ブックマーク / obakeweb.hatenablog.com (2)
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描写=画像表象の振る舞いを、言語︵語や文︶のそれに見立てる見解および、これに対する異論のサーベイです。具体的には、﹃芸術の言語﹄︵初版1968, 改訂版1976︶におけるNelson Goodmanの枠組みをめぐって、70年代に展開された論争の一部をまとめています。トピックとしては、以下でも参照する松永ドラフトへのフォローアップです。 1974年には﹃The Monist﹄誌、1978年には﹃Erkenntnis﹄誌で、相次いでLanguages of Art特集が組まれている。そちらでもうかがえるように本書のインパクトは凄まじく、名だたる論者たちが総出でこの本と格闘していたことが伝わってくる。 とりわけ、第一章が絵画の表象に関する分析から始まることによって、﹃芸術の言語﹄は今日の﹁描写の哲学﹂にとってのメルクマールとなった。John Kulvickiのような直接のフォロワーでなくとも、﹃
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Davies, Stephen (2006). Authors' Intentions, Literary Interpretation, and Literary Value. British Journal of Aesthetics 46 (3):223-247. [PDF] スティーヴン・デイヴィスによるBJAの論文﹁作者の意図、文学の解釈、文学の価値﹂のまとめです。*1 ﹁作者の意図と文学解釈﹂というホット・トピックにおいて、﹁価値最大化説﹂を定式化した重要論文です。同様の立場はそれ以前のDavies (1982)でも提唱されているが、その後出てきた諸ライバル理論を踏まえて書かれたのが本論文。この手の話題で参照されないことはない程度には定番の一本です。 〜〜ここまでのあらすじ〜〜 ウィムザット&ビアズリー︵1946︶﹁作者の意図はいりませーん!﹂︻反意図主義︼ バルト﹁作者は死ん
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