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JR渋谷駅の新南口改札が新駅舎に7月に移転します。新駅舎は渋谷ストリームとサクラステージに隣接する位置で、桜丘エリアは便利になりそうです。 現新南口の北200メートル JR東日本は渋谷駅の新南改札(新南口)を新駅舎に移転し、2024年7月21日から使用を開始すると発表しました。新駅舎は現在の新南口の北側200メートルで、渋谷ストリームと渋谷サクラステージの間。国道246号に接する位置です。 現在の山手線・埼京線ホームの南端上空に位置するので、新南改札から山手線・埼京線の両ホームへ直接アクセスができるようになります。 現在の新南改札は山手線・埼京線ホームから離れた位置にあり、直接つながっているのは埼京線ホームのみです。山手線ホームまでは5分程度歩く必要がありますが、新駅舎では、直接山手線ホームに降りられます。 画像:JR東日本プレスリリース 賃貸オフィスも 新駅舎は鉄骨造6階建てで、延床面積
北海道新幹線の函館駅乗り入れについて、JR北海道の社長が消極的な姿勢を見せています。記者会見での社長発言をまとめつつ、実現への「落としどころ」を考えてみましょう。 「現時点で可能とはいえない」 北海道新幹線の函館駅への乗り入れについては、函館市が3月に調査結果を公表。三線軌条にすることで、技術的には乗り入れが可能としました。実現すれば新函館北斗~函館間の在来線に新幹線が走ることになります。いわば、「函館新幹線」です。 この調査結果について、JR北海道の綿貫泰之社長は2024年4月17日の定例記者会見で、「現時点で可能とはいえない」などと評しました。 綿貫社長の記者会見でのコメントをまとめてみると、以下のようになります。 ・乗り入れ可能という文字がひとり歩きしている印象を受ける。技術的な裏付けを技術陣で検討した上でないと本当に乗り入れ可能かどうか疑問符がつく。 ・車両の負担をどうするか、営業
北海道新幹線の函館駅乗り入れの調査報告書について、これまで2回の記事で読み解いてきました。今回は、導入に向けての現実解を考えてみます。 【最初から読む】 「新幹線函館駅乗り入れ」計画に無理はないか? 調査報告を読み解いてみた 函館駅乗り入れ3パターン 北海道新幹線の函館駅乗り入れ計画(以下、函館新幹線)では、三線軌に複電圧車両を走らせる方式で、北海道新幹線列車を函館駅に引き込みます。 調査報告書では、運行パターンとして、札幌~函館間のみ運行、東京直通あり(分割併合なし)、東京直通あり(分割併合あり)の3つが検討されました。このうち、分割併合なし(フル規格10両)は、輸送力が過剰で、札幌への供給座席数が減るなどの問題があります。 分割併合ありについては、例示された7両+3両の分割が非現実的という問題があります。これについては、秋田新幹線と共通車両にして盛岡増解結にすれば解決が可能ではないか、
【最初から読む】 「新幹線函館駅乗り入れ」計画に無理はないか? 調査報告を読み解いてみた 前の記事で、北海道新幹線の函館駅乗り入れ(函館新幹線)計画について、調査報告書の概要を読み解いてきました。 報告書の要点をもう一度まとめると、以下のようになります。 画像:「新幹線等の函館駅乗り入れに関する調査業務調査報告書」 「函館新幹線」計画の要点 ・上り線を三線軌に。 ・車両を複電圧対応に。 ・新幹線停車駅は五稜郭と函館。 ・列車はフル10両、フル7+3両、フル7両+ミニ3両、ミニ10両、ミニ7両を想定。 ・運行パターンは、東京、札幌それぞれ直通と、札幌のみ直通を想定。 ・東京直通5往復、札幌直通8往復程度を想定。 ・時短効果は9分。 ・整備費は157~169億、経済効果は114~141億円。 ・車両費は別途。 ・事業は上下分離、上下一体ともに想定。JR北海道に委託することも想定。 ・単年度収支
北海道新幹線の函館駅乗り入れに関する調査報告書が公表されました。実現すれば函館~札幌が直通1時間23分で結ばれますが、実現へのハードルは低くありません。内容を読み解いていきましょう。 新幹線の函館駅乗り入れ 北海道新幹線は、現在、青森~新函館北斗間が開業済みで、札幌まで延伸工事中です。ただし、札幌まで延伸しても函館駅は経由しません。 そこで、新函館北斗~函館間の在来線(函館線)に新幹線車両を走らせて、東北・北海道新幹線に直通させようというのが「北海道新幹線の函館駅乗り入れ計画」です。この記事では「函館新幹線」と呼ぶことにします。 函館新幹線の旗振り役は大泉潤函館市長です。2023年の市長選で目玉公約として掲げて当選し、就任後、千代田コンサルタントに調査を依頼。その調査報告書が、このほど公表されました。 画像:「新幹線等の函館駅乗り入れに関する調査業務調査報告書」 三線軌か改軌か 在来線の線
新潟県は新潟市と上越地方を結ぶ高速鉄道を検討しています。「日本海ミニ新幹線」ともいえる鉄道高速化構想です。新たに工事費などの試算が発表されましたので、検討中の4案の概要についてまとめてみました。 高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会 新潟県では、新潟市と上越地域を結ぶ鉄道の高速化を図るため、「高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会」を設置して、新たな高速鉄道の検討をしています。 この高速鉄道は、北陸新幹線と上越新幹線をつなぐのが目的です。ルートとして、4つの案が提示されていて、2024年3月26日に開かれた第6回会合で、概算工事費や工期などが示されました。 それぞれ1,200億円~2,100億円がかかり、工期は8~17年程度となっています。順に見ていきましょう。 なお、以下で「単線並列」というのは標準軌(新幹線の線路幅)と狭軌(在来線の線路幅)を単線で並べることを指します。三線軌とは標準
横浜・上瀬谷地区の「新たな交通」として、連節バスなどによる「次世代バス」が導入されます。新交通システムの「上瀬谷ライン」を諦めた形ですが、復活の可能性はあるのでしょうか? 新たな交通ネットワーク 横浜市都市整備局は、2024年2月13日の市議会建築・都市整備・道路委員会で、同市西部に新たな交通ネットワークを構築する方針を明らかにしました。 新たな交通ネットワークは、相鉄線瀬谷駅を中心にした南北軸です。瀬谷駅から上瀬谷を経て長津田・十日市場・青葉台に至る北方向と、瀬谷駅からいずみ中央、立場方面へ伸びる南方向で、バスのネットワークを新たに構築します。 目玉となるのは、瀬谷駅と旧米軍上瀬谷通信施設跡地の間に、バス専用道を整備すること。瀬谷駅の北側地下に専用のバスターミナルを設け、そこからシールドトンネルの専用道で、地上の上瀬谷ターミナルに至ります。上瀬谷にはバスの待機場や営業所を設けます。 画像
「東京8号線」という新線計画があります。交通政策審議会答申にも記載されていて、押上~野田市間を結ぶ構想です。 八潮~野田市間を先行整備して、実質的につくばエクスプレスの支線のような形にする案もあります。知られざる「東京8号線」計画の全貌をみてみましょう。 豊洲~住吉間は建設決定 「東京8号線」とは、和光市~新木場間を結ぶ東京メトロ有楽町線を指します。これを豊洲で分岐して、東武野田線野田市駅まで延伸する構想があります。「東京8号線延伸」構想で、押上~野田市間30.5kmを結びます。 2016年に公表された交通政策審議会答申198号(東京圏における今後の都市鉄道のあり方について)で、東京8号線の延伸構想は、「豊洲~住吉」間と「押上~野田市」間に分けて記載されました。 「豊洲~住吉」については、答申で「合意形成を進めるべき」と強い調子で建設促進の方向性が示され、2021年に東京メトロ運営による建
JR石勝線トマム駅に直結して建設されたトマムリゾートが、開業40年を迎えました。星野リゾートが運営にかかわってから20年です。トマムの現在地を見てきました。 1983年12月に開業 国鉄石勝線が開通したのが1981年10月1日。トマムスキー場は、その2年後、1983年12月に開業しました。 同線石勝高原駅(現トマム駅)の跨線橋からつながる連絡橋を歩いて行くと、スキー場のインフォメーションセンターに至るという、駅直結のスキー場でした。当時はガーラ湯沢もありませんでしたし、駅直結スキー場は、全国的にも珍しかったでしょう。 高速道路が発達していない時代でしたので、トマムスキー場へのアクセスでは国鉄が大きな役割を果たしました。札幌から特急列車で約1時間半でゲレンデに着くのですから、利便性は抜群です。そもそも、トマムの開発計画を議論した協議会の座長は鉄道弘済会北海道支部長で、当初から国鉄がトマム開発
四国新幹線計画について、徳島県の後藤田正純新知事が岡山ルートを推進していく方針を表明しました。前知事が推進していた淡路島ルートを撤回する形です。これにより、四国新幹線計画は変わるのでしょうか。 二つのルート案 四国への新幹線には二つのルート案があります。一つは淡路島から大鳴門橋を渡る淡路島ルートで、もう一つは岡山から瀬戸大橋を渡る岡山ルートです。 新幹線基本計画では、「四国新幹線」として、大阪市を起点に、淡路島、徳島市、高松市、松山市を経由して九州の大分市に抜ける淡路島ルートが定められていてます。一方、「四国横断新幹線」として、岡山市から高知市に抜ける岡山ルートが定められています。 しかし、これだけの新幹線を一気に整備するのは現実的ではなく、地元経済団体などで作る「四国新幹線整備促進期成会」では、岡山ルートを軸に、徳島、高知、松山方面に分岐する「T字型ルート」を提案しています。 ただ、T字
外環道の東名高速~湾岸道路間のルート決定へ向けた検討が進んでいます。多摩川の北側を走る「東京側ルート」と、南側を走る「川崎側ルート」がありますが、川崎側で大師JCTに接続する案が有力なようです。 東名高速~湾岸道路 東京外かく環状道路(外環道)は、都心から約15km の圏域を環状に連絡する道路です。現在、大泉JCT~高谷JCT間の49.2kmが開通しており、大泉JCT~東名JCT(仮称)が建設中です。 残る区間は東名高速~湾岸道路間です。2016年に、国交省、東京都、川崎市の3者による計画検討協議会を設置し、計画の必要性や概略ルートを検討していて、2019年までに5回の会合を実施してきました。 その後、新型コロナ感染症などの社会情勢を受けて議論が停滞していましたが、2023年2月1日に、約4年ぶりに協議会を開催。今後の方針などを検討しました。 会合の結論をまとめると、「早期整備の必要性が高
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