ブックマーク / www.jprime.jp (6)
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﹁やっと夢が叶ったと思ったら、わずか半年でこんなことになってしまった。やりきれないですよ……﹂ 現役自衛隊員のAさんは、悔しそうにそうこぼした。2月3日、防衛省へパワハラの告発をしたあとに不当逮捕されたとして、国に向けて慰謝料約1000万円を求める訴訟を起こしたのだ。 ﹃週刊女性PRIME﹄は、当事者であるAさんと、彼と連名で裁判に参加しているパワハラ被害者で元自衛隊員のBさんの2人に取材し、今の思いを聞いた。Aさんは40代の男性で、勤続約20年のベテラン。BさんはAさんと同じ職場で働いていた20代の男性だ。 ﹁逮捕される半年前から、以前から志望していた、自衛隊内にある診療放射技師を育てる専門学校の教官をしていました。若い隊員のなかには、体力の問題でやめていく子も多いんですけど、この仕事だと被災地に医療支援で行くこともあり、やりがいを持って働けます。私自身、直接民間の方から“支援してくれ
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人気作品を次々と生み出していた園子温。左から'09年の﹃愛のむきだし﹄、'10年の﹃冷たい熱帯魚﹄、'11年の﹃ヒミズ﹄ 日本映画界に波紋が広がっている。映画監督の榊英雄、俳優の木下ほうかによる“性暴力”が明るみに出たのだ。 ﹁﹃週刊文春﹄で複数の女優が榊監督から性行為を強要されたと告発。彼は事実を一部認め、公開直前だった映画﹃蜜月﹄と﹃ハザードランプ﹄は公開が中止になりました。木下さんも複数の若手女優に性行為を強要していた過去が報じられ、放送前のドラマから降板。芸能活動も無期限休止することになりました﹂︵スポーツ紙記者︶ 一連の報道を受けて、西川美和、是枝裕和などの映画監督有志らが、 ︽加害行為は、最近になって突然増えたわけではありません。残念ながらはるか以前から繰り返されてきました︾ と声明を発表。その一方で、井筒和幸監督は、 ︽日本映画の業界全体が色眼鏡で見られてしまうことが問題。監
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5月5日、東京五輪の本番コースを使用した、テスト大会に位置付けられた﹃北海道・札幌マラソンフェスティバル2021﹄が開催された。一般ランナーの参加中止措置がとられた同大会が終了すると、その午後に北海道は﹁まん延防止等重点措置﹂を国に要請。そして札幌市は、新たに126人の新型コロナウイルスの感染が市内で確認されたことを発表したのだった。 ﹁2回目の緊急事態宣言が全国で3月21日に解除され、その4日後に聖火リレーがスタート。そして4月25日に4都府県に発令された宣言も、当初は5月11日までという短期間に納めようとしていました。5月17日にIOC︵国際オリンピック委員会︶のトーマス・バッハ会長の来日が調整されていたことから、これも“五輪ありきの施策ではないか”との見方がされています。 東京五輪の強行姿勢を崩そうとしない菅義偉首相をはじめとする政府、そして都知事の小池百合子に対する国民、都民の不信
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﹁生活保護の申請をしたい﹂横浜市の神奈川区福祉事務所を訪れたひとりの女性が申し入れた。すると面接担当者は誤った条件を提示し、本来は有効のはずの申請書を受け取らなかった。市は対応の不適切を認め、謝罪会見をすることになったが、なぜ、このようなことが起こるのだろうか。今回、福祉事務所に抗議した、生活困窮者の支援活動を行う﹃つくろい東京ファンド﹄の小林美穂子氏が、その全容を語る。 福祉事務所が生活保護めぐり虚偽の説明 仕事と住まいを失った女性Aさんの所持金は9万円でした。数日後には携帯代金や各種支払い︵約2万円︶が引き落とされる予定となっています。先行きが不安だったAさんは、節約をしようと考え公園で過ごしていました。 そして翌日の2月22日、Aさんは横浜市神奈川区の福祉事務所を訪ね、アパートで生活できるよう生活保護の申請をしたいと申し出ました。 ところが、対応した福祉事務所の職員は、生活保護の申請
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築地で働いていたころ。﹁観光客の人がいっぱいいて、女の子に﹃ターレー乗ってく?﹄と言って断られたことなかったもん︵笑︶﹂ 撮影/古賀大郎 日大の写真学科の学生だったころ。﹁大学1年生のとき、バイクで事故ってひざの下を割ったことがあるんです。当時は保険証がなくて、自分で10針ほど縫いました﹂ 暴力団相手に体当たりの取材を重ねて約30年。監禁や襲撃などを経験してもなお、裏社会に斬り込み、誰もが忌避する世界のトビラを開け続けてきた。銃で撃たれたあの日から、﹁暴力﹂を追い続ける男を突き動かしてきたものとは──。 魚を食べたら密漁の共犯? 今年もサンマが高い。それでも、醤油︵しょうゆ︶を垂らした大根といただく脂の乗ったサンマは、この季節には欠かせない旬︵しゅん︶の味覚だ。しかし、誰もが口にする魚がヤクザの密漁で捕獲されたものだとしたら──? 暴力団による海産物の密漁や密流通が横行している。つまり、知
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6月5日。祝前日や休日でもない平日の夜、東京都世田谷区にある居酒屋は、立ち客が出るほど繁盛していた。この日は、コカインを摂取したとして、4月2日に麻薬取締法違反で起訴されたピエール瀧こと瀧正則被告の初公判が行われた。 この日、繁盛していたのは、瀧被告がオーナーになるはずだった店だ。逮捕を機に経営にはノータッチになったという。しかし、いま唯一の“活動”をこの店で行っている。 ﹁お店のBGMとしてかけられている音楽は、実は瀧さんのセレクト。プレイリストを作って送っているんだそうです。音楽関係の方も多く来店する店ですが“この音、カッコいいね”と評判もいいですね。オーナーになって開店を見守ることができなかったからか、何かしてあげたかったのかもしれないですね﹂︵音楽業界関係者︶ 記念アルバムをリリースのウラで…… ストレスから薬物に手を出してしまったが、優しい一面も見せる。最近、世間を賑わせたあのカ
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