ウィキペディアの専門家気取りたちも﹁曾我廼家桃蝶﹂については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。 曾我廼家桃蝶(そがのやももちょう、1900~?)、本名中村憬︵なかむらさとる︶は大正から昭和初期にかけて日本の演劇界で活躍した名女形である。すなわち、女形=男である。当たり前の話である。で、問題なのは、経験した人数が1000人を軽く越えているということである。それなのに、彼は童貞である。 なお、この記事はアンサイクロペディアの笑いの中でもトップレベルのドス黒い笑い、シックジョーク、トラウマレベルの話である。なんせ、懇切丁寧に大昔のゲイの話をしようってんだから、人によっては確実に見てはいけない類の情報に満ち溢れること請け合いである。 だからやる。 あわせて、この記事は稀代の逸話収集家永六輔氏が1971年に発行した奇書﹁極道まんだら﹂に記した本人へのイ