何がきっかけか忘れたのですが,一般にn次元の重箱には隅が 2^(n-1) 個あるのだなということを思ったので,たいした話ではありませんが書いてみることにしました。n次元重箱とは,n次元立方体の境界から一つの側面の内部を除いた図形である。具体的には,例えば の点であって少なくとも一つの座標が 0 または1である点の集まりから,第n座標のみが1であるような点をすべて除いてできると考えてよい。その場合,重箱の隅とは,第n座標が 0 であり,その他のすべての座標が 0 または1であるような点のことである。 そうすると,隅の集合は だから 個ある。だから例えば通常の3次元重箱には隅が4個あり︵これはわれわれがよく知っている重箱の隅の個数と一致する︶,11次元なら 1024 個ある。