ブックマーク / www.tokyo-np.co.jp (6)
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女性受刑者が出産する時は手錠を外すという国の通知に反し、手錠をかけたままのケースが起きていた問題を東京新聞﹁こちら特報部﹂は2月に報じた。法務省は今月に入って新たな通知を出し、出産時の手錠使用を改めて禁じた上で、出産のために刑事施設から医療機関へ護送する間なども使用を控えることを全国の刑事施設に求めた。出産する受刑者の処遇は改善されていくだろうか。︵森本智之︶
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担当する2年の必修授業﹁家庭基礎﹂で、毎年初回に必ず意識調査を行う。﹁男女どちらが生きやすい?﹂との質問には﹁女子﹂が多く、﹁レディースデーがある﹂﹁周りが助けてくれるから﹂などの理由が挙がる。﹁男子がいいという生徒の理由は﹃給料が高いから﹄。法律的には違うのですが﹂と笑う。 ジェンダー・バイアスを取り上げる回では、男女それぞれの赤ちゃんに選ぶおもちゃの種類や、泣いているときにかける言葉を生徒たちに書かせる。おもちゃは女の子は﹁ままごと﹂、男の子は﹁車﹂。男の子にかける言葉は﹁男だったら泣くな﹂など。﹁体の性が男か女かによって固定観念があることに気づかせる﹂のが狙いだ。
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﹁野音﹂として知られる東京都立日比谷公園︵千代田区︶の大音楽堂は開設から100年を迎えた。音楽ファンの間で語り継がれる数々のステージを生んできたが、老朽化のため、解体と建て替えが決まった。﹁音がどこまでも飛んでいく﹂のが野音の魅力。都は再整備の条件として、独特の開放感は維持する方針を打ち出した。100年の節目に、生まれ変わる野音の歴史を振り返る。︵鈴鹿雄大︶ 都立日比谷公園大音楽堂︵野音︶ 1923年7月に開設。園内の南西部に位置し、敷地面積5700平方メートル。客席は3053人収容。54、83年と2度の改修を経て、現在の姿は3代目。音楽ファンから﹁ロックの聖地﹂﹁フォークの殿堂﹂などとも呼ばれる。周辺への音の配慮から、音楽イベントの開催は土、日曜日と祝日に限られている。市民団体の集会場所としても使われている。天井がないことから﹁野外音楽堂﹂を略した﹁野音﹂が通称となっている。
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安倍晋三元首相の後援会が﹁桜を見る会﹂前日に主催した夕食会で、サントリーホールディングスが2017〜19年、計400本近い酒類を無償で提供していたことが分かった。政治資金規正法は企業の政治家個人への寄付を禁じており、﹁違法な企業献金に当たる可能性がある﹂との指摘が出ている。 本紙に開示された配川︵はいかわ︶博之元公設第一秘書=同法違反罪で略式命令=の刑事確定記録で、会場のホテル側が作成した資料に﹁持ち込み﹂として酒類の記載があり、同社の電話番号も書かれていた。同社広報担当者は無償提供を認めた上で﹁安倍議員事務所から多くの方が集まると聞き、製品を知ってもらう機会と考え、夕食会に協賛した﹂と説明。17〜19年だけでなく16年を加えた4年間に毎年約15万円分を提供したという。 夕食会は毎年参加者から1人5000円を徴収し、不足分を安倍氏側が補填︵てん︶していた。酒を持ち込んだ理由について、東
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東京五輪・パラリンピックに向けた大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会︵IOC︶、国際パラリンピック委員会︵IPC︶の各代表による5者協議が21日、東京都内で開催された。終了後、組織委の橋本聖子会長が会見し、五輪会場の観客数上限について、新型コロナウイルス感染対策の政府の大規模イベント制限に準じ、収容定員の50%以内で、最大1万人とする方針を正式に決めた。組織委の武藤敏郎事務総長は、海外から訪れるIOCやキークライアントなどは﹁運営関係者﹂だとして、1万人とは別枠だとの考えを明らかにした。
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7日の本紙連載﹁五輪リスク﹂で東京五輪・パラリンピックの開催中止を訴えた演出家の宮本亞門さん︵63︶。4月中旬に行ったインタビューでは平和を掲げる五輪精神との矛盾を指摘し、世界や国際オリンピック委員会︵IOC︶にものを言えない日本政府の姿勢も疑問視した。主なやりとりは以下の通り。︵聞き手・臼井康兆、原田遼︶
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