経営の世界でよく見かけるものの、日本語に訳しにくい英単語がある。art、design、managementなどがそうだ。中でも翻訳不能と言える単語が“integrity︵インテグリティ︶”である。かのピーター・ドラッカーが、マネジメントの担い手の﹁決定的に重要﹂な資質として挙げたのがintegrityであった。 ドラッカーでさえ﹁定義が難しい﹂と書いている ドラッカーのほぼすべての著書を訳している翻訳家の上田惇生氏︵ドラッカー学会会長︶は、integrityを﹁真摯さ﹂と訳している。 これだけ重要なintegrityとは何か。ドラッカーでさえ﹁定義が難しい﹂と書いている。ただし﹁真摯さの欠如は、定義が難しいということはない﹂。ドラッカーが﹃現代の経営﹄で挙げている、integrityが欠如した人の例は以下の通りである。 ・人の強みではなく、弱みに焦点を合わせる者 ・冷笑家 ・﹁何が正しいか
![経営者の皆様、“インテグリティ”をお持ちですか?:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)