ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (3)
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あるタレントのブログを﹁デスブログ﹂と呼ぶ人たちがいる。﹁このデスブログに書かれた人物や企業などはかなりの確率で不幸に見舞われるため、﹁デスノートのブログ版﹂としてこの名が定着している﹂︵ニコニコ大百科による説明︶のだそうだ。今問題になっているボーイング787旅客機についてもこのブログで言及があったという情報が出ていたが、それだけでなく、少なくとも過去数年にわたって、数多くの例で、何かよくないことが起きるとこの﹁デスブログ﹂が検索され、﹁ほうらやっぱり書いてあったやっぱりデスブログだ﹂と囃し立てる事例が、少なくともネット上では相次いでいる。 この件、前々から気になっていた。これは﹁いじめ﹂ではないのだろうか。 誰のブログであれ、特定のブログが﹁デスブログ﹂であるという科学的根拠はない。そのブログに何か書かれたことによってその対象に悪いことが起きる、という事実はない。一般の人々がすべて科学的
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京都の男子大学生6人がコンパで酒に酔った女子大学生1人を集団で暴行したとして、集団準強姦の疑いで逮捕された件は、その事実自体もさることながら、その後の大学側の対応やらネットの書き込みやらで、まだ大きな関心を呼んでいるらしい。ともあれまず、被害者の方に心よりお見舞い申し上げる。この犯罪自体をネタにするつもりはない。 とはいえ、この件については私も関心がある。過去に何度も書いたテーマなのだが、最近の話題に関連していることもあるし、﹁実例﹂を目の当たりにすると、やはり一言触れずにおくわけにはいかない。 ﹁彼ら﹂、つまりその男子大学生らは、﹁あのゲーム﹂や﹁あの類のゲーム﹂をやっていたのだろうか。 ﹁あのゲーム﹂﹁あの類のゲーム﹂というのは、もちろん今巷で話題のアレだ。 ﹁レイプ描写で国際問題に…アダルトゲームの是非‥児童ポルノ法改正めぐり論議再燃﹂︵ZAKZAK 2009/06/02︶ レイプ描
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昨年6月12日のスタンフォード大学卒業式でSteve Jobsが行ったスピーチが話題になってからもう1年になる。これについては、市村佐登美氏による名訳がとむさとう氏のメールマガジン経由でかなり広く出回ったと思う︵注‥この部分は修正した。コメント欄参照︶。それに対抗する意図も何もないんだが、最近これを授業でとりあげた際に、山口版の訳を作ったので、いまさらとは思うが、転載しておく。教育機関向けの利用を許諾していただいているから、とむさとうさんの訳をそのまま使ってもよかったわけだが、もとになっているスタンフォードのサイトにある文章がJobsの実際にしゃべったことと微妙にちがっていることと、訳文の文体に関する個人的好みなんかの点から、自分でやってみた。結果として文章が似通っているところも多いが、一応独自の訳のつもり。 I am honored to be with you today at you
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