ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (7)
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﹁イビキがうるさい﹂という奥様からのクレームをきっかけに睡眠時無呼吸症候群︵SAS︶の検査を受けたのは前回のブログでご報告させていただいたとおりである。︻ご報告︼入院しています。 - Everything you've ever Dreamed 検査結果が出た。重症。1時間当たりの無呼吸+低呼吸の指数︵AHI︶が30回以上であれば重症と診断されるが、僕は59.3回/時であった。 ︵検査結果 重症でした︶ ほぼ毎分無呼吸。なお基準値は毎時5回以下。さらに最長で90秒呼吸がとまっていた。タッチでさえ呼吸が止まるのは1秒なのに僕は1分半。また問題のいびきは睡眠時間の49.7%かいていた。詰んだ…。先生は診断結果を淡々と述べたあとで﹁完全に重症ですね﹂と告げると、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な合併症の可能性、突然死の可能性等々のリスクを説明してくれた。早急に対応しないとヤ
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新型コロナワクチンの副反応を、SNSに投稿する人が後を絶たない。僕の観測範囲では、投稿者は圧倒的に中高年おじさんが多い。よく言われているように、反応には、個人差があるので、それらの投稿は参考程度に眺めるしかない。賢明な読者の皆さまにおかれましても、そういう対応をされていることと想像している。 なぜ、おじさんたちは、そのような投稿をしてしまうのだろう?結論から言ってしまうと﹁キテる感﹂からの行動である。若者たちが接種できていない段階で、人生の先輩である俺たちはすでに先行している。ブームを先取りしている。そういう、キテる自分をアッピールしたいのである。背景には昨今のおじさんの劣悪な扱いがあった。﹁流行や情報に疎いアップデートできない老いぼれ﹂﹁異臭製造マシン﹂…。だがワクチン接種に関しては俺たちは先行している。なぜなら年取っているから。見よ!渋谷にワクチンを求めて群がる小僧ども。俺たちの勇姿を
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今年の夏から同級生と会う機会が多く、毎回、まったく異なるメンバーと会っているが、どういうわけか申し合わせたように﹁俺たちの世代って何だったんだろう…﹂という世代の話になっている。これまで、仕事や家庭のきっつーな話をすることはあっても、世代がどうのこうのといった自分たちを俯瞰でとらえるような話になることはなかった。1973~74生まれ。45、46才。50を前にして、ここでいったん、自分たちの人生を振り返っておこう、中間地点で答えあわせをしておこう、という気分に何となくなっているのだろう。 家族や老後という話題からではなく、仕事や働くことから自分たちの世代を振り返っていた。大卒で社会に出て20数年、技術や経験を蓄積して、管理職やそれなりの立場で仕事を任されている者が多い。これまでは会って話をしても話題は、ごく個人的な仕事の愚痴や悩みが多かったけれども、この夏からの一連の会合では、俺たちの世代が
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先週末、前の職場の同僚と飲みに行った。老夫婦が二人で切り盛りしてるような居酒屋のカウンター席に並んで座った、今、振り返ってもしょうもない酒だった。同僚は僕より年上の男性で、正確な年齢は存じ上げないが、50~65歳くらいだと思う。退職後、派遣会社に登録して働いていたはずだが現在何をしているのか知らない。知りたくもない。だから彼が﹁俺、今さ…﹂と切り出そうとしたときは﹁仕事の話はヤメましょう﹂といって話を打ち切った。苦楽をともにした、世話になった、という実感はない。仕事ぶりがイマイチな彼のおかげで、苦労するのも、世話をするのも僕の役割だったからだ。ビールを飲みながら彼は言った。﹁自分は努力してきたが政治家と社会が悪いせいで今のようなていたらくだ﹂﹁バブル崩壊後の不安定な雇用状況のせいで収入も少なく貯金もない﹂﹁ストレスの多い現代社会のせいで酒もタバコもやめられない﹂﹁世の中のせいで婚期を逃して
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拙タイムラインが﹁大学辞めろ﹂というツイートとその関連で大変盛り上がっていた。他人が大学を出ようが辞めようがどうでもいいし、﹁大学は出た方がいいよ!﹂﹁そんなことを言うのは無責任だ﹂というつもりもない。実際、大学を出ていなくても立派に生きている人もいるからだ。ただ、僕の経験から言わせていただくと、世の中には大学を出ている出ていないを気にする人間が相当数いるのもこれまた事実だ。昨年、僕は無職状態からの転職活動をしていたのだが、その際、すでに40代も半ばになっている僕の学歴について質問をしてきた企業は実際に何社かあったからだ。﹁一流大学出身なのに働いていないのですか﹂﹁ちょwww法学部卒で駐車場の切符切りですか…ぷぷぷ﹂誇張していえばそんな言われ方もされた。きっつー。まあ仕方ないよね。事実だから。大学、法学部を出たことが今の僕の仕事︵営業部長職︶に役だっているかといわれたら、ほとんどゼロだ。営
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いつぞやの名刺交換会で名刺を交換した経営コンサルタントの人が、絶対に御社の役に立ちますから、時間を無駄にしませんから、一時間だけ、一度だけ、一度だけ、と下手くそなナンパみたいなラブコールを送ってくるものだから、先っちょくらいなら時間の無駄にならないかと思って面談した。ヤメときゃよかった。ま、そのときは相談に乗ってもらいたいこともないわけではなかった。新規事業の事業計画でちょっと悩んでいたからだ。その新規事業は、︽新規事業アイデアを出せ︾というボスから幹部クラスへの課題に対して僕が便秘気味の脳からひねりだしたものである。採用されても面倒くさいし︵余裕がない︶、手抜きなものを出したら失脚しかねない、という極めて厳しい条件下で、実現性は僅かながらあるがアホらしいので正気の会社ならやらないであろう、ふざけた事業アイデアを出したつもりだったが、なぜかボスの琴線に触れてしまい、﹁面白いから進めてくれ﹂
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恥ずかしながら己の無学ゆえに何を創造してるのかまったく存じ上げないが世間的に有名なクリエイターK氏によるセクハラパワハラが、それを告発した作家H氏の過去の発言、パーソナリティー、そして第三者の助太刀なのか横槍なのか判断つきかねる言及によりあらぬ方向に炎上している。被害者がバッシングを受けるなど本来あってはならないことだ。だが意図せずして不利益な方向へ向かってしまうのも人間なのだ。 じっさい規模の違いこそあれ、様々なシーンで同じような状況が観測できる。たとえば場末の中小企業の会議。ある人が有無を言わせぬほど完璧で素晴らしい提案をする。ほとんどの場合、完璧であってもそのまま採用されることはないのではないか。なぜなら﹁基本的には賛成だがこうした方が良いのではないか﹂﹁採算は取れるのか﹂などととりあえず発言して﹁仕事やってる感﹂を醸し出そうとする人が必ず現れるから。 それならまだいい方で、﹁その企
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