バブル末期の1990年をピークに、美術市場は低迷を続けていたが、最近2005年の高級品志向も加勢し、新たな動きが起こってきている。美術市場は画商や美術商が作家から買い取り、顧客に販売する1次市場(primary market)と、オークションなど顧客と顧客を結びつける2次(再販中古)市場(secondary market)に分けられる。その市場規模は2004年、1200億円から1300億円とも言われている。 2006.07.25. 松村崇 かつて銀座を中心に画廊も数多くあったが、最近はその数も減り、画商や美術商を志す人も減ってきている。画商のほとんどが個店で、全国的にも数が少なく、日本にも優秀な現存作家が多くいるにもかかわらず、カバーされる作家の数も自ずと物理的に限られてくる。 1次市場を担う美術品販売業者のほとんどが個人的信用関係で成り立っているが故に、業界の商慣行もあり、誰が何をいく
inspired by ドラッカーを学ぶための3冊 : 金融日記:ドラッカーを学ぶための3冊 明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命: P.F. ドラッカー, Peter F. Drucker, 上田 惇生 ドラッカーの経営学と思想はこの一冊に凝縮されている。 ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12): ピーター・F・ドラッカー, 上田 惇生 ものすごい名著。読まずに死ねるかの類。 非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」: P・F. ドラッカー, G.J. スターン, Peter F. Drucker, Gary J. Stern, 田中 弥生 ドラッカーがなぜ経営を重視したかがわかる一冊。逆にいうと世の中のドラッカー読みがいかに的外れかわかる。
今から40年前、第1回目のアートバーゼルが開催された。当時、メッセ会場の美術品が冷蔵庫のように販売されたことで批判があがったが、その後アートバーゼルは成功への道を一気に駆け上がり、瞬く間に世界最大規模を誇るアートフェアの地位に上り詰めた。 アートバーゼルの会場に一歩足を踏み入れると、最初にスイス人アーティスト、ヴァレンティン・キャロンの作品が目に入る。 アートブームは終焉を迎えたのか 巨大な木製の十字架は、高さ12メートルに上る。十字架は、黒く、アスファルトから空に向かって突き出ていて、経済危機によるアートブームの終焉を暗喩しているかのようだ。またこれはアートのメッカ、バーゼルにはるばる詣でた6万1000人の来場者のための記念碑でもある。 アメリカの画家、アンディ・ウォーホールはかつて「最高の芸術というのは、芸術を扱う商売のことだ」と語ったが、かの有名なチューリヒのギャラリー「ブルーノ・ビ
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