ブックマーク / note.com/campintheair (2)
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恋愛は構造に欠陥がある私はずっと恋愛が苦手で、まったく克服できないまま歳を取ってしまった。昔からうっすらと感じていた恋愛への違和は、本日に至るまで拭えないままである。こう、いろいろとしっくりこない。個人的な意見だが、恋愛という風習には仕組み的に上手く成り立っていない部分があるし、構造に欠陥があるのではないか。何というか、松屋の券売機くらいシステムが間違っているとしか思えないのだ。かくいう私はもう、これから恋愛をする必要はないし、年齢的にもムリなので、恋愛を卒業︵単位未修得なので正しくは中退︶した気楽な立場から、この問題について考えてみたいと思う。 私が恋愛でいちばんよくないと思うのは、﹁相手からより多くを奪い、自分の取り分にすることが成果として評価される﹂という、独特の野蛮なルールである。これはイヤですね〜︵たけしメモ︶。この乱暴さが嫌いで、私は恋愛になじめなかったと言ってもよい。具体的に
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難民申請を却下された少女埼玉県に住むクルド人家族を描いた映画﹃マイスモールランド﹄の主人公は、クルド人の少女チョーラク・サーリャ︵嵐莉菜︶。いまは高校に通いつつ、いずれ小学校の教師になりたいという夢を抱いている。コンビニのアルバイトで進学費用を貯めるサーリャは、同じクルド人コミュニティから頼まれる通訳や事務作業などの雑務をこなす役割を担わされてもいて、部活動を断念しなくてはならなかった。ある日、一家4人はそろって難民申請を却下され、在留資格を喪失してしまう。ビザがなければ大学進学も、アルバイトもできず、許可なしには居住地の埼玉県から出ることすら許されない。父は入管施設に収容されて出てくる見込みがなく、残された家族の暮らしは困窮していく。 社会から放逐された一家の姿を描いた本作は、監督の川和田恵真が日本のクルド人コミュニティへの取材を重ねて完成させたルポルタージュ的な要素も強い。入管法の問題
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