ブックマーク / www.grisella.jp (10)
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弟から母の着物を整理してほしいと言われた。でも、今残っている着物は数年前に母と一緒に整理した時、処分する決心がつかなかったものばかり。母自身はもう関心がなくてどうでもよさそうだが、私に捨てることができるか自信がない。最悪の場合、全部引き取って保管する事になりそうだ。 いっそ普段着っぽい着物をリメイクしてみようかと無謀なことを思い立った。信じられないくらい不器用なのに。最初、リメイクを教えてくれるところがないか探してみた。でも、﹁教室の全員が同じ課題を作る﹂ところばかりで、﹁こういうのが作りたいんだけどどうしたらいい?﹂に応えてくれそうなところは見つからなかった。意外だった。昔、母は和裁や洋裁を習っていたが、もう少し自由度が高かった気がする。考えたら、同じ住宅地内の仲良し主婦が集って、上手な人が初心者に教えていた感じだから、教室というより同好会みたいなものだったのかも。専業主婦が減った今はそ
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白菜の花、茎が伸びてきて﹁菜の花﹂っぽくなった。というか﹁菜の花﹂という特定の植物はなく、アブラナ科の野菜の花は全部﹁菜の花﹂だそう。 土手に咲いている菜の花よりも黄色が濃い気がする。 この角度から見ると白菜の花なんだということがよく分かる。 これは何の花でしょう? ブロッコリーでした。淡い黄色の花。 土手に菜の花が咲いていた。黄色と薄紫の2種類が入り混じって。 薄紫なのはオオアラセイトウ、別名は紫花菜。諸葛孔明が広めたとの伝説から諸葛菜とも。 やっぱり白菜の花のほうが色が濃い気がする。並べて比べないとはっきり分からないけど。
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安西水丸と和田誠。二人とも私が大好きなイラストレータだ。以前、二人の共著である﹃NO IDEA﹄という本をたまたま見つけて買った。その時に初めて、この二人が親しい仲なのだと知った。 www.grisella.jp 安西水丸は2014年、和田誠は2019年に亡くなってしまった。もう二人の新しい絵や文を見ることができないのだと思うと寂しい。ファンというほど熱心な読者ではなかったけれど。 近くの古本屋に寄ったら﹁青豆とうふ﹂という文庫本を見つけたので買ってきた。二人が交互に絵と文を描いたエッセイ集。﹁ショーン・コネリーのはげ頭﹂の話題から始まって、お題をつなげていく形式。﹁まえがき﹂で和田誠が﹁打ち合わせなしなので話の展開の先が読めず、事前準備ができない、相手の文章を読んで、挿絵を描きながら、次に自分が書くことを考えた﹂といったことを書いている。二人が気の向くままに﹁そういえばさ…﹂と雑談をして
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長年読書を楽しんでいると手放しがたい本も増えてくる。若い頃から、本棚一つ分を、そういう大切な本の置き場所にしていた。ここ十年ほどは本が読めなくなっていたので、ほとんど増減もなく、本棚を開けることもまれだった。五月頃だったか、久しぶりにガラス戸を開けて中の整理をしていたら、茶色のシミが点々とついている本が増えていてショックだった。たまには風にあてないとだめなんだな。そういや原爆死没者名簿も必ず年に一回虫干ししているし。あまりにショックで、他の人にも価値がありそうな本を何冊か手放した。私が持っていることでだめにしたら可哀想、まだ綺麗なうちにもっと大事にしてくれる人に譲ろうと思った。それなりの値段で売れたこともあって、今のところあまり後悔していない。死蔵するくらいなら所有しないほうがいい。 今月に入って、︵そういや着物も…︶と思って出してみたら、こちらもカビているものがちらほら。虫食いでだめにな
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先週、バーゲン本の中から好きな本を見つけて買った話を書いた。 www.grisella.jp これが呼び水となって、本の購買欲が高まってしまっている。まずは、昔なじみの古書店に行って購入した本が17冊。ここは年々、本や雑貨の溢れ具合がひどくなっていて﹁埋もれている本を救出する﹂気持ちから、つい買いすぎてしまう。破格の安さだし。︵↓この記事の古本屋です︶ www.grisella.jp 翌日には、自宅付近の古書店へ行って6冊。次に寄ったブックオフでは何も買わなかったので、購買欲が満たされず、もう一軒足を伸ばしてここで2冊購入……のつもりが、レジに持っていくと﹁百円本を5冊まとめて買うと全部で百円キャンペーン中﹂だといわれたので、追加で3冊。 購買欲は高まったけど、所有欲はそうでもない。読み終えた本をフリマに出品したら結構売れた。気をよくして徒歩圏内の古書店へ行ってまた2冊購入。帰宅後、今週買
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今週のお題﹁ねこ﹂ *﹁読書日記﹂では、ネタバレには一切注意を払っていません* ↓これを読んだ。 anond.hatelabo.jp ﹁正字正かな遣いクラスタ﹂の具体例を知らないので、いまいちどう格好悪いのかわからなかったけど、この文章を読んで歴史的仮名遣いにこだわっていた丸谷才一のことを思い出した。 私は、丸谷才一を、もっぱらジェイムズ・ジョイスの訳者として知っている。確か、絵本も持っていたはず……。﹃猫と悪魔﹄という本だ。 まずは絵がかわいい。悪魔もユーモラス。 ︵Amazonにリンクしてます。出品価格の幅がすごい。︶ ストーリーは昔話によくある﹁悪魔をだます話﹂だ。悪魔が町のために橋をかけてやると申し出る。ただし、最初に渡った者は彼の家来になること。市長はこれを了承する。そして、かかった橋のたもとにくると、抱えた猫を下におろし、バケツいっぱいの水をかけるのだ。猫は一気に橋を駆け抜け、
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トマト農家で働き出して、売り物にならないトマトを持って帰ることが増えた。﹁これ捨てるんですか?﹂﹁そう。売り物にならない。﹂﹁え〜。悲しい﹂﹁悲しいよ。でもしかたない﹂﹁絶対捨てるのいやだ。じゃあ持って帰って煮る﹂﹁どうぞどうぞ﹂というやりとりがあって、﹁今日も要る?﹂と聞かれるたびに貰って帰っている。 最初はドライトマトにした。参考にしたのは、カゴメのサイトに載っていたレシピ。オーブンを使う方法を試した。 www.kagome.co.jp 焼くだけでは全然﹁ドライ﹂にならなかった。﹁天板にのせたまま、風通しの良い場所で完全に乾かす﹂って書いてあるけど外干しだと衛生面が不安。室内だと一晩置いといても乾かない。扇風機でもかけたらよいのかな。結局、半乾きで諦めた。味見するとすごく甘い。煮るよりずっと甘くなる。不思議。パスタに使ったらめちゃくちゃ美味しかった。残りはオリーブオイルにつけて保存した
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今はメインの仕事が休みのため、農業の仕事をしている。このままだと扶養の範囲を超えそうだが、もう気にせず働こうと思っていた。ところが、姑が体調を崩し料理を作るのが難しくなってしまった。﹁毎日の夕食を作ってやって欲しい﹂と夫からお願いされている。 両親の夕食時間は早い。夕方五時過ぎには食べている。メインの仕事が終わって帰宅するのは六時くらい。ぜんぜん間に合わない。作り置くか? と思ったが、いつ作るかとなると……私の能力では時間を捻出できそうにない。 ということで、多分、仕事を辞めることになりそう。事態が好転する可能性もゼロではないので、もうしばらく様子見だけど。農業の仕事と在宅ワークの収入から娘への仕送り分を除くと、ほんのわずかしか残らないなと思っていた矢先。メールをチェックしていたら、メディアリンクス・ジャパンから﹁グラニフが佐々木マキTシャツを販売する﹂というお知らせが来ていた。 グラニフ
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人に刺される夢をみた、という話を読んだ。 bambi-eco1020.hatenablog.com 私も子供の頃、人に追われて刺される夢をしょっちゅう見ていたなと思い出した。 www.grisella.jp いつから、刺される夢を見なくなったんだろう? 大人になってから? 覚えていない。最近は、夢自体見なくなった、というか覚えていない。夢は感情の老廃物だと思っている。年をとって感情をゆさぶられることが減ったからだろうか。いや、悩みはつきないのだが。なんにしても、自分にはどうすることもできないし、という悟りというか諦めの気持ちが先にたつようになった。 昔々、子供たちが幼い頃、﹁こわい夢を見た﹂と訴えてくる度に﹁心の中にあったいやな気分がこわい夢に変わる。こわい夢はバクの大好物。喜んでバクバク食べるからバクっていう。こわい夢を見るといやな気分が心からなくなるしバクも喜ぶし悪いもんじゃない﹂とい
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