ブックマーク / moji-memo.hatenablog.jp (3)
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以前﹁雪だるまの親子関係﹂という記事を書いたことがある。そのころ、Unicodeに雪だるまは1つ︵U+2603 SNOWMAN︶しか入っていなかった︵下図、左端はUnicodeの例示字形︶。 その後、Unicode 5.2で、降雪なしの雪だるま︵U+26C4 SNOWMAN WITHOUT SNOW︶と黒雪だるま︵U+26C7 BLACK SNOWMAN︶が入った。これにともない、U+2603 SNOWMANの例示字形も、他の2つと統一感のあるものに変更された。雪だるま3兄弟の例示字形はかなり抽象化されており、雪だるまというより、むしろサルの顔のアップに見える。 Unicode 5.1以前には、U+2603 SNOWMANにおける降雪の有無は包摂されていたと見なすことができるが、Unicode 5.2で白雪だるまの﹁降雪あり﹂と﹁降雪なし﹂はU+2603とU+26C4に包摂分離される。この
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Mavericksでは、文字ビューアの﹁絵文字﹂から一部の絵文字を入力すると、﹁これは絵文字ですよ﹂ということを示す符号︵U+FE0F︶が自動的に付加されるようになった。また、文字ビューアの﹁矢印﹂﹁囲み文字﹂﹁象形文字﹂﹁標識/標準記号﹂などから一部の文字を入力すると、﹁これは絵文字ではありません﹂ということを示す符号︵U+FE0E︶が付く。 このような特殊な符号︵VS: Sariation Selector︶によって、文字を﹁絵文字スタイル﹂で表示するか否かを区別するしくみが、絵文字バリエーション・シーケンス。入力した文字にVSが付くかどうかは、文字ビューアの表示で確認できる。 文字ビューアのチャートが﹁Unicode﹂の場合は、VSが付かない。 そのようなわけで、親字は同じU+2600であっても、﹁素のU+2600﹂﹁非絵文字スタイルのU+2600 U+FE0E﹂﹁絵文字スタイルのU
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﹁改定常用漢字表﹂に対する意見募集は、2009年の3月から4月に行われたのが1回目︵http://www.bunka.go.jp/oshirase_koubo_saiyou/2009/shin_kanji_ikenboshu.html︶、現在行われているのが2回目︵http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1050&BID=185000443︶だが、1回目と2回目では﹁亀﹂の﹁いわゆる康熙字典体﹂として丸括弧内に掲示された﹁龜﹂の字体が違う︵下図︶。 今回︵2回目︶の﹁龜﹂は、JIS X 0208またはJIS X 0213の例示字体と異なっており、Adobe-Japan1-6にも入っていない。関連するエントリは﹁カメの書き順とか画数とかをめぐって﹂。
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