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都知事選
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アーティストの違法行為による逮捕により、関連作品の自粛が相次いでいる。社会全体としてコンプライアンス遵守の流れの中、同じような事態が起こるたびにこの“自粛モード”について賛否両論が巻き起こるが、関係者はどのようなことを考え、悩み、決断したのか? Musicman-netは、CHAGE and ASKA所属事務所として同様の事態に当事者として関わった経験がある前ロックダムアーティスツ 代表取締役 大崎志朗氏に寄稿を依頼。大崎氏は自身の経験を踏まえて、現在の率直な想いを寄せてくれた。 有名ミュージシャンの逮捕により、映像作品、CD、配信、サブスプリクションなどの音楽作品の販売停止・回収の措置が取られています。マスメディアによる報道や、コンプライアンス遵守という社会の中、やむを得ぬ選択を迫られた関係者の方々の心中は察するに余りあります。私も過去に同様の事態に関わった者として、改めて自責の念を感じ
ライター/編集者/音楽ジャーナリスト 柴 那典 音楽ライターの柴那典氏による著書「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」が発売された。 2007年8月に登場したボーカロイドソフト「初音ミク」。”彼女”の登場は、ニコニコ動画を中心に「ボカロP」と呼ばれる一般ユーザーたちが大量の新曲を発表する原動力となり、単なるツールやソフトウェアの枠組みを超え「音楽の新しいあり方」を示す象徴となった。 本書は「初音ミク」が誕生した2007年を”三度目の「サマー・オブ・ラブ」”と捉え、今までオタク文化、ネット文化の中で語られることが多かった「初音ミク」の存在を初めて音楽の歴史に位置づけ、綿密な取材を通して、21世紀の新しい音楽のあり方を指し示す画期的かつ刺激的な一冊となっている。 今回は出版を記念して、著者の柴那典氏に執筆の経緯から、本書に込めた想いまで話を伺った。 (取材・文・写真 Kenji Naganawa
株式会社トイズファクトリー 代表取締役社長 兼 A&Rチーフクリエイティブディレクター 今回の「Musician’s RELAY」は新田和長さんからのご紹介で、株式会社トイズファクトリー 代表取締役社長 兼 A&R チーフクリエイティブディレクターの稲葉貢一さんのご登場です。バップ入社後、LAUGHIN' NOSEを皮切りにJUN SKY WALKER(S)、筋肉少女帯などを発掘しバンドブームを牽引。バップの社内レーベルであった「トイズファクトリー」を独立させた後は Mr.ChildrenやSPEED、ゆずなど数多くのアーティストを発掘、スターダムに押し上げ、インディーズのスピリットを持つレコードメーカーとしてトイズファクトリーを築き上げられました。アーティストの発掘からマネージメント、制作や宣伝、コンセプト作りに至るまで、一貫してアーティストと共に走り続けてきた稲葉さんにお話を伺いました
シンクパワー 代表取締役社長 冨田雅和氏(取材・担当:屋代卓也) ーー 前回のインタビューはレコチョクから仮処分の申立てを受けた直後でした。7月4日の貴社公式HPによれば、今回はその申立てに対して答弁書と証拠を提出し、さらに新たな疑義を指摘したとのことですが。 はい、今回のレコチョクからの申立ては、当社が当社HP上で指摘した当社の歌詞データの流用疑惑について、事実無根なのでリリース文を削除し、今後も同じリリースを出すな、という内容のものですが、当社としては、その申立てに対し、当社の主張を整理した答弁書とその根拠となる各種証拠書類を提出しました。 当社は、主に次の2つの点を中心に主張を整理し、証拠書類を提出しました。 第1点は、前回のリリース記事では3事例を掲載いただきましたが、今回、当社の歌詞データ流用を示す証拠として、約20事例を証拠として提出しました。特徴的なものを3種類ご紹介します。
シンクパワー 代表取締役社長 冨田雅和氏 株式会社レコチョクからの歌詞データ流用疑惑の発表における仮処分命令申立を受け、株式会社シンクパワーから経緯を説明したいとの申し出を受け、同社代表取締役社長 冨田氏に緊急取材を行った。 (取材・担当:屋代卓也) ーー レコチョクとの間で騒動が起こっているようですが今までのリリースだけでは正直なところよくわかりません。ここに至るまでの経緯を説明してください。 冨田:これまでの当社HPでのリリースに対し、様々な方からのお問合せ、ご意見などを頂きましたが、一番多いのが実際には何が起きているのか?というご質問です。そこで、この点をしっかりご説明したいと存じます。 当社は、曲の演奏に合わせて演奏されている歌詞部分を識別することのできる「同期歌詞データ」の作成、提供を事業としている会社です。自社で同期歌詞表示プレイヤーアプリをユーザーに直接提供するとともに、多数
過去数年に渡る音楽ストリーミングサービスとの競争に破れ、サブスクリプションモデルへのシフトに失敗したSoundCloudは、存続すら危ぶまれるほど経営難に陥りました。 関連記事: SoundCloud、2017年内に現金枯渇の恐れ。最新のレポートでCEOが報告 2017年には創業者でありCEOを努めてきたアレクサンダー・リャング(Alexander Ljung)は会長職に移行される決断に迫られます。 代わりとなるCEOには、動画サービスVimeoのCEOを2016年まで務めたケリー・トレイナー(Kerry Trainor)が就任しました。 トレイナーはフィナンシャル・タイムズの取材に対して、かつて「オーディオのYouTube」ともてはやされたSoundCloudのビジネスの現状について語っています。 SoundCloud on track for growth after financia
日本では想像もつかないですが、アメリカではラジオが未だに人気を博しています。 2017年のアメリカ人のFM/AMラジオ利用データを示した最新のレポート「Audio Today 2018」を、調査会社ニールセンが公開しました。FM/AMラジオが開始して100年以上が経つ今でも、大半のアメリカ人はラジオを毎週聴く生活を続けています。そして、音楽ストリーミングやスマートスピーカー、ポッドキャストといった新しいメディアとテクノロジーによって、オーディオコンテンツへの需要が、見直されようとしています。 ニールセンのデータによれば、アメリカ人18歳以上では毎週ラジオを聴くと答えた人は実に93%に上り、これはテレビやスマホのアプリ利用/ウェブ閲覧よりも多く、2億2850万人がラジオのリスナーであると答えました。これに対して毎週テレビを見ると回答したのは2億1650万人(録画機、タイムシフト視聴を含む)。
lute×TuneCore Japan、日本初のサブミッションメディア「lute music」ローンチ 国内初のインスタグラムストーリーズを主軸とした分散型メディア・luteは、TuneCore Japanをパートナーに迎え、本日2月14日より日本初となるサブミッションメディア「lute music」をスタートした。 “サブミッションメディア”とは、近年海外を中心にムーブメントになりつつある、あたらしいメディアとアーティストのエコシステム。 アーティストは自身のクリエイティブ(音楽、写真、イラスト等)をメディアに対して直接提案(サブミッション)することが可能で、メディアは提案されたクリエイティブを自由に組み合わせながら、自身の様々なプラットフォームで展開していく。 海外では西欧圏を中心にMajestic CasualやChillhop Musicなど、高い人気とフォロワーを持つサブミッショ
Spotifyで訪れたショーン・パーカーとメタリカの和解 パロアルトからシリコンバレーを抜け、太平洋沿いのハイウェイを南下すると、その森は現れる。2012年の初夏。レッドウッドの生い茂る森林、ビッグサーで開かれた結婚式は、中世のファンタジーが現出したようだった。ショーン・パーカーとアレックスのふたりは、指輪物語のアラゴルンとアルウェンを彷彿させた。 364人の招待客もまた、特別なドレスとスーツを纏っていた。式の総費用は10億円。『ロード・オブ・ザ・リング』のナイラ・ディクソンがひとりひとりに合わせてデザインした衣装だった。IT業界の大物たちがそこにいた。Twitterの創業者、ジャック・ドーシーもパーカーの友人だった。残念ながらザッカーバーグは参加できなかったが、Facebookの創業チームが久々に初代社長パーカーのもとへ集結していた。 音楽バカのパーカーには、ミュージシャンの友人も少なく
LINE、アミューズ、テイパーズが次世代の電子チケットサービス創出を目指す新会社「LINE TICKET」設立 LINE、アミューズ、テイパーズの3社が、9月1日に共同出資による新会社「LINE TICKET 株式会社」を設立し、あわせて、バンダイナムコライブクリエイティブおよび、エンジンと資本業務提携を締結した。 LINE TICKETでは、現在のチケット流通における不正転売問題、公式リセールなどの課題を解決するとともに、ライブコンサートのみならず、舞台やスポーツなどあらゆるエンターテインメントライブ産業の発展に寄与する、カスタマーにとっても最良となる次世代の電子チケットサービスとして、新サービス「LINE チケット」を提供する。 LINE チケットでは、「LINE」プラットフォームを活用した電子チケットサービスを展開することにより、LINE IDを活用した転売対策のほか、主催者からユー
デジタルネイティブのスキマ時間にカルチャーを届ける。日本初Instagram Storiesメディア「lute」がローンチ【前半】 lute株式会社 代表取締役社長 五十嵐弘彦氏 2016年にスタートし、YouTubeを中心としたカルチャー系動画分散メディアとして運営していた「lute(β版)」が、lute株式会社を設立し、8月17日、国内初のInstagram Storiesメディア「lute」としてローンチされた。これまでβ版として、アーティストMVやライブ映像、ドキュメンタリー、バラエティ動画などを制作し、YouTubeを中心に公開・運営をしてきたluteがなぜメディアの中心をInstagramへ移行したのか? 今後は映像制作事業やアーティストマネジメント事業も行うという同社の代表取締役社長 五十嵐弘彦氏に、luteのこれまでとこれからをご自身のお話も交えつつじっくり伺った。本日と明
総合部門では、昨年から続いている自身2度目のドームツアーを行った三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが獲得。 2位は、ツアー冒頭から横浜アリーナで5日連続9公演というハードな日程にありながらも、約4ヶ月にわたって全国を駆け抜けたジャニーズWEST。4位と5位には、自身最大規模の全国アリーナツアーを開催したONE OK ROCK、back numberがそれぞれランクインした。 ジャンル別およびメーカー別は以下の通り。
【特集】ミレニアル世代のアーティストが創る新たな音楽シーン 【後半】インターネットの恩恵を受けたアーティストKOHHとマネージメントの新たな挑戦 株式会社BM 高橋 良 ▼前半はこちらから! 【前半】インターネットの恩恵を受けたアーティストKOHHとマネージメントの新たな挑戦 実家から歩いて5分くらいのところにKOHHは住んでいた 2008年頃にKOHHがmixiでメッセージを送ってきて、彼と知り合うことになります。 当時、僕は、例えば、サラリーマンの人たちが「忘年会のためにラップやりたい」みたいなのもレコーディングしてお金を稼いだり、とにかく「仕事」としてやっていた側面が大きかったので、「KOHHってどんな奴だ」と見たら18歳とあって、18歳だったら金もないだろうし、「これはあんまり商売にならないなぁ」って断ろうと思っていたら、プロフィールのところに「北区」って書いてあったんです。 僕は
【特集】ミレニアル世代のアーティストが創る新たな音楽シーン 【前半】インターネットの恩恵を受けたアーティストKOHHとマネージメントの新たな挑戦 株式会社BM 高橋 良 ニューヨークで得た「全てを自分たちでやる」スタイルを日本でも実践 僕は元々、高校の途中くらいからクラブDJをやっていたんですが、すぐトラックを作るほうに移行して、20歳のときにお金を貯めて、2002年の1年間ニューヨークに行きました。 当時ニューヨークの知り合いたちは、仲間で部屋を借りて、そこで音楽を録音し、CDも量産したりと、とにかく自分たちでできることをチームでやるみたいな感じだったんです。「これを日本に帰ってすぐにやりたいな」と思って、21歳で帰国して、1年間くらい金を貯めて、板橋区の地下物件にスタジオを作りました。 そのスタジオは最初自分たちだけで使っていたんですけど、「使わせてよ」みたいな話が結構来て、それこそS
今年5月からスタートした、Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」の全国アリーナツアーと、北米ツアー、さらに追加公演として大阪・名古屋・福岡の3大ドーム公演行ったPerfumeと、ユニクロ「ヒートテック」とのスペシャル映像が12月12日よりテレビにてオンエアされる。 本CMでは、中田ヤスタカ氏が、Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」の為に書き下ろし、ライブ会場でしか聴くことが出来なかった楽曲「Atmospheric Entry」を採用。振付はPerfumeと長年タッグを組むMIKIKO氏が手掛け、ライブ会場でしか見ることが出来ない振付を披露。オレンジ、黄色、赤などの「ヒートテック」をイメージした色に光り輝く氷上のステージが楽曲の迫力と3人の踊りにさらに拍車をかけ、ライブ会場さながらの圧倒的なパフォーマンスをTV
Spotifyが2016年の音楽シーンを振り返るランキングを発表、今年最も再生されたアーティストはドレイク 音楽ストリーミングサービス「Spotify」が、2016年の世界の音楽シーンを振り返るランキングを発表した。 今年最も再生されたアーティストとなったのは昨年に続きドレイクで、昨年打ち立てた18億回をさらに倍以上も上回る、47億回以上の再生回数を記録。約9.7億回再生されたシングル「One Dance (feat. WizKis and Kyla)」と、24.5億回以上再生されたアルバム「Views」が、それぞれ今年最もSpotifyで再生されたシングル、およびアルバムとなった。 また、累計総再生回数は87億回以上となり、Spotifyがサービスを開始して以来、最も視聴されたアーティストとなっている。 スポティファイ最高コンテンツ責任者兼最高戦略責任者・ステファンブロム氏は、「ドレイク
「ヒット」を再定義して音楽の未来を描く 『ヒットの崩壊』著者 柴 那典氏インタビュー 音楽ジャーナリスト 柴 那典 音楽ジャーナリスト・柴那典氏による著書『ヒットの崩壊』が発売された。 CD時代の終焉が迫り、オリコンランキングが流行歌の指標としては機能しなくなっている一方、ライブやコンサート市場は右肩上がりの拡大を続け、アップル・ミュージックやスポティファイなど「聴き放題」のストリーミング配信も普及が進む現在の音楽シーンの実情と、未来への指針を解き明かすルポルタージュが『ヒットの崩壊』だ。 「コンテンツ」から「体験」へと消費の軸足が移ってきたここ10数年の変化を経て、音楽ビジネスのあり方はどう変わってきたのか。音楽プロデューサー・小室哲哉氏といきものがかり・水野良樹氏を筆頭に、チャート、テレビの音楽番組、フェスやライブの現場、それぞれの変化と狙いをキーパーソンへの取材をもとに解き明かした刺
独立系レーベルの楽曲をメジャーと同等の条件で世界に配信 デジタル・ライツ・エージェンシー「マーリン」インタビュー 左から:バグ・コーポレーション 山口哲一氏、マーリンUK チャールズ・カルダス氏、マーリンジャパン 谷口元氏マーリンUK CEO チャールズ・カルダス マーリンジャパン ゼネラルマネージャー 谷口 元 バグ・コーポレーション 代表取締役 山口 哲一 世界中の独立系レーベルのデジタル権利を支援する団体マーリンの日本オフィスであるマーリンジャパンが10月1日に設立された。 先日、日本でも音楽ストリーミングサービス「Spotify」がスタートし、ますますデジタル市場での収益化が期待される中、世界ではデジタル配信業者に音源を提供する際に3大メジャーに比べて独立系レーベルは劣後の条件で契約されている現状がある。マーリンはそれを是正するために世界中の独立系レーベルを取りまとめて配信業者と交
ARMとiPodとiPhoneと https://www.flickr.com/photos/tsevis/2313082920/sizes/z/ Flickr Some rights reserved by tsevis ARM社。 Appleがジョイントベンチャーで立ち上げた会社だ。かつて若きジョブズを追放したスカリーが社長を務めた時代にあたる。AppleのNewtonはタッチスクリーン式携帯ガジェットの先駆けだったが、ARMの設計したマイクロプロセッサを心臓に持っていた。以来、ARMは携帯デバイス向けのCPU設計に特化している。孫正義率いるソフトバンクが3兆円で買収し、その名は日本の人口に膾炙するところとなった。 iPodもまたARM設計のCPUで動いていた。いっぽうマッキントッシュのCPUをつくるインテルには、携帯向けのCPUはない。OS Xをインテル用からARM用に書き換える大作
松崎 澄夫 音楽プロデューサー 今回の「Musicman's RELAY」は酒井政利さんからのご紹介で、音楽プロデューサー松崎澄夫さんのご登場です。渋谷の富ヶ谷、ワシントンハイツのそばで生まれ育った松崎さんはアメリカ文化を肌で感じ、その後、渡辺プロダクションと専属契約をして、アウト・キャスト、アダムスのメンバーとして活動。バンド解散後、渡辺音楽出版へ入社し、音楽プロデューサーとして、キャンディーズやアン・ルイスなど多くのアーティスト、ヒット曲を手掛けられたました。その後、大里洋吉さんの誘いでアミューズへ移られ、2005年には代表取締役社長に就任されます。アミューズから離れられた現在も、音楽の制作現場に立ち続ける松崎さんにじっくりお話を伺いました。 プロフィール 松崎 澄夫(まつざき・すみお) 音楽プロデューサー 1948年(昭和23年)生まれ 1965年 専属ミュージシャンとして渡辺プロダ
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