東京都江東区の亀戸駅周辺を歩いていると、目の前に突如として謎の球体が現れた。大人数人は入れそうな大きさに、入り口のようなもの。見るほどに疑問が募る不思議な光景だ。 【別カットをみる】亀戸駅近くの栄電気の前の防災シェルター「ノア」。通行人には見慣れた光景なのか、気にも留めず? 球体の正体は「ノア」という防災シェルター。瓦屋根の二階が崩れても耐えられる設計で、完全防水という。津波や家屋の倒壊から身を守る個人向けのシェルターだ。 「見た人に防災意識を持ってもらえれば」と持ち主の沼澤栄一さん(57)。売り物ではないが、水害に弱いとされる江東区を心配して、経営する電気店の前に展示している。(写真報道局 岩崎叶汰)