JR西日本の長谷川一明社長は24日、大阪市で開いた定例記者会見で、6月1日にJR大糸線の白馬(北安曇郡白馬村)―糸魚川(新潟県糸魚川市)間で運行が始まる臨時増便バスについて、同線の廃線を視野に入れた取り組みではない―と強調した。沿線では不採算区間であることを念頭に廃線の議論に進まないか危ぶむ声が上がるが、「乗客を増やすためにやろうとしている。どれだけ(利用の)ポテンシャルが
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会談でJR東海の丹羽俊介社長(左奥)にあいさつする阿部守一知事(右奥)=22日午後3時半、長野市の県庁 JR東海のリニア中央新幹線整備を巡る阿部守一知事と同社の丹羽俊介社長の「トップ会談」は22日、県庁で開いた。同社が東京・品川―名古屋間の2027年の開業断念を表明してから初の開催。阿部知事は新たな開業目標の明示や飯田市に建設中の県駅への「1時間当たり複数本」の停車実現を求めたものの、明確な回答はなかった。 丹羽氏は、27年開業断念の主な原因とする静岡工区のトンネル掘削工事に着手する必要があるとし、現時点で「新たな時期を
■えちごトキめき鉄道社長 鳥塚亮さん(62) 統一地方選後半の市町村選挙(23日投開票)の真っただ中。経営が厳しい足元の地方鉄道の在り方について、引き続き識者に聞く。 ◆ JRは1日1キロ当たりの平均乗客数2千人未満の路線を公表し、廃止するかのような話をしている。でも、いすみ鉄道(千葉県)は2千人未満でもちゃんと走っている。JRは国鉄時代から、客が乗らないので減便する、廃線にすると方程式のように言っているが、JRだからこうなってしまったと感じる。 例えばスーパーで売り上げが減ってきたら、経営者は客が来るように努力する。魅力ある商品をそろえ、買いたいと思う価格設定をして営業時間を伸ばす。JRはどんな努力をしてきたのでしょう。便利な時間帯に列車を走らせているか、駅に人が集まる仕組みをつくっているか、バスとの接続など地域とコミュニケーションを取っているか。 JRは高コスト体質。例えば線路の工事で
奥に向かって緩やかにカーブを描く相津トンネル。両脇に置かれた棚の中でワインが寝かされている=1日、浜松市天竜区 ■伝う鉄路と物語~飯田線~第4部 次の100年へ③ 木製の扉を開けると暖かく湿った空気が身を包んだ。薄暗い先は緩やかなカーブを描き、壁沿いにはワインボトルを保管した木製のラックが並ぶ。1日、近くを天竜川が流れる浜松市天竜区の山あいにある「相津(そうづ)トンネル」を訪れた。 このトンネルは、旧国鉄が1170メートル掘っって工事を中止した「佐久間線」の一部。ともに区内にある飯田線中部天竜駅と国鉄二俣線遠江二俣駅(現天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅)の間、約35キロを結ぶ計画だった。巨額赤字の国鉄を再生させようと国鉄再建法を発動した国は…
■きつい勾配・凍上現象・シカ衝突 JR東日本が28日公表した利用者の少ない地方路線の収入で、県関係で最も赤字額が大きかった小海線の小淵沢―小海間について、同社長野支社は29日、信濃毎日新聞の取材に運行コストが大きい同区間の特徴を説明した。標高差が大きく勾配がきついため落ち葉で列車が滑りやすい上、冬の寒さで線路下の土が凍結・膨張する「凍上(とうじょう)現象」が発生、シカとの衝突も頻発する。これら3点の対策がコストを押し上げているという。 JRの公表によると…
利用者減少が課題となっている全国のローカル鉄道の在り方を議論する国土交通省の有識者検討会は25日、交通網の再構築に関する提言をまとめる。信濃毎日新聞が22日に入手した提言最終案によると、特急、貨物列車が走る基幹的な線区はJR各社が維持。その他の線区はまず沿線の都道府県が中心となって法定協議会を設置し、関係者と対策の検討を進めていくことを「基本原則」とした。 協議会では、鉄路の廃線を警戒し
北安曇郡小谷村の中村義明村長は10日、JR大糸線の活性化を図る村独自の組織「大糸線振興会議(仮称)」を今月下旬にも設置する方針を明らかにした。JR西日本が南小谷―糸魚川(新潟県糸魚川市)間を地方不採算路線の一つに挙げ、見直しに言及したことを受けた対応。小中学生の通学や観光利用などを掘り起こし、補助制度を設けて利用を促す。 鉄路存続に向け、地元で具体的な活動を展開することが重要だと判断した。村内の駅周辺地区の住民代表や…
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