役に立つ経済学 経済学者の中に役に立たない話をする人がいることは、経済学が役に立たないこととは違う。﹁共有地の悲劇﹂の典型的な例であるタクシー自由化が招いた現状は、まさに経済学の法則を無視した施策に他ならない。深夜のタクシー乗り場を見て、この問題を自由化の“成果”だという人がいたら、その人の目は節穴以下の何物でもない︵いい加減、気付けよ︶。これが、たとえば豊川博圭氏が﹁新しい道路運送法の需給調整スキーム案﹂という提案にあるような、﹁競争の生じるところで自由化し、競争の生じないところでは規制を働かせる﹂という“経済学的に正しい方法”をとっていれば、現状は大幅に改善することだろう。 ﹁嫌なら止めればいい﹂という傲慢 昨日のエントリに対して、すがりさん*1から次のようなコメントをいただいた。 本当にひどい話です。 でも、レコード会社も新譜発売1年後はレンタル禁止できるはずなのに禁止しないし、作詞