最近円高になる状況を受けて、円高を予想する人が多い。また政府の一部には110円台になると見るところもあるらしい。これまでは円高に慣れていて、円安になることをあまり経験してこなかったから、一過性だとみているのかもしれない。果たして本当だろうか?私には、最近のドル円相場を見ていると、もっと根が深く、急速に色あせてきている日本経済そのものが問題と感じる。 確かに、昨年は、ドル円相場は1月115/ドル円前後だったものが、9月には152円/ドル近くまで円が急落した。その後、日本の財務省・日銀の大規模な単独介入︵アメリカは黙認か︶によることもあり、年末には130円を一時割るまで円高に振れた。 これほどまで円安、円高と為替相場が大きく振れるのは、近年にない。なぜこんなに動いたのか、理由は、多くの人が言うように、インフレに対処するアメリカFRBの継続的な引き締め政策に対して、景気の回復が鈍い日銀は、ゼロ金
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