近い将来、﹁働けなくなったら﹂﹁お金がなくなったら﹂﹁親の介護が必要になったら﹂﹁病気になったときに頼る人がいなかったら﹂﹁自分の亡きあとペットはどうなるのか﹂……。﹁これから先﹂を考えるだけで目の前が暗くなる人は多いだろう。 そんな悩みに、具体的に解決の糸口を示してくれる本が話題となっている。現代の貧困問題に20年近く取り組んできた雨宮処凛さんの﹃死なないノウハウ 独り身の﹁金欠﹂から﹁散骨﹂まで﹄は、2024年2月に刊行されるやいなや増刷を重ね、すでに6刷という勢いだ。 なぜ今、先の不安が尽きない人が増えているのか? 雨宮処凛さんに、人生の荒波の中で﹁死なない﹂ために知っておくべきことを伺った。 ﹁無理ゲー﹂は専門家からの知識で攻略できる ――﹃死なないノウハウ﹄は、誰に何を伝えたいと思って書かれたのですか? 雨宮処凛さん︵以下、雨宮︶‥貯金を5億円持っている人以外全員です。今、普通に