ブックマーク / suumo.jp (3)
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著者‥ 谷頭和希 丸亀と東京の二拠点生活が始まった 私は、チェーンストアや街、空間について書いたり、話したりしている。肩書はその時々によってライターだったり、作家だったり、批評家だったりする。とにかく、﹁場所﹂についてあれやこれややっている人間だ。 そんな私が、去年の11月から香川県・丸亀と東京での二拠点生活をはじめた。さまざまな事情が重なり、それまで続けていた仕事を辞めてフリーランスになったからだ。さまざまな事情、というのの大部分は親類の都合で、その親類がいるのが丸亀なのである。 最初のうちは、なんだか観光気分。丸亀といえば、日本一高い石垣を持つ丸亀城や、地元を代表するB級グルメ・骨付鳥が有名で、数日間はそれらをしっかり堪能した。 思いの外、高い丸亀城に興奮したり、 骨付鳥の名店﹃一鶴﹄で骨付鳥をたらふく食べたり とはいえ、外せないのが、うどんだろう。丸亀を車で走っていると、あちらこちら
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2013年から世田谷区経堂のマンションで暮らしているという﹁デイリーポータルZ﹂編集長の林雄司さんに、﹁住まい選び﹂へのこだわりについて伺いました。インターネットの黎明期から面白いコンテンツを発信し続けてきた林さんにとって、家は仕事のアイデアが生まれる場でもあります。 そんな林さんが今の部屋を選んだ理由は、生活スペースと夫婦の仕事場を兼ねる大きな部屋があること。本や雑貨など、増え続けるモノが置けるスペースがあること。そして、﹁床が固い﹂こと? 独特の視点での住まい選びについて語っていただくとともに、コロナ禍の自粛期間でも生活を面白がる、林さんの日常についても伺いました。︵取材はリモートで実施しました︶ 前の家を決めた理由は﹁管理人が江戸っ子だった﹂から? ――これまでのお住まいの遍歴を、ざっと教えていただけますか? 林雄司さん︵以下、林︶‥特に意識したわけではなかったんですけど、山手線の駅
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インタビューと文章‥ 杉本恭子 写真‥浜田智則 創作しながら暮らす場所として、あえて﹁東京﹂以外の場所を選んだクリエイターたち。その土地は彼・彼女らにとってどんな場所で、どのように作品とかかわってきたのでしょうか? クリエイター自身が﹁場所﹂と﹁創作﹂の関係について語る企画﹁ここから生み出す私たち﹂をお届けします。 ◆◆◆ 第1回目の﹁ここから生み出す私たち﹂に登場いただくのは、奈良出身の小説家・森見登美彦さんです。 京都での学生時代に小説家デビューし、一時は東京に拠点を移した森見さん*1。現在は地元の奈良に戻って執筆活動をしながら、もう一つの仕事場がある京都との間を行き来されています。デビュー作以来書き続けている京都のこと、原風景としての奈良郊外の街への思い、そして﹁住むこと﹂と﹁書くこと﹂のかかわりについて伺いました。 京都を舞台にしたきっかけは﹁やけくそ﹂だった ――森見さんは奈良県
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