ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (4)
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先日、﹃ヤバい経済学﹄という本を読んだ。 ヤバい経済学 [増補改訂版] 作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2007/04/27 メディア: 単行本 購入: 34人 クリック: 437回 この商品を含むブログ (238件) を見る 映画化もされた有名な本なので、ご存知だという方も多いと思う。本書は﹁相撲に八百長があるのは本当か﹂とか﹁銃とプール、本当に危険なのはどちらか﹂といったような、実社会の疑問に経済学の手法を駆使して挑んでいる。特に一貫したテーマがあるわけではないのだけど︵それは筆者も認めている︶、どの問題も切り口が斬新で非常に面白い。普通は慎重に語らざるを得ないテーマにも果敢に斬り込み︵人種と教育レベルの関係であるとか、妊娠中絶と少年犯罪の関係であるとか︶、あくまでも﹁データ﹂に基づいた答えを出そう
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数日前に話題になっていた以下の﹁有給買い取り解禁論﹂について。 有給休暇買い取り解禁すれば取得日ゼロの人は年収37万円増も http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131021-00000009-pseven-soci この記事でも言及されているし、拙著﹃脱社畜の働き方﹄にも少し書かせてもらったのだけど、日本人の有給休暇消化率は諸外国と比べて実際かなり低い。多くの人が、付与された有給を使い切ること無く消滅させてしまっている。有給が使えないまま消えていくのを、ただ見ているだけというのは非常に切ない。﹁どうせ使えないのであれば、せめて買い取ってくれよ﹂と思いたくなってしまう気持ちは現場レベルではよくわかる。 現状では、有給休暇の買い取りは退職時の一括消化の場合などを除いて禁止されている。元記事は、これを高度経済成長期にできたルールであり今は妥当しな
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昨日、思わず背筋が凍るようなニュースを見つけてしまい、朝から憂鬱だった。 都営地下鉄を24時間運行 3大都市圏に特区検討 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1505J_V10C13A4MM8000/ 都営地下鉄だけでなく、都バスまで24時間運行を検討しているらしい。﹁利便性﹂だけ考えると、終電が無くなって電車やバスが24時間走るようになるのは決して悪くないように見える。確かに、例えば金曜日の夜とかに友人と飲んでいて、あっという間に終電の時間が来てしまって、ちょっと名残惜しい気持ちになったりすることはある。 もっとも、終電には﹁区切り﹂を作るという重要な役割があることを忘れてはならない。特に、労働環境が劣悪で深夜残業が常態化している会社が山ほどある我が国においては、終電によるタイムリミット効果は多かれ少なかれ確実に﹁ある﹂と思われる。そもそもこの計画
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今日は社畜の中でも特に厄介な、﹁ゾンビ型社畜﹂というものについて書きたいと思う。 この﹁ゾンビ型社畜﹂というのは、僕の知り合いの造語なのだけど、なかなかうまい表現だなと思ったのでここで紹介したい。ゾンビ型社畜とは、自らが社畜であるというだけでなく、自分以外の人間まで自分と同じような社畜にしようとしてくるタイプの社畜である。感染力があるのが、大きな特徴だ。 実際、社畜であったとしても、それを他人に広めようとしないのであれば害はそれほどないと言ってよい。仕事が趣味で、サビ残や休日出勤が好きで好きでしょうがないという人も、自分だけで完結していて周囲を巻き込むことがないのであれば特に迷惑はかからない。しかし、ゾンビ型社畜は違う。自分がサビ残をしているのであれば、他人にもサビ残をすることを強要する。定時で帰る後輩社員がいれば、﹁社会人の常識が身についてない﹂と説教をする。有給を使おうという社員がいれ
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