﹁四条烏丸﹂は、なぜ﹁烏丸四条﹂とは呼ばれないのか?京都観光をしていると、交差点やバス停などで通りの名前を組み合わせた地名をよく目にします。 ただ、東西の通りが先になったり︵四条烏丸︶、南北の通りが先になったり︵烏丸五条︶と、ばらばらなことに気づくと不思議に思うかもしれません。 視聴者の方から寄せられたこの疑問を深掘りすると、京都の1200年の歴史がかいま見えてきました。 ︵NHK京都放送局 田村允記者︶ 京の地名は“通りの組み合わせ” ※京都市のホームページの図をもとに簡略化しています 実際はもっと複雑です 京都市の中心部は、通りが町を区切り、碁盤の目のようになっています。 通り名は、赤字の部分を上からつなげ﹁まるたけえびすにおしおいけ、あねさんろっかく・・・﹂という﹁わらべうた﹂にされるほどよく知られ、地名は東西の通りと南北の通りを組み合わせて示されます。 例えば﹁烏丸御池﹂にあるNH