田中さんは、日本ではむしろ薬局などで買える市販薬の乱用の方が圧倒的に多いのに、なぜ﹁麻薬﹂と違法薬物だけを強調するのか問題視している。 また、海外ではむしろ末端の使用者の少量の自己使用は非犯罪化して、健康被害を減らす対策に力を入れ、薬物を売買する組織の摘発が重視されている。 一方、日本のキャンペーンでは個人の使用摘発や防止啓発に力を入れていることを指摘。 ﹁不正取引に目を光らせるべきなのに、キャンペーンの名前からも抜け落ちている﹂と批判した。 さらに、元々国連が提唱したのは﹁Yes To Life, No To Drugs︵人生にイエスと言い、薬物にはノーと言おう﹂だったにも関わらず、厚労省は前半をカットし、後半部分を抜き出して使用者の糾弾を強調しているとして、こう述べている。 ﹁今年の国連のキャンペーンのテーマは﹃Better Knowledge for Better Care﹄です。直
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