フレンチ・カジュアルと言えば﹁BB︵ベベ︶﹂ ブリジット・バルドー︵1934-︶という存在が、ミレニアムの前後15年間に、日本の女性ファッションに与えた影響は果てしない。派手に巻きに巻いたブロンドヘアやつけまつげ。そして、何よりもギャル及びアゲハ文化の〝母〟であった彼女は、意外なことに当時のギャルやアゲ嬢にとって、まったく無名の存在でした。 そんな彼女が、日本人女性に再評価されるようになったのは、ここ最近であり、レペットをはじめとするフレンチ・カジュアルなファッション・アイテムの定着と、1967年からはじまったサイケデリック・セクシーのリバイバルによってでした。 この作品は、まだサイケデリックな感覚が世界を支配する数年前の作品です。 そして、そんな60年代前半にBBが着ているファッション・スタイルは、周囲の一歩先を行くオシャレを模索するときの参考となることでしょう。21世紀的オシャレ論とは
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