東京オリンピックの開会式の観客について、大会組織委員会などは、2万人を上限に検討していることがわかりました。 東京オリンピック・パラリンピックの観客の上限については、政府のイベント開催基準に従って、収容人数の50%以下であれば1万人まで認めることで検討していますが、開会式のみ2万人を上限とする方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。 開会式の観客数は、これまでの計画では、一般へのチケット販売で9300人、スポンサーなど大会関係者への販売で1万500人、IOCや国会議員といったセレモニー関係者で7300人の、合わせて2万7000人あまりとなっていました。 これを減らすため、大会関係者を1万500人から9000人に、セレモニー関係者を7300人から6000人に絞りましたが、それでも、2万4000人あまりとなっていて、最終的には、さらに大会関係者9000人のうち、パッケージツアーの
天然のニホンウナギの卵が10日、世界で初めて公開された。 東京大学などの研究グループは先月29日、太平洋のマリアナ諸島沖で天然のニホンウナギの卵約150個を採取することに成功し、そのうち7個を10日に公開した。 卵の採取に成功したのは、09年5月に31個を採取して以来2度目だが、前回は遺伝子を解析するために全ての卵を使ってしまったため、実物が公開されるのは今回が世界で初めてとなる。 今回の採取を通じ、ウナギが産卵するのは深海ではなく水深150~200メートルの表層部分であることや、新月の2日から4日前にほぼ毎晩、産卵が行われていることがわかったという。 産卵が行われる場所や時期を特定し、ウナギの生態を明らかにすることで、卵から育てる「完全養殖」でのウナギの量産化につながることも期待されている。
資源エネルギー庁などが、ことし1月から海底にあるメタンハイドレートから天然ガスを産出する海洋産出試験の準備を進めていましたが、12日の午前9時半頃、世界で初めて海底のメタンハイドレートからガスを産出することに成功しました。 ガスの産出に成功したのは愛知・渥美半島と三重・志摩半島の沖合で、水深1千メートルの海底を掘削リグで、およそ300メートル掘り進み、メタンハイドレート層からガスと水に分解してくみ上げました。 海底を掘り進む困難な作業にあたる地球深部探査船「ちきゅう」は、巨大地震の原因となる海洋プレートを掘削し研究調査を行うことなどを目的とした調査船で、最大で水深4千メートルの海底から、さらに7千メートル掘り進み、マントル上層部に達することを目的に、研究開発が行われています。今回、その深海掘削能力を買われ海洋研究開発機構から貸し出されました。 地球深部探査船「ちきゅう」の映像をたっぷりとご
ヨーロッパの債務危機の震源地となっているギリシャでは、国の予算カットなどの影響で医療が危機的な状況に陥っている。首都・アテネで24日、医師団が窮状を訴えた。 各国で無料診療を提供する「世界の医療団」は24日、ギリシャ政府の医療関連の予算が債務危機前に比べて約4割カットされ、必要な治療を受けられない患者が相次いでいることなどを報告した。特に移民については、70%が、診察代を払えないなどの理由から、通常の病院での診療を断られる状況だとしている。 薬をめぐる状況も深刻だ。ギリシャでは、原則として薬代の8割を政府などが運営する医療保険が負担して薬局に支払う仕組みとなっている。しかし、これが滞っていて、薬局の組合は、今後は利用者に全額支払ってもらうしかないとしている。 再選挙までリーダーが不在という政治空白が続く中、緊縮財政が医療という福祉の根幹にまで深刻な打撃を与えている状態となっている。
福島第一原子力発電所で、新たに導入された放射性物質を含む汚染水浄化装置から非常に高い放射線量が計測され、約13時間、運転が停止するトラブルがあった。「東京電力」は、23日朝からあらためて部品を交換する作業を行い、午後3時過ぎに完了したという。 トラブルがあったのは、18日に導入された「東芝」製の汚染水浄化装置「サリー」。東京電力によると、22日午前7時から装置を一時停止して、放射性セシウムを吸着する部品を初めて交換する予定だったが、配管の一部から一時間当たり約3シーベルトという非常に高い放射線量が計測された。 このため、部品の交換を中断し、水で配管の中の放射性物質などを洗い流す作業を続けたところ、22日午後8時過ぎに線量が下がり、装置の運転を再開した。汚染水の浄化は約13時間、停止したことになる。
福島県の子供の尿から微量の放射性セシウムが検出されたことが市民団体の調査でわかった。国の原子力安全委員会は「健康への影響はない」と説明している。 この調査は、福島第一原子力発電所事故当時、福島市内に住んでいた6歳から16歳の男女10人を対象に市民団体がフランスの研究所の協力を得て行った。5月下旬に尿を採取して検査した結果、10人全員の尿から放射性セシウム134と137が一リットルあたり約0.41ベクレルから1.3ベクレル検出されたという。 市民団体は、子供たちの健康に影響があるかどうかの評価は行っていないが、原子力安全委員会はこの数値について「十分に低い値で、健康への影響はない」と説明している。 市民団体は「子供たちに内部被ばくの危険があることは間違いない」として、国や県が責任を持って子供たちに対する内部被ばくの検査を継続的に行うよう求めている。
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