![「銀山温泉 千年廻廊2021」開催。温泉街全体をライトアップやプロジェクションマッピングで彩る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6548037e10cd907e63243c3f3138875ae8707991/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftravel.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Ftrw%2Flist%2F1344%2F222%2F01.jpg)
“鼻”の長さは9m!座席はやはり減少 今回発表されたE8系最大のポイントは、時速300km/hまでという中途半端な営業運転速度と、それに対応するためにノーズ部分の長さが9mに延長された点でしょうか。 E3系では6mのノーズで275km/h運転・E6系では13mのノーズで320km/h運転でしたので、座席数の確保と走行性能向上のバランスから、新たな速度帯の設定に至ったものと考えられます。 こまち号の世代交代では、E3系6両編成をE6系7両編成とすることで同等の輸送力を確保したものの、山形新幹線は編成長をこれ以上延ばせないという制約がありました。 そのため、ノーズ延長分はそのまま座席定員減少となっています。 グリーン車については、車掌室・多目的室といったバリアフリー設備を12号車に移しているからか、現行E3系23席・E6系22席より1列増の4列シート×7列の26席構成となりました(車椅子対応区
E3系を更新 山形新幹線を現在走っているのはE3系。最高速度275km/hで、東京~山形間を最短2時間26分、東京~新庄間を最短3時間11分で結んでいます。 山形新幹線用のE3系は1999年の新庄延伸時に初投入され、現在最も古いのは1000番台の2005年製。主力となっている2000番台も2010年までに製造されたもので、更新期を迎えています。 共同通信は2020年2月16日配信記事で、JR東日本が山形新幹線向けの新型車両を2023年春をめどに投入を検討していると報道しました。「最高時速320キロの秋田新幹線『E6系』をベースに同300キロ前後を念頭にしている。先頭形状も新デザインとする」(2月17日sankeibizより)という内容です。 東北新幹線を300km/hで 新型車両について、ここでは「E8系」と仮称します。JR東日本としては、E3系を順次「E8系」に置き換えて、東北新幹線区間
国土交通省による『幹線鉄道ネットワーク等のあり方に関する調査』の2018年度の調査結果が公表されました。整備新幹線の将来像を探る調査です。内容を読み解いていきましょう。 「新幹線整備手法の研究」 『幹線鉄道ネットワーク等のあり方に関する調査』(以下、『幹線ネットワーク調査』)は、新幹線をはじめとした幹線鉄道網の未来像について検討する調査です。2017年度から行われています。 国交省によれば、「新幹線整備が社会・経済に与える効果の検証や、単線による新幹線整備を含む効果的・効率的な新幹線整備手法の研究等に取り組んでいる」とのこと。 要するに、単線化を念頭に置いた上で「次に整備する新幹線」の検討材料を集める調査、といえます。北陸新幹線、長崎新幹線など、現在の整備新幹線の完成が視野に入ってきたことを受けて、奥羽、羽越、山陰、四国、東九州など基本計画路線について、「整備新幹線」への格上げの検討が開始
北海道新幹線、北陸新幹線など「整備新幹線」が相次いで部分開業を迎える中、基本計画止まりの路線の着工を求める動きが活発化している。 四国新幹線の情勢については、この連載でもかつて取り上げた。一方では、「ミニ新幹線」の山形新幹線「つばさ」(東京―新庄間)が運行している山形県を中心に、全線フル規格の「奥羽新幹線」(福島市―秋田市)の実現、さらには「羽越新幹線」(富山市―青森市)の着工を求める運動が加速している。 筆者は9月、山形県庁の要請に応じ、奥羽新幹線の建設促進組織のセミナーで基調講演した。そして、これらの「ポスト整備新幹線」路線を検討する際に、どのような課題が存在するか、どのような世界観を持つ必要があるか、提起する機会を得た。 地元に建設を待望する人々がいる以上、筆者は「ポスト整備新幹線」路線の着工を否定する立場は採らない。しかし、調査・取材を通じて、開業済みの地域で続く模索や苦悩を目の当
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