ブックマーク / www.moneypost.jp (5)
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不動産の価値はずっと上がり続ける────そんな1980年代後半の“土地神話”が脆くも崩れ去るさまを、平成の日本人は目撃した。今また、令和の日本で続く不動産価格の高騰。﹁バブル超え﹂ともいわれるこの活況もまた、終焉を迎えるのか。財界の中枢が、バブル崩壊への対応を急ぐ動きをキャッチした。 経営トップに直撃すると﹁何も話せませんよ﹂ 幅広い産業に裾野を広げ、その動向が日本経済の浮沈を左右するともいわれる、ある巨大企業グループ。5月某日、そのグループ企業の最高幹部らが集まる会で、一編のレポートが共有された。 A4判で10枚ほどのレポートは﹁今後の不動産動向について﹂といった淡泊な見出しだったが、その内容は日本の不動産バブル崩壊を警告するものだったという。会に参加した人物から内容を聞いた経済誌記者が言う。 ﹁レポートでは、世界の不動産市場が冷え込んでおり、米国の商業用不動産がリーマンショック時以来の
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終の棲家の選択は悩ましい。戸建てか、マンションか。マンションならば、低層か、タワマンか──近年人気があるというタワマンだが、実は、思わぬ落とし穴がいくつも隠されているという。芸能界の不動産王と呼ばれる彼でさえ、見抜けなかったようで……。 ﹁去年の5月に東京のマンションにお引っ越しになったんですけど、それはなぜお引っ越しになったの?﹂10月6日に放送された﹃徹子の部屋﹄︵テレビ朝日系︶。ブラック基調のロングワンピースに身を包んだ黒柳徹子︵89才︶がいつもの調子で尋ねると、落語家の笑福亭鶴瓶︵70才︶は苦笑しながらこう明かした。 ﹁もともとが高層マンションで36階、地震がくるとめっちゃ揺れるんですよ。それでエレベーターが止まったときがあったんですよ。これ、怖いからちょっと低層に行こうっていうことになった﹂ 芸能関係者は、放送を見て驚いたという。 ﹁実は鶴瓶さんは、首都圏や関西をはじめ、海外に
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ソーシャルゲーム︵ソシャゲ︶業界が苦戦を強いられている。DeNA、グリー、mixiなど、スマホゲームを手掛けるIT企業の直近四半期の業績は軒並み減収減益。各社、ゲーム以外の事業にも力を入れ始めているが、ゲーム分野の落ち込みをカバーするには至っていない。 背景には、特定のゲームタイトルから離れるユーザーがいるのにくわえ、ソシャゲそのものから離れてしまうユーザーが増えている点も挙げられるだろう。ソシャゲを敬遠しはじめたユーザーたちの声を聞いた。20代男性会社員・Aさんは今年の夏まで複数のソシャゲをプレイしていたが、この秋にすべて“引退”したという。 ﹁移動中の暇つぶし感覚で始めたのに、いつの間にか生活のすべてを支配し出したことがやめた大きな理由です。朝起きたらまず複数ゲームを起動して、ログインボーナスを取得し、デイリーやウィークリーのノルマをこなし、イベントがあれば走る。そんな生活の中で、無
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﹁相続のことをよく聞かれますが、父の財産はほとんど残っていなかったんです。恥ずかしい話ですが、介護保険のことを知らなくて…﹂ こう振り返るのは、俳優の高嶋政宏︵53才︶。6月26日に父の高島忠夫さん︵享年88︶が老衰で亡くなってからおよそ1か月半が経ち、政宏は父親の生前整理や相続の実情を赤裸々に語った。 右手の親指を突き立てる﹁イエーイ﹂のポーズでおなじみの忠夫さんは、俳優やテレビ司会者などとして活躍した。妻の寿美花代︵87才︶、息子の政宏、政伸︵52才︶兄弟とともに﹁高島ファミリー﹂としてたびたびメディアに登場し、芸能界きっての仲よし家族と称された。 だが忠夫さんは1998年に重いうつ病を患い、一時的に回復したものの、パーキンソン病を発病して、長年にわたる介護が必要となった。“高嶋兄弟”の兄、政宏が当時を振り返る。 ﹁家計のことはすべて父が管理していたので、父が倒れた時は何もわからず、家
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ある日、自分の親や夫がボケたら、亡くなったら…。﹁その時﹂はいつか必ず来るとわかっていても、つい先延ばしにする人は多い。58才主婦・香川さんが話す。 ﹁最近、うちの父も足腰が弱ってきて、歩くのも難しくなってきました。万が一の時を考え、そろそろ家族で話し合っておこうと思いますが、﹃お父さんが死んだらさ﹄とは言い出しにくくて…﹂ 久しぶりに親族が集まっても、大事なことは結局、誰も切り出せずじまい。香川さんのような家庭は多いのではないだろうか。 だが、先延ばしにしてよいことなど1つもない。家族の死後は通夜に葬儀にやることが山積みで、その後も延々とさまざまな手続きに追われる。 そればかりか、親と生前にしっかり話し合わなかったがために、期限内に適切に手続きできず、損したり、トラブルに発展したりすることもあるのだ。 別掲の﹁早わかりカレンダー﹂に、家族の死後、どんな手続きがどれくらいあるかをまとめた。
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