広辞苑に関するmshkhのブックマーク (3)
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それで、思い出したことがあった。これも、どこかに書いた話ではあるけど。 井上ひさしの﹁本の枕草子﹂に、﹁世界に一冊しかない本﹂というエッセイがある。井上は、10年間の間、広辞苑にメモを書き続け、その結果、その広辞苑が世界に一冊しかないものになったということである。たとえば、広辞苑の﹁きず﹂という項に、井上ひさしは以下のように書き込んでいるという‥ たとえば、︵注‥ 広辞苑の︶ 531ページの﹁きず﹂という項目を見てみよう。世の中に氾濫する広辞苑には、 きず ︹傷・疵・瑕︺ 1.切ったり売ったりして膚や肉の損ずること。またその箇所。けが。2.︵以下略︶ としか記載がないが、わたし︵注‥ 井上ひさし︶のは違う、さらに次の如き説明が付記されているのだ。 瑕 ︵宝石の場合にこの字を用いる︶ 疵 ︵物の表面にあって︶︵以下略︶ ﹁世界に一冊しかない本﹂︵井上ひさし︶上の note にも書いたように
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今月12日、新村出編﹃広辞苑﹄第七版︵岩波書店︶が出た。ネット上では早くも、﹁LGBT﹂の語釈に誤りがある︵のちに﹁しまなみ海道﹂の件も報道された。1.22記︶ということで話題となっている。 第五版の宣伝文句は﹁私が、/21世紀の/日本語です。﹂、第六版のそれは﹁ことばには、/意味がある。﹂、そして今回は、﹁ことばは、/自由だ。﹂である。 また、六版の予約特典は﹃広辞苑一日一語﹄︵新書判︶だったが、今回の予約特典は三浦しをん﹃広辞苑をつくるひと﹄︵文庫判︶である。 まだ中身をじっくり見たわけではないが、気づいた点や、変更点などについていくつか述べておく。 まず後ろから見て気づいたが、最後の採録語が変わった。六版までは末尾が、 ん‐と‐す→むとす。﹁終わりな―﹂ という空見出しであって、作例がなかなかしゃれていたのだが、七版はその後に、 ん‐ぼう バウ︻ん坊︼︽接尾︾︵多く動詞の連用形に付く
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