1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科︵博士課程︶単位取得退学。中国・南開大学に留学後、ジャーナリストとして活躍。著書に﹃幸福な監視国家・中国﹄︵共著、NHK出版︶など多数。千葉大学客員准教授を兼務。 電気自動車︵EV︶はこのまま普及するのか、それとも壁にぶち当たって失速するのか。 この数年というもの、飽きるほど聞いた論争だ。﹁脱炭素は世界的な潮流であり、逆転することはない﹂﹁実際に保有すればわかるが、加速性能や乗り味、あるいはOTA︵オーバー・ザ・エアー、無線によるソフトウェアアップデート︶などのユーザー体験は内燃車を上回っている﹂﹁実現間近の自動運転との相性の良さ﹂など普及派の論を聞くと、なるほどなるほどとうなずいてしまう。 一方で、﹁高額なバッテリーを使うEVは割高。補助金がなければ誰も買わない﹂﹁EVの製造時に莫大なエネルギーを消費するほか、充電するための電気を作るのにも温室
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