2011-01-25 當山日出夫 先日の、ウィキペディア10周年の会で話したこと、特にその結論部分を、まとめておく。 結論を整理すると以下のようになる。いまのウィキペディアについての議論は錯綜している。それを整理するならば、︵特に、教育、それも高等教育という観点から考えてみよう、︶ 第一に、ウィキペディアからであれ、なんであれ、剽窃︵コピペ︶はダメであるということ。ウィキペディアからのコピペ︵剽窃︶がよく話題になる。しかし、剽窃がいけないのは、別に、WEBにかぎったことではない。紙の本からだって、書いてあることを、そのまま、ことわりなしに、書き写しておくのは厳禁である。きちんと﹁引用﹂し、さらに、その﹁出典・典拠﹂を明記しなければならない。これは教育の基本。 第二に、信頼できるかどうか、という点。ウィキペディアだから信用できない、という判断は、短絡的にすぎるであろう。なかには信頼にたる項目