ファーストリテイリングの2024年8月期第1四半期決算は、グローバルブランド事業以外はすべて増収増益となり予想通り、圧倒的な強さを見せつけた。定量的な部分は同社の決算報告動画で極めて分かりやすく説明されているので、私は同社の「圧倒的な強さ」の背景にあるメカニズムについて分析してみたい。 Peter Fleming/istock なぜ、ファーストリテイリングだけが 一人勝ちができるのか ファーストリテイリングの、特に「ユニクロ事業」についていつも感じているのは、同社の「他の競合を寄せ付けないほどの圧倒的な競争力」である。その中でも、同社の競争力の源は、素人が見てもその違いがわかるほどの圧倒的なコスパ(コスト対パフォーマンス)である。 ユニクロは、もはや日本人の人民服といってもよいほど、「服の価格基準値」をつくってしまった。私もセレクトショップでイタリア製の服を好んで買っていたが、最近ではユニ
株式会社ファーストリテイリング (263KB) to English page to Chinese page 【決算ハイライト】 ■2023年8月期第3四半期の連結業績:業績予想を上回る大幅な増収増益。過去最高の業績 売上収益2兆1,435億円、前年同期比21.4%増、営業利益3,305億円、同21.9%増。金融収益・費用に受取利息など286億円計上したことで、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,385億円、同0.3%増。 第3四半期3カ月間は、大幅な増収増益。東南アジア、北米、欧州のユニクロ事業、ジーユー事業は好調な業績が継続、グレーターチャイナのユニクロ事業は大幅な増収増益と業績が回復し、グローバルで収益の柱の多様化が一段と進む ■国内ユニクロ事業:第3四半期3カ月間は増収、減益 第3四半期3カ月間の売上収益は2,145億円、前年同期比8.1%増、営業利益は322億円、同5.7%減
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
オープンに先立ち、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム グローバルCEOの國井圭浩は、次の通りコメントしています。「この度、ユニクロの店内に、コントワー・デ・コトニエとプリンセス タム・タムをオープンすることをとてもうれしく思います。より多くのお客様に両ブランドの商品を手に取っていただき、その良さを実感していただければと思います」 ■ COMPTOIR DES COTONNIERS(コントワー・デ・コトニエ)とは 1995年にフランスで誕生したファッションブランド。女性たちのあらゆるシーンにマッチする、フランスの「自然体で飾らない」ファッションとライフスタイルを提案しています。トレンドとブランドのアイコンアイテムをミックス&マッチさせたコレクションは、クオリティやディテールにこだわりながらも、手の届くラグジュアリーブランドとして多くの女性に愛され続けています。 ■ PRINCE
メンズストリートブランドを中心に、複数のD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)ブランドを展開するアパレル企業yutori(ユトリ、東京・世田谷)。創業5年目の2022年時点で18ブランドを展開し、SNS総フォロワーは約260万人、年商は30億円を見込む。20年7月にはファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOとの資本業務提携を発表。23年までの新規株式公開(IPO)を目標として、猛スピードで成長している。なぜyutoriは若者から絶大な支持を集めているのか。代表で28歳の片石貴展氏に、「Z世代のヒットメーカー」こと今瀧健登氏が話を聞いた。また、Z世代をはじめとした若者にとって、魅力的な組織になるための思考についても迫る。 今瀧健登氏(以下、今瀧) D2Cブランドが数ある中で、yutoriはトップランナーとして業績を伸ばしています。D2Cブランドとしての成功ノウハウを教
前回、成熟経済下における「顧客起点のKPI」の基本的な考え方を紹介した。この論考は、それなりの反響があり「より具体的な運用方法を教えてもらいたい」という質問が押し寄せた。私が提唱する「顧客起点のKPI」の運用、今でも産業界が疑いもせず使っている「商品起点のKPI」が産業を地獄に陥れている構造とDXが進まない原因をご説明しよう。 我々が使っているKPIは、すべて顧客無視の商品起点 まず、先週号で私が提示した「次世代のKPI」は以下のようなものだ CPA<LTV(客単価/年 x 離脱までの期間 x 粗利率) 流入顧客 > 流出顧客 (ROAS*向上とブランド力強化) *Return On Advertising Spend、広告の費用対効果 告白すれば、私自身が近著『生き残るアパレル死ぬアパレル』(ダイヤモンド社)にて、4KPI**を挙げ、これまでアパレル企業ごとに定義も運用も異なっていた「商
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