デジタル環境庁は17日、パソコンやスマートフォンなどデジタル端末内のデータを捨てる﹁ゴミ箱﹂に、有料の﹁デジタルゴミ袋﹂の装着を義務化すると発表した。端末から排出される﹁ゴミデータ﹂の廃棄量削減が目的。収益金はデジタル環境の保護に使われる。 大量生産・大量消費によって日々生み出されるゴミデータは、デジタル社会にとって大きな問題となりつつある。 2020年に国内で廃棄されたゴミデータ量は、10エクサバイト︵1エクサバイトは10の18乗バイト︶。3.5インチフロッピーディスク約7億枚分に相当する。ストレージ容量の拡大に伴って増えた、撮り損じ写真・動画などのゴミデータを廃棄するのに必要な内部処理は、端末の電力を必要以上に浪費する。また、クラウド技術の発達により、これらゴミデータの流通が通信を圧迫して、デジタル環境を汚染していると指摘する専門家もいる。 ゴミの種類にも大きな変化が生まれている。ダイ
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