約15年間の介護経験が、事業立ち上げの原体験になっています。 今回は、ぼくの人生や介護を通して感じたこと、事業への思いをお話したいと思います。 母とぼくは、似ているところが多かった ぼくの家族は、父と母、2歳上の姉と4歳下の弟の5人です。幼いころは夏休みになると毎年のように、家族で温泉や海へ旅行していました。 母とぼくは二人とも海に入って身体がベタベタするのが
努力すれば大抵のことはどうにかできる。 これまで、私はそう思って生きてきました。しかし、昨年、「自分ではどうにもできない」と感じる場面に出会いました。 体と心のバランスを崩し、仕事が思うようにできなくなってしまったのです。 毎日のように夜中に目が覚めて眠れなくなってしまったり、会話の中で投げかけられた些細な言葉に傷ついて、一日中涙が止まらなくなってしまったり。体の調子が悪くて思考がうまく働かず、たった1通のメールを返すのに2時間以上かかってしまう時もありました。 運よく周りの方の助けもあり、半年ほどで元の状態まで回復できました。しかし、これから先の人生には心身の不調以外にも「自分だけの力ではどうしようもできない困難」が必ず起こると思います。 厳しい経済状況や親子関係の不和、身近な人の死など、自分ではコントロールできない困難の数々に直面した時、どうすれば現状を受け入れて、次の一歩を踏み出せる
変化するのが怖い、他人からの評価が気になる。そんな「おそれ」を手放し、人生の主人公として生きるには?松本紹圭さん・モリジュンヤ対談 本当はやりたくないことをしたり、周りに合わせてしまって自分が出せなかったりする経験は、きっと多かれ少なかれ誰にでもあるもの。 多くの人が、「自分の可能性を活かし、自分らしく生きたい」と願っているはず。それなのに、どうして私たちは自分の意思とは違う選択をしてしまうのでしょうか? そこには、不安や心配といった「おそれ」の気持ちがあるのかもしれません。 そう話すのは、光明寺の僧侶・松本紹圭(まつもとしょうけい)さん。世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderにも選出され、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を運営する松本さんは、日常生活や組織のなかでも、この「おそれ」ベースの行動やコミュニケーションを変えていくことが大切だと考えているそ
“人からの期待に応える”ことでしか、自分を認められない。そんな私が自分のための人生を歩み始めるまで/あかしゆか あかしちゃんってさ、自己肯定感が低いよね。 昔、そんなことを先輩から言われた経験があります。私はその時ぼんやりとしか「自己肯定感」を理解しておらず、漠然と「自分の自己肯定感は低くはない」と思っていたので、「えー、そんなことないですよお。前向きですし」と、ヘラヘラ返事をしていました。 ただ、今から9ヶ月ほど前。私は自分の「自己肯定感の低さ」と向き合わざるを得なくなったのです。 今回から3回にわたって、私が実際に日々生きながら感じている「悩み」について、内科医の鈴木裕介先生にお話を伺い、その悩みと向き合うためのヒントを模索するコラム連載をスタートします。 第1回目は、「他者の承認を通じてしか、自分のことを認められない」という悩み、つまり前述の自己肯定感の低さ、についてのお話です。 「
血がつながっていなくても、世界で一番あなたを愛してる。11人の子どもを里親として育ててきたホッブズ美香さん 血のつながっていない子どもと家族になれるのだろうか。 生まれつき生理と排卵がない私は、奇跡的に子どもを授かる前、何らかの事情によって親と暮らせない子どもを家庭に迎え入れる「特別養子縁組」や「里親」を家族をつくる選択肢の一つとして、真剣に考えていました。不妊治療を始め、その選択肢が現実味を帯びてくると同時に、ふと、そんな問いが頭を過ぎったのです。 当時の私は、さまざまな家族のかたちがあることは知りつつも、心のどこかで「子どもを産んだ=母親」であり、「血がつながっている=親子」という固定観念にとらわれていたのです。不安を抱えていたその頃の私に、一つの答えをくれた人がいます。 里親として16年間、計11人の血のつながらない子どもたちを育ててきたホッブス美香さんです。現在は、夫であるアイルラ
子どもの頃、逆上がりができなかった。 同級生が次々とクリアしていくなか、自分だけどうしても回れない。学年が上がっていつの間にかできるようになっていたが、それはたぶん、標準的な逆上がりクリア時期からずいぶんと遅れていたのではないかと思う。 大人になった今も運動全般が苦手だ。というか日常生活全般が不器用だ。出来ないことはたくさんある。だけど幸いなことに「みんなと同じ」ことができなくてもどうにか生きることができるのが大人の世界。 苦手なことがあっても、得意を活かして誰かの役に立てれば居場所をつくることができる。「からだ」が不器用な僕の場合、それが「ことば」だった。 文章執筆、企画、交渉、プレゼンテーション…。得意を起点に磨いたスキルは、次第にそれが職業生活における「強み」となって、自分のことを支えてくれるようになる。 一度覚えた仕事は忘れないし、むしろ磨いていくものだという感覚で働いている。少な
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