27日に日本外国特派員協会で行われた橋下徹大阪市長による記者会見報道をニューヨークタイムズが取り上げていたので、その報道のされかたについて、簡単にメモしておきたい。 該当記事は﹁Japanese Politician Reframes Comments on Sex Slavery﹂︵参照︶で田渕広子記者によるもの。 最初に概括だけしておくと、一部でよく言われるような偏向報道という印象は受けなかった。どちらかというとそっけないほどプレーンな記事で、最後は、民主党の海江田万里代表が中国のことわざだとした﹁火を油紙で包むことはできない﹂という評で締めている。英文で読むと冗句なのか判然とはしないが。 橋下市長のスピーチは英文︵参照︶と和文︵参照︶が存在するので、田渕記者が橋下発言とした部分の引用の正誤が確認できる。というか、そのあたりを以下にまとめてみた。基本的に二個所ある。 まず一点目から。以