ブックマーク / president.jp (8)
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小学生に教えるために編集者歴17年の父親が本気で考えた…﹁きちんと伝わる文章﹂を書く10のコツ ﹁説明ができる﹂とは﹁生きる力がある﹂ということ ﹁読みにくい文章﹂にはどんな特徴があるか ②1つの文に2つのことを書かない 子供は特に論理構成に不慣れなので、一文にいろいろ詰め込むと文章がめちゃくちゃになりがち。一文に書いていいのは1つの事項、次の説明はいったん﹁。﹂で区切って別の文にする、と決めるとだいぶすっきりする。私も文章を書いていて、こんがらがってきたな、と思ったらいったん文を分けるようにしている。文が簡潔になるだけでなく、別の文と順番を入れ替えて整理することがしやすくなる。 ③説明していない数や概念をいきなり出さない 説明不足を防ぐ技。説明に使っていい数は、問題文にある数と、自分が書いたそこまでの説明文中に出てきた数だけ。それ以外の数が出てきたら途中の説明が抜けている。数に限らず、問
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食べ方に迷うものを上品に食べるには、どうすればいいのか。マナー講師の諏内えみさんは﹁ちょっとした工夫で美しく食べられる﹂という。諏内さんの著書﹃もっと!﹁育ちがいい人﹂だけが知っていること﹄︵ダイヤモンド社︶より、カレーライス、ハンバーガー、小籠包、ピザなどの食べ方を紹介しよう――。 ライスを寄せながら食べると食後のお皿がきれい カレーライスを食べ終えたとき、お皿にルーがたくさんついている状態は気になりますね。ここではその心配を最小限に抑える食べ方をお伝えします。 一般的にカレーのルーをライスに移動させながら食べる方が多いようですが、ルーとライスの境目のところから食べ始めてみてください。 その後も、食べ終わった部分へライスを寄せていきながら、同様に境目のところから食べ進めていきます。こうすると、都度寄せていったライスがルーの跡を拭ってくれるため、食後のお皿がきれいな状態となるのです。カジュ
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やり抜く力に代表される﹁非認知能力﹂は、将来の成功に影響するとされ幼児期からの育成が注目されてきました。しかし、脳科学が専門の細田千尋さんは、そこには誤解があると指摘。﹁非認知能力は思春期、青年期以降も伸びていく能力であり、その発達には家庭での親の養育態度が大きく影響する﹂と話します――。 非認知能力に“三歳児神話”が出現 最近よく、﹁子どもの非認知能力を育てるにはどうしたらいいのでしょう?﹂という質問を受けます。﹁3歳までが重要と、研究で示されていると聞きました、本当でしょうか?﹂ということまで聞かれて、3歳児神話が新たなかたちで生まれていることに愕然とします。また、幼稚園やお教室などの先生が、非認知能力を育む必要性を力説されているのを耳にすると、一般的にはまだ誤解の多いことを痛感します。 そこで今回、﹁非認知能力﹂における誤解と、﹁非認知能力﹂を伸ばすのに重要な要因についてご紹介してい
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﹁燃えあがる怒りを抑えられない﹂。その悩みは﹁怒りを抑えよう﹂とする限り消えない。﹁新しい仏教﹂が授ける想定外の解決法とは──。 瞑想や苦行に逃げず﹁煩悩﹂に親しむ 私は禅宗の僧侶です。思うところあって、28歳で東京大学大学院を中退し、曹洞宗の修行道場に入門しました。翌年に僧侶となり、33歳のときに渡米。マサチューセッツ州の小さな坐禅堂で、2005年までの17年半、坐禅を英語で指導していました。 仏教、とりわけ坐禅に関心をもつアメリカ人は少なくありません。見ることのできない神を信じなさいと言われるキリスト教に比べて、仏教のアプローチはすごく具体的です。身心を調えて静かに坐ることが、そのまま仏教を“やる”ことになるからです。 アメリカの坐禅会では、﹁自分自身の怒りっぽい性格に困っています。坐禅を組めば、性格を変えられますか﹂という相談をよく受けました。私はいつも、こうアドバイスしていました。
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満足しているのに、充実していない人 現代において、﹁格差﹂という言葉は、単に﹁程度の差がある﹂ということをいうのではなく、社会問題の意味合いをもって使われます。 その﹁格差の問題﹂ですが、これまでは、生活の“水準”や教育・福祉など公共サービスの“レベル”など、社会的な基準で測ることができるようなものがほとんどでした。 しかしここのところ、社会的に与えることができる・保障することができるような外的なものではない、人間一人ひとりの精神的・内面的なものの格差が、深刻な問題になりつつあるように感じます。 その1つが、﹁充実感﹂の格差です。 例えば、﹁社会的に立派な仕事や役職に就いていて、給料などには満足している。でも、毎日会社にいくだけで、人生がまったく充実していない﹂というような人がいる一方で、﹁給料は安いけど、趣味があり、友達もたくさんいて、毎日が充実している﹂というような人もいるわけです。
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﹁残業代ゼロ﹂の対象はいったい誰か?4月3日、安倍政権は﹁残業代ゼロ法案﹂︵労働基準法改正案︶を閣議決定した。いよいよ国会に提出され、与党の圧倒的多数のもとで法案成立も確実視されている。筆者はこのほど﹃2016年残業代がゼロになる﹄︵光文社︶という本を出版した。言うまでもなくこの法案が多くのサラリーマンに取り返しのつかないデメリットを与えるものであるかについて論じたものだ。 政府は﹁高度プロフェッショナル制度﹂と呼んでいるが、最大の関心は誰が対象になるかである。 しかし、政府が公表している審議会の報告書や法律案要綱からはその具体像がはっきりしない。3月2日に公表された厚労省の﹁法律案要綱のポイント﹂では﹁高度の専門的知識等を必要とし、職務の範囲が明確で一定の年収要件︵少なくとも1000万円以上︶を満たす労働者﹂としている。だが、年収以外の﹁高度の専門的知識が必要となる業務﹂は極めて曖昧
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2014年12月、イオンモールが西日本の旗艦店と位置づける﹁イオンモール岡山﹂を開店させた。特色はJR岡山駅から徒歩5分という立地。イオンモールはこれまで郊外に巨大モールを出店してきたが、初めて政令指定都市の一等地に出店し、モール初出店の﹁ネストローブ﹂など郊外型のモールにはない﹁高感度﹂の店を揃えて新味を加えた。一方、ネットの発達で、トレンドはすぐに地方へも波及するようになった。空間や商品構成がそっくりの﹁高感度﹂店が、最近多くの地方にあふれている。つまり、全国各地のあらゆるレベルの消費と風景が﹁金太郎飴﹂のように無個性になっている。私は拙著﹃埼玉化する日本﹄で、この、どのフェーズの消費も均質化している現象を﹁埼玉化﹂と名づけた。 東京生まれの私はファッション誌でも仕事をしており、﹁感度の高い消費者﹂という自負があり、モール消費とは縁がなかった。その私があえて06年から埼玉に住んでいる。
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居酒屋大手のワタミが、1996年の上場以来、初めての赤字に転落した。主力の外食事業の既存店売上高は前期比で7%減で、連結最終損益は49億円の赤字。今期は同社の居酒屋の1割にあたる60店を閉店すると発表している。このほか﹁甘太郎﹂などを運営するコロワイドは前期比で3%減、﹁はなの舞﹂などを運営するチムニーも4%減となるなど、居酒屋チェーンは総じて苦戦している。 居酒屋にとって、かねてからの経営課題は﹁若者の酒離れ﹂だ。国民健康・栄養調査によると、20代の8割は飲酒習慣︵1日に1合以上飲む日が週3日以上︶をもっておらず、飲まない人は徐々に増えている。 居酒屋に活路はないのか。若者の消費分析を専門とする博報堂のマーケッター・原田曜平氏に聞いた。 ﹁さとり世代﹂はビールで乾杯しない 現代の若者は﹁さとり世代﹂と呼ばれます。消費をしない、上昇志向がない、恋愛に淡白。そんな消極的な性格を、さとりをひら
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