Linux関連の話題を扱うニュースサイト﹁LWN.net﹂の記事です。発端は、Fedora上である音楽サイトを開いたところFlashによるmp3プレーヤにて正常に再生されなかった、というバグチケットになります。そしてLinux用のFlashに使われているライブラリglibcのmemcpy関数に原因があることがわかりました。memcpy関数はメモリ領域をコピーする関数で引数としてコピー元とコピー先を指定します。そしてドキュメントにも書かれているのですが、コピー元とコピー先それぞれの領域が重なってはいけない制約があります。しかし、場合によっては領域が重なっていても結果的にうまく処理されることもあり、今回のFlash Playerもそのレアケースに相当していました。そして、glibc開発チームにより64ビット向けCPUのパフォーマンス向上のためにmemcpy関数内部の実装を変更したところ、制約