食と考え方に関するmythmのブックマーク (5)
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先日スープカレーを作りました。スープは市販の素、チキンは塩してグリル、野菜は蒸して素揚げ、最後に一皿に盛り合わせます。おいしくできたのでいいのですが、こんなに各々バラバラに調理して最後にガッチャンコする料理ってなかなかないなと思いました。スープカレーの仲間、ご存知ですか? ﹁スープカレーとは椀盛の一種である﹂ というのが自論です。 椀盛っておわかりですか? これはいわば懐石料理のメイン料理で、別々に調理したいろんな具を取り合わせ、そこに調味したダシをたっぷり張る料理。 一見﹁具沢山の汁物﹂ですが、豚汁のようにエイヤで全てを一緒に煮るものとは根本的に別の、贅沢な料理です。 よく似たものに会席料理の﹁碗物﹂もあります。こちらはもう少しコンパクトでシンプルですが。 椀盛には必ず明確な主役が入ります。真丈とか焼いた魚とか、この時期なら牡丹鱧とかですね。そこに別で炊いた野菜や、湯葉や焼いた生麩、など
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﹁あなたは動物が好きですか?じゃあ、どうしてその動物を殺して食べることができるのですか?﹂ 最初に伝えておこう。 この記事は、とんでもなく長い。 私が書いた作品の中で比較しても、本の次に長い。 それはこの問題を取り上げるにあたり、一ヶ月以上にわたる密着取材を行なったのち、当事者と専門家にもインタビューを行い、それらを全て、ひとつの記事につめこんだからである。 (雨の日の取材) 興味のない部分は、飛ばしてもらっても構わない。 だけど私は、人間が多くの命を犠牲にしているとういう事実がある限り、どんなに面倒臭くても知るべきだという思いでこれを取り上げた。 ちょっと時間がかかるかもしれないけれど、もしもあなたが﹁肉﹂を食べたことがあるのなら、どうか最後まで読んで欲しい。 ーーー まずは問いかけたい。 あなたは動物が、好きですか? この質問を通してみなさんの頭に浮かんでくるのは、きっと一般的に﹁愛玩
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予約3ヶ月待ちのお店でわたしの送別会を開いてもらえることになっていた。 プライベートではなかなか手が出ない価格帯だけど、界隈ではかなり有名だったので楽しみだった。 自分で言うのも何だが仕事は人並み以上にこなしていたしキャリアもそこそこで周囲からは信用されていた。 寿退社という円満退社だし、引き継ぎの新人教育も手を抜かずしっかりやった。 だからそれくらいのご褒美をもらうにふさわしいだろうと考えていた。 ところが、来週という段階になって突然幹事がわけのわからないことを言い始めた。 ﹁新しく入った〇〇さんと〇〇さんも参加したいっていうんだけどいいかな?﹂ はぁ。別にそれは一向に構いませんけど、予約3ヶ月待ちの店でそんなことできると思ってます? 口には出さなかったが当然無理だろうと思っていた。 ところが、翌日幹事は信じられないことを口走った。 ﹁やっぱり人気店だけあって人数の追加は無理だったよ。だ
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回転寿司に行くと焼き肉やコーンがのった寿司が当たり前のように回っている。回転寿司は自由だ、寿司の無法地帯なのである。僕はその中でもエビアボカドマヨネーズが好きだ。ネットで調べるとこういう寿司は﹁邪道寿司﹂と呼ばれているらしい。 邪道と呼ばれているくらいなのだから、本業のお寿司屋さんはもしかしたら回転寿司のことを﹁てやんでい!あんなの寿司じゃねぇよ、バカ野郎!﹂と思っているのかもしれない。 実際はどう思っているのか知りたくなったので、浅草の寿司屋に行って店主に邪道寿司を食べてもらって感想をもらうことにした。 大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら﹁おもしろ記事大賞﹂で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いな食べ物はプラスチック。︵動画インタビュー︶ 前の記事‥自分のグッズがでるガチャガチャが作りた
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年間470万食を配る1,300以上の企業・団体と提携し、毎年470万食を人々に届ける*1。 その日本最大のフードバンク﹁セカンドハーベスト・ジャパン︵2HJ︶﹂を率いるのが、創設者でCEOのチャールズ・E・マクジルトン︵チャーリー︶だ。 元米兵で、東京・隅田川沿いでのホームレス経験をもつ﹁ヘンなアメリカ人﹂は、なぜ、どのようにして、今日に至ったのか。 本人に聞いた。 ―――― 東京・秋葉原駅から5分ちょっとの総武線沿いに2HJの本部はある。 本部と言っても、ガード下を活用した倉庫兼事務所や、隣接する古い雑居ビルの一室など、お金のある感じはない。 しかしここが、年間470万食を﹁十分に食べられない人々﹂に送り出す司令塔となっている。 2HJ本部外観︵特に断りのないかぎり、写真提供はすべて2HJ︶食はライフライン﹁食はライフラインだ﹂とチャーリーは言う。 ライフラインと聞くと、私たちは水道やガ
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