高校球児の「イマドキ」を探ろうと各校を回ってみると、宮崎商の五反田大輔主将(3年)がそう教えてくれた。やはりスマートフォン(スマホ)やタブレットの活用が浸透していると感じたが、話を聞いてみると彼らの場合は少々事情が違った。 県内のほとんどの高校ではスマホ・携帯電話を校内へ持ち込むことが原則禁止されている。そこで球児たちの多くは自主トレの時間を使い、自分のフォームを撮影するなどスマホを活用している。だが、宮崎商野球部の場合はその制限がさらに厳しく、学校外で使うことも許されない。つまり「携帯」はおろか、「所有」すら認められていない。 「高校時代の3年間は、スマホを触りたい気持ちを抑えて、学業と野球に打ち込んでほしい」。指導者には、そんな思いがある。 冨永好希投手(3年)は、中学卒業時にスマホを買ってもらったが、1カ月も使わないうちに入部後、中学生の弟に泣く泣く譲った。「他校や他部の友達がツイッ
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