2月26日に﹁俺と萌え︵番外︶萌えとフェチは違う?﹂でちょこっと触れた斎藤環氏の発言に関し、俺が若干誤解したまま書いてしまった部分があり、それに対し翌27日、俺のmixi日記のコメント欄で氏から﹁真意の説明﹂がありました。 いまさら解説するまでもないでしょうが、斎藤環氏は﹃社会的ひきこもり﹄︵PHP研究所︶などの著作で著名な精神科医であります。またラカン派心理学者の立場から、﹃戦闘美少女の精神分析﹄︵太田出版︶﹃博士の奇妙な思春期﹄︵日本評論社︶﹃フレーム憑き﹄︵青土社︶などでマンガやアニメにおける﹁おたくと萌え﹂の問題に対し自説を積極的に発表されている論客であり、俺と同世代の友人であり、そして立派な﹁おたくオタク﹂︵オタクに対してオタク的に追求する、ある意味典型的なオタク︶でもあります︵笑︶。 医学者としての氏が﹁オタク﹂に注目した理由は、臨床の現場で日々﹁ひきこもり﹂の人たちと接するう