やたらと使われる﹁多様性の尊重﹂現在、﹁多様性の尊重﹂というスローガンは、政府の文書から個人の会話まで、至るところで目につくようになっています。経済、雇用、福祉、教育その他、あらゆる分野で﹁多様性の尊重﹂という言葉が使われるようになりました。 これについて今回の記事では、この﹁多様性の尊重﹂というスローガン自体に重大な問題があり、むやみに使わない方が良いということを説明します。︵念のためいうと、﹁多様性を尊重すること自体がいけない﹂という真逆の主張をしたいというわけではありません。︶ 多様な﹁状態﹂を尊重すれば良いのか?まず言葉そのものを眺めてみましょう。﹁多様性﹂を﹁尊重﹂するというわけですから、当たり前の話ですがここで尊重すべきとされているのは﹁多様性﹂です。﹁多様性﹂とは物事の性質とか状態ですから、結局は何らかの性質や状態を尊重しろと言っているわけです。 学校の制服問題で考えてみる一
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