#1 #2 #3 ドライバーの分業制で現場は大混乱 日本郵便との協業により、ヤマト運輸の小型荷物の配送に携わる「クロネコメイト」と呼ばれる個人事業主およそ2万5000人だけでなく、メール便などの仕分け業務に携わるパート社員(契約社員)数千人も”リストラ”の対象に入っていたことがわかったのは、去年10月のこと。 その後、茨城県土浦市にあるベース店(ターミナル拠点)で働くヤマトのパート社員18人が労働組合を結成し、10月16日に団体交渉を行なったところ、ヤマト本社は対応を一転。パート社員の契約終了を見直し、配置転換を含む雇用継続を提案する方針となった。 しかし、一度抱いたヤマト本社への不信感は拭えない。それは正社員も同様のようだ。都内の営業所で正社員ドライバーとして働く50代男性はこう語る。 「これは本社の人間から聞いた話ですが、ヤマトは数年前よりセンター(営業所)の集約化をすることで利益率の
「正直手のひら返しですよね」 ――2023年にNYコレクションに参加した経緯を教えてください。 2022年の9月にNYで個展を開きまして、その後正式にショーに招待されました。実際に参加したのは、2023年の9月です。 コレクションにはTV番組の密着取材が入る予定だったのですが、ギリギリのタイミングで頓挫しているんです。そんな経緯もあってビジネスチャンスというよりは、一生に一度の思い出作りという気持ちで参加しました。 ――ショーは大成功、コレクション後はさらに知名度が上がった印象です。 実は読売新聞さんが記事を作ってくださっただけだったんですよ。でもその記事のおかげで、取材依頼が殺到、NY滞在中にZOOMで取材を受けてましたね。 ――ものすごく評価されたNYコレクションですが、中でも一番うれしかったことは? 「着物を芸術的に昇華させたアートだ」という評価をいただいたことですね。みやびの衣装は
コロナ禍で防衛大学校に起きたこと 等松教授は日本の内外で活躍する政治外交史・戦争史の研究者であり、軍事史研究の泰斗、H・P・ウィルモットの著作の翻訳者としても知られる。そして14年にわたって防衛大学校と自衛隊の諸学校で教鞭をとってきた教育者でもある。 幹部自衛官育成の内情に危機感を持つ教授は「内側からの声だけで改革への道を拓くには限界がある」と痛感し、長年にわたる組織の歪みを指摘した論考を執筆したと語る。 編集部(以下、――) 論考を拝読しました。教授の論点は多岐にわたりますが、昨年3月に卒業した479人の学生のうち任官辞退者(部隊への着任を拒んで、自衛隊を退職した者)が、72人にも上ったという数字は、衝撃的でした。【1】 等松(以下、略):衝撃的なのは、任官辞退者の数だけではありません。卒業した者だけではなく、昨年4月に入学した488人の学生(1年)のうち、約2割にあたる100人近い学生
官邸報道室から、さらなる“後出し条件”が…… 2012年12月に自民党・第二次安倍政権が発足してからこの10年間にわたり、「新たに事前登録が認められたフリーランス記者は0名」という、世界に類を見ない、日本の総理大臣記者会見の異常な閉鎖性については、前回記事「なぜ君は総理会見に参加できないのか? 「報道自由度71位」という日本の異常な現実」(2022年5月31日)に記した通り。 あらためて、フリーランス記者が総理大臣記者会見に参加・質問するには、通過すべき4つの関門(①事前登録→②抽選→③参加→④質問)があるのだが、前回記事の掲載によって筆者は晴れて「事前登録」の条件を満たし、今回はそれ以降の流れについてリポートする……はずであった。 ところが、官邸報道室から再び後出しで事前登録の条件が追加され、筆者はまだ条件を満たしていないことが判明した。一体どういうことなのか? まずは前回記事でもお伝え
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