﹁陰謀論﹂に騙されるのはどんな人か。累計47万部のベストセラー﹃応仁の乱﹄︵中公新書︶の著者・呉座勇一氏は﹁高学歴で自分に教養があると思っている人ほどよく引っかかる。たとえば歴史学の専門家が陰謀論者になることも多い﹂という。呉座氏はそうした陰謀論を新著﹃陰謀の日本中世史﹄︵角川新書︶で徹底論破している。陰謀論に共通する﹁パターン﹂とは――。︵後編、全2回︶/聞き手・構成=稲泉 連 数々の陰謀論の特徴を抽出しパターン化 ――本書を執筆する過程で、呉座さんは多くの陰謀論の本を読み込んでいます。そのなかで、どのような特徴が見えてきたのでしょうか。 今回、本の中で約20の陰謀論を検証しました。保元の乱を手始めに、源義経をめぐるもの、足利尊氏や関ヶ原の戦いについての陰謀論などを取り上げましたが、陰謀論を語る人たちの本をひたすら読んでいて抱いたのは、よくこれほど想像を膨らますことができるな、という感想
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