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小児がんの専門医が集まる国立成育医療研究センターと国立がん研究センターは共同で、小児と「AYA世代(思春期・若年成人、15~39歳の男女)」のがん患者について初めて分析し、報告書をまとめた。報告によると、小児とAYA世代のがん患者の多くは、25歳以上の乳がんと子宮頸がんで、がん組織が比較的小さい上皮内がんを含めれば全体の50%を越えていた。 これらの女性特有とされるがんが多かったこともあり、20歳以上の患者の約8割を女性が占める。また、AYA世代といっても一様に考えず、年齢に対応したがん治療の重要性も求められる。 ◇25歳を境に患者急増 分析した対象は、「院内がん登録」制度に基づいてがん拠点病院などから集められ、国立がん研究センターで集計・分析されたデータのうち、2016年と17年分。報告書では、多くの場合で小児科医が治療を担当する14歳までを「小児」、15歳から39歳までをAYA世代に分
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