記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 来週の8月11日は﹁山の日﹂。登山やキャンプを楽しむ人たちを支えている国内企業の雄がアウトドア用品大手のモンベル︵大阪市︶だ。フランス語に由来する﹁mont-bell﹂ブランドが有名で外国企業と間違われやすいが、大阪市で1975年に創業した、れっきとした日本企業だ。同社が山好きの間で不動の人気を誇る理由を探った。 特殊な成り立ちの原点は創業者に 結論から言ってしまえば、モンベルの強さは社員の厚みと熱量にある。現在は1200人を超える社員は﹁全員がアウトドア好き。だから、自分たちが欲しい商品を進んで企画する﹂と、常務取締役広報本部長の竹山史朗氏は当たり前のように言う。 しかし、一般論でいえば、電機メーカーで働く人すべてがエレクトロニクスを趣味にしているわけではないだろうし、すべて
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